1試合毎予想 2018年 全国高等学校野球選手権大会

【予想編】2018年夏の甲子園1回戦 日大三(西東京)vs折尾愛真(北福岡)

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日大三(西東京)vs折尾愛真(北福岡)

予想  60%  40%


強力打線を持つチーム同士の対戦。。投手力で日大三に分があるが、壮烈な打ち合いが期待できそうだ。

日大三の投手陣はエース格だった井上中村の速球派2投手が揃って不調。しかし、河村広沢といった選抜を経験した投手が踏ん張り、なんとか西東京を勝ち抜いた。特に左腕・河村の成長は著しく変則的なフォームからの140キロだ追いの速球に力がある。一ポイ、折尾愛真は6試合で55得点を挙げた強力打線を擁する。4番松井は福岡のゴジラの異名を持つ屈指のスラッガーで、彼を中心に少々のビハインドは跳ね返す戦いを繰り広げてきた。劣勢になってもへこむことのなさそうな怖い打線だ。

折尾愛真も投手陣には不安を抱える。小野・下柳・堀田の左腕3人に野手の野元や松井も加わって、継投策でなんとかしのいできた。一人の力では厳しいだけに投手交代のタイミングがカギを握っているのは間違いない。日大三は日置・中村・大塚の中軸を中心に勝負所で一発も飛び出す強打線。打力は全国でもトップクラスだ。チーム打率は高くないものの、自慢の長打力が火を噴きそうな予感はある。選抜では三重の定本に完封負けを喫しただけに「強打の三高」として期するものはあるだろう。

経験と投手陣の差で日大三が有利とは考えられるが、双方とも守りに入った瞬間に一気に相手の強力打線に飲み込まれる可能性はある。大打撃戦となるか。

 


東京vs福岡 甲子園対決

春 東京9勝     福岡9勝

夏 東京7勝     福岡2勝

計 東京16勝     福岡11勝

強豪地区同士の対戦は力と力のぶつかり合いとなることが多いが、対戦成績は東京勢がリード。2006年夏には4番に2年生の中村晃(ソフトバンク)を据える帝京と右サイドの好投手・梅野無我を擁する福岡工大城東が対戦。4点のビハインドを終盤に福岡工大城東が追いつくも、延長10回に帝京が内野ゴロの間に決勝点を挙げ、5-4と辛勝でベスト8進出を決めた。

一方、2011年選抜では神宮王者の日大三と三好(楽天)-高城(オリックス)の好バッテリーを擁する九州国際大付属が対戦。この夏優勝を果たす強力打線を三好が伸びのある速球で封じ込めて2失点完投。三好自身で先制2ランを放つ大車輪の活躍だった。九州国際大付は2009年夏には帝京、2015年夏には早稲田実と対戦。ともに敗れたが、7年間で3度も東京勢と対戦しており、縁のあるカードと言えそうだ。

 

主な卒業生

日大三…近藤一樹(ヤクルト)、荒木郁也(阪神)、関谷亮太(ロッテ)、吉田裕太(ロッテ)、山崎福也(オリックス)
高山俊(阪神)、横尾俊建(日本ハム)、坂倉将吾(広島)、櫻井周斗(DeNA)

折尾愛真…小野泰己(阪神)、島屋八徳(サッカー)

 

思い出名勝負(2017年選抜甲子園2回戦)

早稲田実

1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 0 1 0 0 0 3 3 0 8
0 0 3 1 0 5 0 2 × 11

東海大福岡

 

早稲田実    服部→池田→赤嶺→石井

東海大福岡   安田

 

2017年の選抜大会の主役と言える存在だった早稲田実の清宮幸太郎(日本ハム)。高校通算ホームランを更新したスラッガーはこの選抜が1年生夏以来の舞台となり、最終学年を迎えて活躍が期待されていた。しかし、チームは投手陣にアキレス腱を抱えており、4~5人の投手を継投しながら打ち勝つのが勝ちパターンとなっていた。迎えた初戦は試合巧者の明徳義塾と対戦。初回に3点を先行される苦しい展開となったが、土壇場9回に相手の失策に常時て同点に。9番野田が4打点を挙げる活躍で難敵を5-4と振り切った。

一方、東海大五時代以来の甲子園出場となった東海大福岡は右サイドハンドの安田の好投と勝負強い打線で前年秋の九州大会で準優勝。福岡工大城東で甲子園経験のある杉山監督を招へいし、チームは一段と力をつけた。初戦は力のある選手をそろえた神戸国際大付と対戦。安田がテンポよくコーナーを突いてフライの山を築き、打線も相手のミスに乗じて得点。2-1の9回サヨナラ勝ちで試合巧者ぶりを存分に発揮した。

早稲田実としては1回戦の明徳義塾とはまた違ったタイプの曲者を迎えることとなった。

 

序盤の入りは両チームとも落ち着いたもの。1回表、2アウトで迎えた清宮の最初の打席は三塁へのフライ。インハイ、アウトローをテンポよくどんどんついてくる安田のボールに対応できなかった。一方、前の試合で好投を見せた早稲田の先発・服部も1,2回はランナーを出しつつも無失点にしのぐ。

試合が動いたのは3回。下位打線ながら力のある7番橘内が2塁打で出塁。2アウト3塁となって1番福本の打球を処理したセカンド清水が悪送球。このプレーがこの日の東海大福岡のセカンドの乱れの始まりだった。

立ち上がりを無難に滑り出した服部だったが、やはり球威・制球ともに安定感抜群ではないとは言い難かった。3回裏、投手・安田にレフトにうまく流されて2塁打を打たれると、2つの四球で満塁。4番遠藤に高めのボールをライトオーバーに運ばれて、走者一掃。うまい選手ならばとれていた打球だったが、このあたりは守りの不安も出てしまった。

4回にも投手・安田に高めのボールをセンターオーバーに運ばれると、服部は交代。左腕・石井へとつなぐが、6回に悪夢が待っていた。石井から赤嶺へと投手リレーを行うも、8番橋本から犠打をはさんでなんと6連打。球威・制球ともに甘いボールが続いてしまい、一気に9-1と放されてしまった。早稲田実の一番不安視されている部分が出てしまった。

注目の清宮は6回に高く上がったライトへの打球をライトとセンターがお見合いする3塁打となった。打球の高さはさすが清宮というものだったが、続く頼りの野村が凡退して無得点。7回に1点を返すも、7点差でラスト2イニングに突入。

しかし、60年ぶりの優勝を目指す早稲田はこのままでは終われない。8回表先頭の清宮が引っ張って痛烈なライト線への2塁打。4番野村もタイムリーでつなぐと、セカンドからの送球をショートが取れなかったりセカンドゴロで野選になるなど、東海大福岡はなかなか内野ゴロでアウトが取れない状況が続く。5安打を集中して3点を返し、さらに2アウト満塁。あと一人で清宮に回るところまできたが、代打の西田が三振。安田は大事なところでコントロールを間違わなかった。

その裏、東海大福岡は犠打を処理した早稲田実・石井の悪送球で貴重な2点を追加。9回表に早稲田実に満塁から走者一掃の2塁打を浴びて3失点するも大量リードが活きて11-8で逃げ切った。

 

早稲田実としては懸念していた投手力の弱さが出てしまう形となった。清宮安田の高低、内外を巧みに突く投球の前に実質ヒット1本に終わった。夏の大会では捕手だった2年生・雪山がエースとなり、決勝まで進出するも東海大菅生には2-6と完敗。2年前の決勝で大逆転勝ちを収めた相手にリベンジされる形となり、結局この東海大福岡戦が清宮の甲子園最後の試合となった。

一方、東海大福岡は投打に持ち味を発揮して会心の勝利で8強入り。エース安田はテンポとコントロールと内外の出し入れが巧みで、こういうピッチングで全国で勝てるんだということを証明してくれたうれしさがあった。続く準々決勝では大阪桐蔭に敗れたものの、2試合連続で11点を奪っていた打線を4点に抑えて完投。この大会屈指の技巧派投手であった。

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