1試合毎予想 2018年 全国高等学校野球選手権大会

【予想編】2018年夏の甲子園1回戦 北照(南北海道)vs沖学園(南福岡)

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北照(北海道)vs沖学園(南福岡)

予想  55%  45%


北照と沖学園という南北のチームの対戦。総合力で北照に少し分があるだろうか。

北照のエース左腕の原田は左横手からの角度あるピッチングが持ち味。右打者の内角を果敢に攻め、左打者の外へ逃げるスライダーも使って51イニングで50三振を奪った。チェンジアップでタイミングを外すすべも持っており、失点は計算できそうだ。初出場の沖学園は逆転劇の連続で強豪ぞろいの南福岡を勝ち上がった。取られても取り返す攻撃が持ち味だ。2番の市川や9番の平川が活躍するなど上位から下位まで切れ目ない打線で得点をあげていきたい。

北照の攻撃の要は何と言っても4番の岡崎だろう。決勝のサイクルヒットをはじめとして予選5ホームランの長打力は大会屈指の存在だ。決勝で駒大苫小牧から15得点を挙げたように打ち出すと止まらない破壊力を持つ。沖学園のエース斎藤は7種類の変化球を駆使して抑える技巧派タイプ。4番岡崎を波に乗せないように注意したい。捕手・平川のインサイドワークも重要だ。

攻守のバランスでは北照が少し上回っている感があるが、沖学園は初出場の勢いでぶつかっていきたい。


福岡vs北海道 甲子園対決

春 福岡1勝   北海道4勝

夏 福岡5勝   北海道3勝

計 福岡6勝     北海道7勝

春は北海道勢が、夏は福岡勢がリード。夏の対戦で思い出に残るのは2014年の東海大四と九州国際大付の一戦。東海大四の西嶋が超スローボールを交えた投球で九国打線を翻弄。古澤(ソフトバンク)、清水(日本ハム)などを擁した強力打線をわずか1失点に抑え、21年ぶりの夏の初戦突破を果たした。

 

主な卒業生

北照…又野知弥(ヤクルト)、西田明央(ヤクルト)、吉田雄人(オリックス)、齋藤綱記(オリックス)

沖学園…久保裕也(楽天)、篠原貴行(DeNA)、喜田剛(広島)

 

思い出名勝負(2010年選抜甲子園2回戦)

北照

1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 0 0 0 0 0 3 0 2 5
0 0 0 0 0 0 3 0 1 4

自由が丘

 

北照     又野→千葉

自由が丘   小野→行広

 

2010年の2回戦最後のカードは北照と自由が丘という南北対決となった。

北照は前年秋の北海道大会を制覇。長身右腕の又野西田(ともにヤクルト)の大型バッテリーを擁し、打撃でも中軸を打つ2人が軸のチームだった。また、1番野は2年生ながら打撃が光る好選手。久々の甲子園に期待が高まっていた。しかし、神宮大会の帝京戦ではこの3人がうまく機能せず、3-6で敗退。選抜に向けてほかのメンバーの成績が結果を左右しそうだった。迎えた初戦の秋田商戦は初回に4番の又野のホームランなどで2点を先制。投げては長身からの角度あるストレートを武器に秋田商打線を5安打で完封し、初戦を突破した。

一方の自由が丘は柳川を甲子園に何度も導いた名将・末次監督を迎えて徐々に力をつけ、前年秋は九州4強に進出。左スリークオーターの小野は技巧的なピッチングで打たれ強くマウンドを守った。迎えた選抜初戦の相手は好投手・一二三(阪神)を擁する東海大相模。ノーマークの自由が丘は苦戦が予想された中で健闘。終盤に制球に苦しむ一二三をとらえ、満塁から外野の走者一掃のタイムリー3塁打で勝ち越しに成功し、4-2でジャイアントキリングを達成した。エース左腕の小野は9安打を浴びながら2失点に抑える粘りの投球を見せた。

 

北照・又野と自由ケ丘・小野という持ち味の異なる左右のエースの投げ合いは序盤は0-0で推移。しかし、4回表にアクシデントが起こってしまう。1塁ランナーの又野が牽制球で帰塁した際に、右手の指を痛めてしまった。エースで4番と代えの効かない選手の負傷はチームに動揺を与えたが、2番手で5回から登板した左腕の千葉がカーブを武器になんとか踏ん張っていく。

千葉を援護したい打線は7回になってようやく自由ケ丘の左腕・小野をとらえだす。伸びのあるストレートとチェンジアップに苦しんでいたが、1番大野のタイムリー3塁打などで4安打を集めて3点を先制。流れを引き寄せる。

しかし、初戦で大番狂わせを演じて勢いに乗る自由が丘も黙っていない。その裏、先頭の8番藤井がヒットで出塁すると、1アウト後に2番板谷・3番小野・4番古賀翔が3連打。千葉の大きく割れるカーブに徐々にタイミングが合い始めていた。

守りに不安を覚えていた北照としては先に前に出たいところだったが、9回表にチャンスを迎える。先頭の金沢の四球から2アウト3塁の局面を迎えると打席には2番の木村。一本出れば勝ち越しの場面で冷静に自由が丘内野陣を見ていた木村は何とセーフティバントを敢行してものの見事に成功。勝ち越し点をもぎ取ると、さらに3番西田がタイムリー3塁打を放ってダメ押し。その裏の自由が丘の反撃を1点に抑え、5-4としびれる接戦を制してベスト8進出を決めた。

 

北照は大黒柱を負傷で欠きながらの8強進出。バッテリー中心と言われていたチームに合って、この試合活躍したのは2番手左腕の千葉であり、小技のうまい2番木村であった。準々決勝では大垣日大に大敗したものの、チーム全員で勝ち取った同校初の8強入りは歴史を塗り替えた素晴らしい戦いぶりだった。

一方、敗れた自由が丘も粘りの戦いは見事。初出場で東海大相模を破るという快挙は高校野球ファンに鮮烈な印象を残した。その後も福岡県内では有力校として君臨し、2013年夏にも出場を果たしている。

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