1試合毎予想 2018年 全国高等学校野球選手権大会

【予想編】2018年夏の甲子園1回戦 済美(愛媛)vs中央学院(千葉)

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済美(愛媛)vs中央学院(千葉)

予想  45%  55%


済美と中央学院という実力校同士の好カードが実現。済美は昨年に続いて初日の第二試合。中央学院は選抜の明徳義塾戦に続いて四国の強豪とのマッチアップになった。総合力でわずかに中央学院が上を行くか。

中央学院はエース大谷が故障した苦しい状況の中で、技巧派右腕・西村が好投。右サイドからストライクゾーンを幅広く使った投球を見せる。もともと昨秋の関東大会では東海大相模を相手に2失点完投している実力者だ。大谷も投げれる状態には戻ってきており、復調すれば強力2枚看板で挑む。済美打線は例年に比べて破壊力は劣るという声もあったが、決勝では4番池内のホームランが放つなど思い切りのいい打撃が戻ってきた。昨夏見せたような済美の強打復活を今年も見せつけたい。

一方、済美の右腕・山口直はオーソドックスなタイプの右腕。愛媛大会をすべて一人で投げぬいたタフネスさが光る。ストレートとスライダーを武器に勝負するタイプだが、中央学院の4番大谷にまともな勝負は危険が大きい。大谷は逆方向へも長打の打てる打撃が光り、広角に打ち分ける打撃ができる。大谷の前を打つ打者も宇田・平野・青木ら好選手が並び、得点力は高い。山口からも4~5点は取りそうな打線だ。選抜では大谷を一番で起用したが、この夏は奇策があるか。

強豪県同士の好カード。楽しみな試合が幕を開ける。


愛媛vs千葉 甲子園対決

春 愛媛0勝   千葉1勝

夏 愛媛3勝   千葉2勝

計 愛媛3勝     千葉3勝

強豪県同士の戦いは3勝3敗の五分の星。1975年の決勝では習志野の小川(現ヤクルト監督)と新居浜商の村上のエース同士の投げ合いが展開され、習志野が下山田のサヨナラ打で2度目の優勝と千葉勢の甲子園連覇を成し遂げた。2009年夏は千葉大会を奇跡的な逆転劇で勝ち抜いた八千代東が剛腕・秋山(阪神)を擁する西条と対戦。2-3と接戦の末敗れたものの、決して甲子園出場がフロックではないことを示す戦いぶりだった。

 

主な卒業生

済美…福井優也(広島)、鵜久森淳志(ヤクルト)、安楽智大(楽天)

中央学院…古城茂幸(巨人)、安原政俊(巨人)、藤崎大輔(日本ハム)、押本健彦(ヤクルト)

 

思い出名勝負(2004年夏の甲子園準決勝)

済美

1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 0 0 0 0 1 2 1 1 5
0 1 0 0 1 0 0 0 0 2

千葉経済大付

 

済美     福井

千葉経済大付 松本→井上

 

2004年の準決勝第一試合は初出場ながら春夏連覇を目指す済美と同じく初出場で夏4強入りを果たした千葉経済大付の対戦となった。

済美は強力打線で選抜初優勝を成し遂げた後、夏も愛媛県大会を勝ち抜いて連続出場。しかし、4番の鵜久森(ヤクルト)は極端な内角攻めにあい打率1割台と低迷していた。甲子園での活躍が不安視されていた中で初戦は秋田商と対戦。選抜8強入りした剛腕・佐藤(広島)に対して内角のストレートをバット一閃。レフトスタンドへ飛び込むホームランとなり、大会屈指のスラッガーが覚醒した。

勢いに乗った鵜久森は続く3回戦の岩国戦でも好投手・梅本からホームラン。6-0で快勝を収めると、準々決勝では中京大中京としびれる接戦を展開。最後は9回裏に2番小松が左中間へ会心のサヨナラ打を放って、難敵を退けた。初出場での春夏連覇という偉業へあと2勝に迫った。

一方の千葉経済大付は桜美林時代に優勝投手になった松本吉監督が就任し、千葉県内で徐々に力を高めてきた。息子の松本啓(DeNA)と井上という左右の2枚看板を擁し、守り勝つ野球で初の甲子園出場。鳴門第一・富山商をともにロースコアの接戦で退け、3回戦でいよいよダルビッシュ(カブス)擁する優勝候補の大本命の東北と対戦した。

試合は東北に終盤に1点を先制され苦しい展開だったが、土壇場9回に2アウト3塁から雨の影響によるエラーで同点に追いついた。続く延長10回にダルビッシュから決勝打をたたき出して勝ち越し、最後は松本啓がダルビッシュを三振に切って取ってベスト8進出を決めた。続く準々決勝では修徳の好左腕・斎藤勝(日本ハム)を攻略して4-2と逆転勝ち。親子鷹が快進撃でベスト4進出を決めた。

 

試合は守りの千葉経済大付と攻めの済美という構図だったが、試合前の予想では済美の有利という声が大半だった。しかし、試合が始まると千葉経済大付が有利に試合を進める。2回に7番加藤の犠飛で先制点を奪うと、5回裏にはランナー2塁から福井(広島)の暴投でランナーが一気に生還し、2点目を挙げる。

済美の打線は序盤ランナーは出すものの、松本啓の思い切った投球の前になかなか得点を奪えない。少ないチャンスを活かして守り抜く千葉経済大付のペースにはまった感があった。

しかし、6回表にこの男が流れを変える。2アウトランナーなしで打席に入ったのは4番鵜久森。千葉経済大付のエース松本啓の高めのボールをとらえた打球はレフトスタンドへ飛び込むこの大会3本目のホームラン。しかも直前のボールでレフトポール際ぎりぎりへのファールを打った直後の打ち直しのホームランだっただけに徹底したプルヒッターぶりを見せた打撃だった。

この一打で波に乗った済美は7回表に1番甘井、2番小松が連続タイムリーで逆転。ともに取りに来たカウント球をとらえた一気呵成の済美らしい攻めで松本啓を攻略した。8回、9回には内野ゴロで得点を挙げる試合巧者ぶりも発揮し、5点を獲得。2年生エース福井も制球に苦しみながらも粘り強くなげぬき、8安打2失点で完投勝利を収めた。

済美としては苦しい試合内容だったが、中盤以降に地力を発揮。春の王者が底力を見せた戦いぶりだった。迎えた決勝では駒大苫小牧との壮絶な打撃戦に。序盤に4点のリードを奪うも、球場のムードは完全に駒苫の応援一色。春夏通算10試合目で初めて味わうアウェーの空気の中、相手の強力打線を止められずに10-13で敗れた。しかし、春夏連続で決勝まで進出し、四国に新たな強豪校が誕生したことを示した年だった。

一方の千葉経済大付は大会前はノーマークの存在だったが、優勝候補大本命の東北を下すなど快進撃で4強入り。こちらもこの年を境にたびたび甲子園に顔を出すようになり、2008年の選抜でも4強入り。好投手を数多く輩出し、広島カープでレギュラーを獲得したなどプロ野球選手も送り込んだ。千葉県の強豪としての地位を築くきっかけとなる大会だった。

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