2018年 全国高等学校野球選手権大会 各大会優勝予想

【予想編】2018年夏の甲子園 ブロック別予想まとめ

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2018年夏の甲子園ブロック別予想まとめました。
どのチームが勝ち残ることができるのでしょうか。


 

1ブロック:聖光学院

甲子園常連校の3校に初出場の白山というブロックになった。東北王者の聖光学院がやや頭一つ抜けているか。

報徳学園聖光学院のカードは初戦屈指の好カード。実力伯仲の好勝負が期待される。

聖光学院は矢吹・須田・五味の中軸を中心に高い攻撃力を誇り、出場校中でも上位に入る破壊力を持つ。田野・横堀ら機動力の使える面々もおり、この打線は0に封じきるのは至難の業だろう。報徳学園はエース左腕の渡辺友が立ち上がりをうまく乗り越えて丁寧に投げていきたいところ。制球を乱すと一気に試合が決まってしまう可能性もあるだけに注意深く投げて3~4点に抑えていきたい。

一方報徳学園の打線はチーム打率こそ高くないものの、強豪との対戦が続いていたこともあって決して打力は低くない。1番小園は打って走れるスター選手で一発放り込む力も持っている。彼の出塁はチームに勢いを与えるため聖光学院としては避けたいところだ。聖光学院はエースの衛藤が万全の状態で臨めば失点はそれなりに抑えられそうだ。総合力で少し聖光学院に分がありそうだが、全く読めない展開だ。

 

もう一カードは愛工大名電白山による東海地区同士のお隣さん対決。ともに強打を誇る両チームの対戦は総合力で愛工大名電が優位に立つ。愛知大会を圧倒した攻撃力はすさまじく柳本・西脇ら左の強打者が並ぶ。白山の投手陣は最少失点に抑えていきたいところだが、おそらく5点ほどの失点は覚悟する展開となりそうだ。

白山が勝つためには打ち合いに持ち込むことが肝要。上位打線を中心に長打力があり、攻撃力では引けを取らないだろう。特にトップを打つ栗山は出塁率が高く、塁に出れば果敢に走ってくる。愛工大名電のエース秋山は強気の投球が光る好投手。白山の強力打線を相手に臆することなく攻めのピッチングを見せていきたい。

 

勝ち抜き予想…聖光学院


 

2ブロック:浦和学院

甲子園常連の4校が顔をそろえた激戦ブロック。どこが勝ち抜いてもおかしくないが、浦和学院が攻守のバランスの良さでやや抜けているか。

広陵二松学舎大付の対戦は投手力の差でやや広陵が優位か。広陵は速球派のエース森悠をはじめとして3人の好投手を擁し、広島大会7試合で7失点。森悠は最速149キロの速球と多彩な変化球が光る。二松学舎大付属は3番平間ら強打者を擁して東東京を勝ち抜いたが、投手力に不安を抱えるため最低でも4~5点は取っておきたいところだ。

一方、広陵の打線は今年もつながりが良く高田・吉岡の1,2番に始まり4番のスラッガー河端から下位打線まで好調な打者がずらりと並ぶ。絶対的エース不在の二松学舎大付としては先手先手を取って広陵打線をかわしていきたいところだが、やや分が悪いのは否めないだろう。なんとか5点までにはおさえたいところだ。

 

仙台育英浦和学院の対決はあの2013年の夏の初戦以来になる。因縁の対決は今回はやや浦和学院が有利か。浦和学院の投手陣は速球派右腕・渡辺と昨年からエース格の左腕・佐野の強力2枚看板を擁しており豪華な布陣だ。県大会では佐野を完全に温存しており、甲子園登板もありうる。仙台育英は大物うちこそいないものの機動力に長けており、得点力は低くない。塁上から浦和学院の好投手に圧力をかけたい。

仙台育英のエース田中は最速140キロ台の速球とスライダーを武器にする本格派。県大会終盤に調子を上げており、本来のピッチングができれば大量失点はなさそうだ。しかし、浦和学院の打線は4番蛭間を中心に下位まで強打者が並んでおり、3~4点の失点は覚悟しなくてはならないか。ピンチを迎えても最少失点で封じ込めたいところだ。

投手力の差でやや浦和学院に分があるか。

 

勝ち抜き予想…浦和学院


 

3ブロック:星稜

県大会を圧倒的に勝ち抜いた星稜が軸になるか。しかし、中央学院・済美・慶応義塾・高知商など骨のあるチームが多く、勝ち抜くのは簡単ではないだろう。

 

栄えある開幕戦を戦うことになったのは星稜藤蔭。この対戦は星稜が優位だろう。決勝で2人で7ホームランを放った星稜の竹谷と南保は大会でも屈指の強打者。この2人を中心に長打のある星稜打線を藤蔭のエース市川がどうかわしていけるかがカギとなる。チェンジアップによる緩急でうまくタイミングを外したい。

一方、藤蔭の打線は奥園・御手洗・内田の上位打線が中心。特に3番御手洗は状況判断にも優れる好選手だ。この3人で星稜の右腕・奥川のストレートをとらえないと勝機は薄い。星稜の投手陣は石川大会で5試合無失点と抜群の安定感を誇る。本来の力を出せればそう失点はしないだろう。藤蔭打線がどこまで食らいつけるか。

 

初日第二試合は済美中央学院の好カード。済美は去年に続いて初日の第二試合となったが、総合力でやや中央学院が有利か。中央学院はエース大谷が故障した中で技巧派右腕・西村が好投。右サイドからストライクゾーンを幅広く使った投球を見せる。4番池内を中心とした済美のフルスイングをうまくかわせるか。技巧派の腕の見せ所だ。

一方、済美の右腕・山口直はオーソドックスなタイプの右腕。ストレートとスライダーを武器に力勝負するが、中央学院の4番大谷にまともな勝負は危険が大きい。大谷の脇を固める打者も好選手が並ぶだけに、うまく打線を分断していきたい。中央学院としては選抜に続いて四国の名門との対戦となったが、今回こそ初勝利を挙げたいところだ。

 

慶應中越はグレーのユニフォーム対決。こちらは投手力の差で慶應義塾が有利か。慶應のエース左腕・生井はストレート・変化球ともに力があり、県大会では東海大相模の強力打線を抑え込んでいる。中越の打線は打つだけでなく足や小技も絡められるため、塁上からプレッシャーをかけて揺さぶりたい。打って勝つチームだけに最低でも3~4点は取りたいところだ。

一方、中越のエース山本は42イニングで46三振を奪った本格派。失点は多いものの、粘り強い投球が持ち味だ。慶應の打線は宮尾・下山を中心につながりがよく集中打が出るため、山本としては1イニングでの大量失点はさけたいところだ。慶應は上位打線に軒並み4割以上の打者が並び、まずは先手を取って有利に試合を進めていきたい。

 

第3ブロック最後の試合は高知商業vs山梨学院大付の実力者同士のカード。山梨学院大付のエース左腕・垣越は投球回数をはるかに上回る三振を奪う本格派。しかし、高知商業打線はあの明徳のエース市川から10得点を挙げており、チーム打率3割9分台と振りは鋭い。垣越vs高知商打線が勝負のカギを握っていそうだ。

一方、高知商のエース北代は重いストレートとスローカーブを武器に粘りのピッチングで投げぬいた本格派。馬力のある体格でスタミナは問題なさそうだ。山梨学院大付の打線は清峰を率いた吉田監督のもとで丸太トレーニングによって鍛え上げられたパワフル打線。4番中尾は打率6割越えの強打者だ。

 

勝ち抜き予想…星稜


 

4ブロック:大阪桐蔭

やはり中心は2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭だろう。初戦の相手・作新学院をはじめ、どこがこの絶対王者を止められるか。

 

大阪桐蔭と2年前の覇者・作新学院の対戦は1回戦屈指の好カード。大阪桐蔭の優位は揺るがないが、作新学院の強気の攻めが何かを起こす可能性は十分ある。大阪桐蔭は根尾・柿木・横川の強力3本柱の中から誰が先発するかに注目。作新学院は4番磯、5番沖の2人のポイントゲッターの前にランナーをためたいところ。まずは大阪桐蔭の投手陣のストレートに振りまけないようにしたい。

作新学院の高山は制球力の高い好投手。最速も140キロを超えており、17回を投げて17三振を奪っている。タレントぞろいの大阪桐蔭打線に対して丁寧な投球で抑えていきたい。大阪桐蔭打線を抑えた履正社・濱内の投球を参考にし、うまく緩急も使っていきたい。2番手の林もコントロールが良く、2人とも試合を壊さないタイプだ。大阪桐蔭打線は府の決勝で23得点とスターぞろいで爆発力のある打線だ。根尾・藤原・中川の中軸は大会屈指の存在だ。

 

北照沖学園は南北対決となあった。総合力で北照に少し分があるか。北照のエース左腕の原田は左横手からの角度あるピッチングが持ち味。51イニングで50三振を奪った。チェンジアップでタイミングを外すすべも持っており、失点は計算できそうだ。初出場の沖学園は逆転劇の連続で強豪ぞろいの南福岡を勝ち上がった。取られても取り返す攻撃が持ち味だ。

北照の攻撃の要は何と言っても4番の岡崎だろう。決勝のサイクルヒットをはじめとして予選5ホームランの長打力は大会屈指の存在だ。決勝で駒大苫小牧から15得点を挙げたように打ち出すと止まらない破壊力を持つ。沖学園のエース斎藤は7種類の変化球を駆使して抑える技巧派タイプ。4番岡崎を波に乗せないようにしたい。

 

旭川大高佐久長聖の対決は沼田vs佐久長聖打線の勝負がカギを握っている。旭川大の剛腕・沼田は常時140キロ台の速球で押せる本格派でスタミナもある。変化球も巧みに織り交ぜて守りのリズムを作る。佐久長聖は1番真鍋、4番西藤を中心にパンチ力のある打者が揃っており、沼田の速球をとらえることができるかが見ものだ。

一方、佐久長聖のエース林は準々決勝から3試合連続で完投しており登り調子。140キロ台のストレートをコントロールよく投げ込み、大崩れしない。旭川大高打線は打率5割2分6厘で9打点をマークした勝負強い4番持丸にチャンスで回す攻撃をしていきたい。1番を打つ平沢の俊足にも注目だ。

 

第4ブロック最後の試合は佐賀商高岡商の公立対決。がっぷり四つの好試合が期待されるが、攻守の安定感ではやや佐賀商が上か。高岡商のエース左腕・山田は最速148キロの速球が魅力で、制球さえよければそうは打たれないが、富山大会では11失点と苦しんだ。佐賀商は全員がバスターで打つチーム。山田の速球に食らいついてチャンスで4番古賀輝に回したい。高岡商は右サイドの大島も控えており、大島の先発も頭に入れておきたい。

佐賀商のエース木村は最速145キロの速球にスライダー、チェンジアップを混ぜる本格派。昨年の甲子園で打てずに敗れた高岡商打線としてはこの佐賀商のエースをなんとかとらえたいところ。チーム打率は4割を超え、4割打者6人を並べる打線は力強い。先手を取ってエース山田を楽に投げさせたい。

 

勝ち抜き予想…大阪桐蔭


 

5ブロック:智辯和歌山

強力打線を擁する智辯和歌山が一歩リード。近江・前橋育英などが強豪の打倒に腕を撫している。

 

智辯和歌山近江の近畿勢対決は1回戦ではもったいなさすぎるほどの好カードだ。打線の破壊力でやや智辯和歌山が優勢だが、攻守のバランスの良さでは近江も負けてはいない。近江の投手陣は林・金城の左腕2人に右腕・佐合が加わり、質量ともに豊富な陣容だ。林・文元・冨田・黒川と強打者がずらりと並ぶ打線に対して、制球ミスのないように投球し、なおかつうまく継投してつないでいきたい。1イニングの大量失点は避けたいところ。

智辯和歌山のエース平田は制球力が良く、カーブを使ってうまくタイミングを外す。右打者のインサイドも果敢に攻めることができ、うまく打たせて取る。近江打線は小柄な選手が並ぶも、ミート力が高くチーム戦術も徹底されている。つながりの良さは大会でも屈指だ。智辯の投手陣は平田以外にも池田陽や小堀らタイプの違う投手がいるが、重要な場面では平田に任せることとなりそうだ。

 

近大付前橋育英は大石と恩田の左右の好投手対決。しかし、打力と経験の差で前橋育英にやや分があるだろう。近大付のエース大石は中学時代に全日本代表に選ばれた逸材。140キロ台の速球とスライダーを武器にする本格派だ。前橋育英はチーム打率3割9分台と強力。昨夏の甲子園で2ホームランを放った小池を中心に粘り強さも持つ。打力で優位に立つため、大石を打ち込めれば勝機は大いに近づく。

前橋育英のエース恩田は群馬大会で40イニングを投げて防御率1点台の好投手。140キロ台の速球と切れのある変化球を擁し、安定感のあるピッチングが光る。決勝では健大高崎打線を6安打に抑えて勝利を呼び込んだ。近大付打線は爆発力はないが、勝負強さはある。川瀬・花田の1,2番は相手をかき回すことができ、大体大浪商のエース立石を攻略したように立ち上がりを攻め立てたいところだ。

 

益田東常葉大菊川の2校はともに打力が売りの対戦だが、総合力では常葉大菊川がやや上か。常葉打線は今年も積極的なスイングが持ち味。フルスイングはもちろんのこと、ノーサインで走る機動力もあり、波に乗った時のつながりは全盛期の2007年から2008年に匹敵するものがある。益田東のエース和田は思い切った投球が持ち味。常葉の機動力に振り回されずに投げぬきたい。

益田東も攻撃力は高く、チーム打率は3割5分に迫る。4番稲林は打率こそ低いものの、県大会終盤で2ホームランを放つなど調子を上げてきている。常葉のエース漢人は決め球のスライダーを武器に打たせて取る投球でリズムを作る。こちらは益田東の長打に気を付けて投げていきたい。

 

このブロック最後の試合は日南学園丸亀城西の対戦。打力で日南学園にやや分がありそうだ。日南学園の打線は県大会で富島や日章学園に打ち勝ったように取られても取り返す破壊力がある。坂元・蓑尾・門川の上位打線を中心にこの試合もある程度の得点は挙げてきそうだ。丸亀城西は大前と真鍋のタイプの違う2投手の継投で1試合トータルでうまく相手打線をかわしたいところ。

丸亀城西の打線は終盤の粘り強さが光る。県大会準決勝では英明の好投手・黒河を攻略して自信をつけた。上位から下位までつながりが良く、ビッグイニングが作れる。日南学園のエース辰巳はスライダーを活かした強気の投球が持ち味。2年生の庄田もスローカーブを使った技巧的な投球が光り、2人の打たせて取る投球でリズムを作りたい。

 

勝ち抜き予想…智辯和歌山


 

6ブロック:横浜

横浜・花咲徳栄と関東の強豪2校が入ったブロック。好投手を擁する金足農大垣日大・鹿児島実といった強豪も集い、どこが勝ち上がるか読みづらいブロックだ。

 

金足農鹿児島実は初戦注目の好カード。剛腕・吉田輝を名門・鹿実がいかに攻略するかが焦点だ。吉田は150キロの速球にキレのある変化球を混ぜる本格派で43回で57三振を奪った。初対戦での攻略はかなり難しい投手だろう。鹿児島実は犠打を使った手堅い攻撃が持ち味。相手の四死球や失策をうまく絡めて得点に結びつける。3番中島、4番西ら上位打線で得点を刻んでいきたい。

鹿児島実のエース吉村はコントロールが良く打たせて取る投球でリズムを作る。低めに丁寧に投げて、県大会では3失点にまとめた。金足農としては失点がある程度計算できるだけに、つながりのある打線で先手を取りたい。打率5割越えの2番佐々木の活躍がカギを握るか。

 

大垣日大東海大星翔の試合は常連校と久しぶりの出場という対照的な組み合わせになった。実力校同士のレベルの高い攻防が見られそうだ。大垣日大のエース修行は昨夏の甲子園も経験しており、今回は落ち着いて臨みたいところ。角度のある速球と縦に落ちる変化球を持ち、大会でも屈指の好投手だ。東海大星翔の打線は熊本大会を圧倒したようにつながりも長打力もある。3ホームランの4番竹下を中心に4割打者が多く並び、修行も楽に抑えることは難しいだろう。強打vs好投手の真っ向勝負が見られそうだ。

東海大星翔のエース左腕・山下は熊本大会をほとんど一人で投げぬいたタフネス左腕。勝負所で相手の内角を強気につけるメンタルの強さもある。決め球のスライダーを武器に攻撃的な投球を見せたい。大垣日大は今年も小技を巧みに使える試合巧者の打線だ。ただ打つだけでなく、足を使って山下を揺さぶっていきたい。こちらは内藤・修行の2人の投手が打線でも中心となるだけに2人の出来がチーム全体の浮沈を左右する。

 

昨夏の覇者・花咲徳栄は渦潮軍団の鳴門と対戦。花咲徳栄がややリードしている印象だ。花咲徳栄の打線は今年も強力。4番の野村は昨夏の甲子園でも2ホームランを放った実力の持ち主。野村を中心にハンマートレーニングで鍛えたリストの強い打撃で今年も甲子園で暴れまわるか。鳴門の技巧派左腕の西野はコントロールが良く、花咲徳栄の打線の振りの鋭さに惑わされずに自分の投球を貫きたい。

鳴門の打線もつながりの良さでは引けを取らないだろう。県大会準決勝では9回裏に4点差をひっくり返したように終盤での粘り強さは特筆ものだ。下級生主体ながら侮れない攻撃力を持つ。花咲徳栄のエース野村は長身からのストレートとスライダーを武器に北埼玉大会を4失点でしのぎ切った。持ち味の角度を活かした投球をしていきたい。

 

最後のカードはタレント軍団の横浜愛産大三河が挑む。横浜の投手陣は板川、及川の2人の好左腕を擁し、ポテンシャルは出場校中でもトップクラス。突然集中打を浴びる悪癖が出ないようにだけ気を付けたい。愛産大三河の打線はスタメンのうち8人が打率3割を超す。俊足の鈴木球と打率5割越えの4番上田の2人を中心に横浜投手陣の牙城を崩したい。

愛産大三河が勝つためにはエース松原の好投が絶対条件となる。37回を投げて与四死球7と制球力に長けた右腕で、安定した投球が持ち味だ。東愛知大会でも1試合の失点を2点までに抑えてきた。横浜打線は3番斎藤、4番万波を中心に長打力のある面々が揃う。横浜らしい細かい攻めも徐々によみがえってきており、攻撃力には相当の自信を持つ。松原を機動力も絡めて崩していけるか。

 

 

勝ち抜き予想…横浜


 

7ブロック:創成館

実力校が多数集った最激戦ブロック。充実した投手力を持つ創成館が一歩リードも、その他のチームが勝つ可能性も十二分にある。

 

花巻東下関国際は春夏連続出場校同士の好カード。互角の展開が予想される。下関国際のエース鶴田は140キロ台中盤の速球とスライダーを武器にする本格派で、全国でも屈指の好投手だ。花巻東打線としても大量点は難しく、機動力を絡めて3番田中大・4番紺野の前に少ないチャンスを持っていきたい。小差の展開となれば、終盤に強い「逆転の東」が見られそうだ。

花巻東のエースは選抜で好投を見せた右腕・伊藤。外角低めに丁寧にスライダーを集める投球で、試合を組み立てる。下関国際の4番鶴田の長打はケアしていきたいところだ。また、1~3番の濱松・甲山・川上の3人も花巻東に劣らない機動力を持っており、彼らの出塁が下関国際の得点を倍増させている。花巻東は田中大や西舘への継投も視野に入れておきたい。

 

創成館創志学園はともに好投手を擁するチーム同士の対戦。投手層の厚さで創成館がやや上か。創志学園のエース西は中学日本代表にも選ばれた本格派。強気なピッチングで相手打線に立ち向かう好投手だ。創成館打線は爆発力はないものの、1番峯を筆頭に勝負強い打者が並んでおり、4番杉原が復帰したことも大きい。1試合トータルで3~4点を挙げたいところ。

創成館はエース左腕の川原が一本立ち。長身から繰り出すストレートとスライダーを武器に三振の取れる投手だ。後ろに控える投手陣も全国屈指と言える陣容で、連戦は全く苦にしないだろう。創志学園としては先手を取って継投されるとかなり苦しいだけに序盤のチャンスで主軸の金山・金谷に一本が欲しい。

 

興南土浦日大は投の興南と打の土浦日大の対決か。投手力の高さの光る興南がやや上回るか。興南の2年生左腕の宮城は昨夏からさらにスケールアップ。140キロ台の速球とスライダーを武器に決勝ではわずか2安打で完封した。右腕の藤木も安定感があり、投手力は出場校中でも屈指だ。土浦日大は昨年からのメンバーも残り、チーム打率は3割8分台をマーク。明秀日立や常総学院といった強豪に打ち勝った自信を胸に興南投手陣に挑む。

土浦日大のエース富田は昨夏の甲子園で松商学園の足にかき回されて大量失点した悔しい思いを持つ。今年は粘り強さを増しており、選抜出場の明秀日立の強力打線を3点でしのいだように我慢強い投球が光る。興南の打線は爆発力こそないものの、昨年より得点力は上の印象で大会終盤に調子を上げてきた。1番根路銘、4番塚本の上位打線で得点を挙げていきたいところだ。

 

このブロック最後の試合は敦賀気比木更津総合の強豪対決。ともに高い打力を持つが、総合力でやや木更津総合が上か。昨年、一昨年と絶対的エースを擁していた木更津総合は、今年はサードを守っていた野尻が投手に転向。140キロ台のストレートを武器に投手転向後間もないとは思えない安定感を持つ。その他の投手陣も安定感があり、今年は継投を視野に入れる。敦賀気比打線は準決勝まですべてコールド勝ちを収めた強打を誇る。2014年夏の再現と行きたい。

敦賀気比の2年生左腕・木下は縦に割れるカーブを武器にする技巧派左腕。春以降急成長を遂げた姿は選抜優勝投手の平沼(日本ハム)とダブルところもある。しかし、4番野尻を中心とした今年の木更津総合打線はここ数年で一番の破壊力があり、木下としてもある程度の失点の覚悟は必要か。9番小池まで切れ目ない打線は脅威だ。

 

勝ち抜き予想…創成館


 

8ブロック:龍谷大平安

100回記念大会で100勝達成を狙う龍谷大平安が軸か。日大三・明石商業・八戸学院光星らが追う展開。

 

日大三折尾愛真は強力打線対決。投手力で日大三に分があるが、壮烈な打ち合いが期待できそうだ。日大三の投手陣はエース格だった井上と中村の速球派2投手が揃って不調。しかし、河村や広沢といった選抜を経験した投手が踏ん張り、なんとか西東京を勝ち抜いた。折尾愛真は6試合で55得点を挙げた強力打線を擁する。4番松井は福岡のゴジラの異名を持つ屈指のスラッガーだ。

折尾愛真も投手陣には不安を抱える。小野・下柳・堀田の左腕3人に野手の野元や松井も加わって、継投策でなんとかしのいでいきたい。日大三は日置・中村・大塚の中軸を中心に勝負所で一発も飛び出す強打線。打力は全国でもトップクラスだ。選抜で完封負けを喫した悔しさを晴らしたい。

 

奈良大付羽黒はフレッシュな対決に。ともに長打力のある打線を擁し、このカードもある程度打ち合う展開になるか。奈良大付のエース木村は球威のあるストレートとスライダーを武器に決勝では天理の強力打線をなんとかしのぎ切った。羽黒はサヨナラ弾を放った4番竹内を中心に決め球のスライダーを攻略していきたい。5試合でホームラン8本と勝負所で長打が出るのが持ち味だ。

羽黒は佐藤・篠田・金子と3人の投手によるリレーが持ち味。佐藤は最速148キロの速球を武器とする本格派だ。継投のタイミングが重要になってくるだろう。奈良大付は決勝で天理のエース坂根を攻略したようにこちらも一発を放り込む力を有する。1番の宮川と3番東郷はともに打率5割以上をマークした好打者だ。

 

龍谷大平安鳥取城北は甲子園100勝を狙う龍谷大平安が総合力で一歩リードしている。エース小寺は昨夏から成長を見せ、京都大会で無失点の好投。ストレートは140キロ台後半でスライダーとの組み合わせで相手を圧倒した。鳥取城北は打線に自信を持つだけに小寺のストレートとスライダーのどちらかにしっかり狙いを絞って対応したい。

鳥取城北のエース難波はフォークボールを武器に三振の取れる本格派右腕で、左腕・浦林も変化球の光る好投手だ。龍谷大平安の打線はつながりを重視したことで破壊力が倍増。4番の松田を中心に逆方向へ返す打撃で集中打が飛び出す。乙訓の好投手・川畑を攻略して自信を深めているだろう。後ろにつなぐ攻撃でまず甲子園100勝達成を目指す。

 

1回戦最後の試合は明石商業vs八戸学院光星の好カード。光星は2年前の市立尼崎戦に続いて初戦は兵庫勢との顔合わせとなった。明石商はエース左腕・加田、速球派右腕・福谷をはじめとして大会でも上位に入る投手陣を持つ。加田は速球のスピードこそ速くないものの、軟投派左腕らしい投球が光る。八戸学院光星は近距離バッティングで鍛え上げたスイングスピードは今年も健在。県大会では青森山田を相手に3ラン4発を放り込むなど素晴らしい長打力を持つ。好投手vs強力打線の勝負が見ものだ。

八戸学院光星のエース福山は最速145キロを誇る本格派右腕。青森山田戦は苦しんだものの、制球が安定していればそうそう大崩れはしないだろう。明石商の攻撃は犠打を駆使した手堅い攻撃が持ち味。3番田淵、4番右田を中心に勝負強い打者が揃っており、スコアリングポジションに進めてプレッシャーをかけていきたい。近畿大会では大阪桐蔭を相手に6点差を追いついており、攻撃力は決して低くない。

 

勝ち抜き予想…龍谷大平安

 


 

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