1試合毎予想 2018年 全国高等学校野球選手権大会

【予想編】2018年夏の甲子園2回戦 大阪桐蔭(北大阪)vs沖学園(南福岡)

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大阪桐蔭(北大阪)vs沖学園(南福岡)

予想  60%  40%

〇3-1    作新学院 〇4-2北照


V候補筆頭の大阪桐蔭に初出場の沖学園という対戦。沖学園がどこまで食らいついていけるか注目だ。

大阪桐蔭は初戦は柿木が貫禄のピッチング。最終回に1点は失ったものの、精神的な落ち着きもあり崩れる気配は見せなかった。3塁側のプレートを踏んで外角に決めるストレートは140キロ台中盤で威力も角度もあるボール。本調子ならそうそう打たれはしないだろう。対する沖学園打線は初戦は15安打と好調。左のサイドハンドという対応の難しい投手に対してもしっかりアジャストしていた。4番吉村は小柄ながらもパンチ力があり、彼の前にチャンスでつなげていきたい。まずは大阪桐蔭投手陣の速い真っすぐにしっかり対応したいところだ。

対する沖学園のエース斎藤礼は右スリークオーターから丁寧なピッチングが光り、初戦は10安打を浴びながら2失点でしのぎ切った。変化球の低めへの制球に長けており、大阪桐蔭に対しても自分のスタイルで投球していきたいところだ。一方の大阪桐蔭打線は初戦は作新学院の左投手に苦戦。とらえた打球を放つもことごとく外野フライになってしまった。能力の高い選手がそろっているだけに、どこまで修正することができるか。右スリークオーターだけにやはりカギは左打者の根尾・藤原あたりになりそうだ。

沖学園とすれば、初出場で1勝を挙げており失うもののない気分での戦い。プレッシャーを感じるのは大阪桐蔭の方か。楽しみな対戦だ。


大阪vs福岡 甲子園対決

春 大阪5勝   福岡4勝

夏 大阪5勝   福岡1勝

計 大阪10勝   福岡5勝

対戦成績は大きく大阪勢がリード。特に夏は5連勝を記録していたが、2015年夏に福岡勢が初勝利。九州国際大付が4番山本(DeNA)の2本のホームランなどで10-9とサヨナラ勝ち。両チーム計4本のホームランが飛び出す壮絶な打撃戦を制して、3回戦進出を決めた。

 

主な卒業生

大阪桐蔭…中村剛也(西武)、岩田稔(阪神)、西岡剛(阪神)、平田良介(中日)、中田翔(日本ハム)
浅村栄斗(西武)、山足達也(オリックス)、藤浪晋太郎(阪神)、澤田圭佑(オリックス)、森友哉(西武)

沖学園…久保裕也(楽天)、篠原貴行(DeNA)、喜田剛(広島)

 

思い出名勝負(2017年選抜甲子園準々決勝)

東海大福岡

1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 0 0 0 0 0 0 2 0 2
0 8 0 0 1 0 2 1 × 4

大阪桐蔭

 

東海大福岡   安田

大阪桐蔭    徳山

 

2回戦で清宮幸太郎(日本ハム)擁する早稲田実を倒した東海大福岡。準々決勝ではタレント軍団の大阪桐蔭に挑むこととなった。その大阪桐蔭は2回戦で好左腕・池谷を擁する静岡に終盤に逆転勝利。こちらも勢いに乗って試合を迎えていた。

 

試合序盤から両投手が好投。2回裏に東海大福岡・安田は4番山本にライトオーバーの3塁打を浴びるも、浮き上がる速球と低めに落ちる変化球で次々と打者を打ち取り、失点を許さない。名将・西谷監督が仕掛ける間もなくポンポン打ち取られてしまった。3回には大阪桐蔭・徳山安田にセンターへ2塁打を打たれるが、こちらも安定した投球。140キロを超す力のある速球と切れのあるスライダー、フォークで後続を打ち取る。

安田の浮き上がるボールに手を焼く大阪桐蔭。西谷監督もしきりにランナーを走らせて仕掛けるもうまくいかず、5回も先頭ランナーを出しながら2アウト1塁。しかし、ここから今日初スタメンの泉口がチームを救う。中途半端な高さに入ってしまった安田のボールをたたいた打球はライトフェンス際に転がる3塁打となり、先制点。ベンチのやきもきを一掃する一打だった。

東海大福岡がなかなか徳山をとらえきれない中、大阪桐蔭は7回裏に1アウト3塁のチャンス。ここでこの大会ここまで打率7割の山田にランナー3塁でエンドランをかけると打球はセンター前へ抜けるタイムリー。ようやくベンチ主導で得点を挙げると、この回投手徳山にもタイムリーが飛び出し、3-0。これで勝負あったかと思われた。

快調に飛ばす徳山の前に8回も東海大福岡は2アウトランナーなし。しかし、ここで2番大鶴の内野ゴロを処理しきれずランナーが出ると、3番北川が四球。徳山の制球も乱れだす。チャンスの場面で2回戦5打点を挙げた4番遠藤が高めに入ったボールをレフトに流すとフェンス手前まで飛ぶタイムリー2塁打。1点差に迫り、さすがの試合巧者ぶりを見せつける。

8回裏をしっかり押さえたかった安田だったが、彼も疲れはピークに達していた。徐々に甘いボールも増えていき、3番根尾には力でレフト前へ運ばれるなどノーアウト1,2塁。ここで大阪桐蔭は4番山本に犠打のサインを出し、確実に1点を取りに来る。5番主将の福井はしっかりセンターへ打ち上げ、4-2.大きな1点を挙げた大阪桐蔭は9回表を徳山がしのぎ切ってそのまま試合終了。2年ぶりの4強進出を決めた。

 

大会前は決して前評判の高くなかった東海大福岡だが、神戸国際・早稲田実と前評判の高かった2校を撃破。大会最大のサプライズともいえる戦いぶりだった。エース安田の投球は球速がなくても抑えられるという野球の奥深さをしっかりと見せつけてくれた。そもそも数自体が昔に比べて激減したサイドハンドの投手がここまで投げぬいて、強豪を倒した姿は見ていてうれしくなった。また、打線もしっかり狙い球を絞って低い打球を返しており、さすが名将・杉山監督に鍛えられたチームだった。

一方、この日は守り合いを制して4強まで進出した大阪桐蔭。大会前は才能あふれる2年生にばかり注目が集まっていたが、この試合も含めて大事な場面ではことごとく3年生が活躍。泉口坂ノ下の二遊間や捕手・福井のセンターラインの3年生がしっかりしていたことが大きな勝因だった。エース徳山も我慢強い投球で2失点完投。このあと、秀岳館・履正社と強豪を連破し、5年ぶり2度目の優勝を飾ったのだった。

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