1試合毎予想 2018年 全国高等学校野球選手権大会

【予想編】2018年夏の甲子園2回戦 広陵(広島)vs二松学舎大付(東東京)

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広陵(広島)vs二松学舎大付(東東京)

予想  60%  40%


激戦区を勝ち上がった強豪校同士の一戦。投手力の差でやや広陵が優位か。

広陵は速球派のエース森悠をはじめとして河野・石原と3人の好投手を擁し、広島大会7試合で7失点。森悠は最速149キロの速球と多彩な変化球が光る。昨夏の甲子園から制球力が増しており、成長のマウンドを見せられるか。二松学舎大付属は3番平間ら強打者を擁して東東京大会を打ち勝ってきた。6番野村は打率7割7分8厘を記録し、中軸の後の打者として走者をかえす役割が期待される。投手力に不安を抱えるため最低でも4~5点は取っておきたいところだ。

一方、広陵の打線は今年もつながりが良く高田・吉岡の1,2番に始まり4番のスラッガー河端から下位打線まで好調な打者がずらりと並ぶ。河端は3本のホームランを放っており、甲子園での長打が期待される。絶対的エース不在の二松学舎大付としては先手先手を取って広陵打線をかわしていきたいところだが、やや分が悪いことは否めないだろう。なんとか5点までにはおさえたいところだ。


広島vs東京 甲子園対決

春 広島4勝   東京8勝

夏 広島4勝   東京4勝

計 広島8勝     東京12勝

対戦成績は春は互角も夏は東京勢が圧倒している。2007年の選抜準々決勝では4番中村(ソフトバンク)を擁する帝京と野村(広島)-小林(巨人)のバッテリーを擁する広陵が対戦。帝京打線が初回に野村の立ち上がりをとらえて、杉谷翔の満塁弾などで6得点。7-1で勝利し、前年秋の神宮大会の借りを返した。

主な卒業生

広陵…西村健太朗(巨人)、上本博紀(阪神)、藤川俊介(阪神)、吉川光夫(巨人)、野村祐輔(広島)
土生翔平(広島)、小林誠司(巨人捕手)、中田廉(広島)、上本崇司(広島)、有原航平(日本ハム)

二松学舎大付…鈴木誠也(広島)、大江竜聖(巨人)、永井敦士(広島)、初芝清(ロッテ)、小杉陽太(DeNA)

 

思い出名勝負(2010年選抜甲子園準決勝)

広陵

1 2 3 4 5 6 7 8 9
2 0 0 0 0 2 1 0 0 9
2 0 1 0 0 1 0 10 × 14

日大三

 

広陵   有原→上野→川崎

日大三  山崎→熊坂→吉永→吉沢

好投手・有原(日本ハム)を擁する広陵と強打の日大三が2010年選抜準決勝で激突。優勝経験のある強豪同士の対戦となった。

広陵は前年秋の中国大会でベスト4.準決勝で白根(横浜)を擁する開星に敗れてしまったものの、有原・上野の右の2投手を擁する投手力と丸子・福田(オリックス)・御子柴・藏升など好打者をそろえた打線で実力は全国上位と目されていた。迎えた選抜初戦の立命館宇治戦ではエース有原がストレートを狙い打たれて失点を重ねたが、打線が2年生4番丸子の3安打の活躍などで逆転。7-6で辛勝すると、2回戦は宮崎工の好左腕・浜田(中日)との投手戦を1-0でサヨナラ勝ち。準々決勝では夏春連覇を狙う中京大中京に5-1と完勝し、サクラの広陵が4度目の頂点を視界に入れていた。

一方、日大三高も前年秋は東京大会の準決勝で帝京に4-5と惜敗。しかし、試合内容が評価されて選抜に見事選出された。前年夏の甲子園メンバーであるエース左腕・山崎(オリックス)、主砲・吉沢ら残っており、チーム力は高く評価されていた。選抜初戦では好左腕・横山(阪神)を擁する山形中央に14-4と大勝。強打の三高復活を印象付けると、続く向陽・敦賀気比と危なげなく下して4強へコマを進めた。打線だけでなく。エース左腕・山崎も角度のあるストレートを武器に好投を披露し、投打に安定した内容であった。

 

試合は立ち上がりから両チームが激しく攻め合う展開。1回表に広陵が1番福田、2番豊田の連打から2点を先制すると、その裏日大三も4番横尾、5番山崎の連続タイムリーで同点。試合当初から雨が降っていたこともあり、両投手とも立ち上がりに苦労している感があった。

特にやや立ち投げのようなフォームで投じる有原としてはマウンドの踏ん張りが不可欠。しかし、なかなか自分の思うような投球ができず、3回裏には強打の2番・萩原に勝ち越しホームランを浴びる。

一方、日大三は先発・山崎に4回で見切りをつけ、継投策に入る。しかし、巧者ぞろいの広陵打線をかわし続けることはできず、6回表に3番手の2年生右腕・吉永がつかまる。大会で好調をキープしていた6番藏升の2塁打などからチャンスを作ると、2番豊田はうまい右打ちで逆転の2点タイムリー。試合はシーソーゲームの様相を呈していた。

その裏、日大三は5番山崎のこの日4本目のヒットでチャンスをつかむと、7番ながら勝負強い畔上がタイムリーを放って同点とする。この打順にいい打者を置ける当たりはさすが日大三という印象だった。

しかし、7回表に広陵は頼みの主砲・丸子に会心に一撃が飛び出す。吉永の投げたストレートをジャストミートした当たりはライトスタンドへ打った瞬間にそれとわかる勝ち越しのホームランとなった。丸子の長打力が甲子園で花開いた瞬間だった。

広陵としては勝利の二文字が見え始めた展開だったが、8回裏に悪夢が待っていた。雨足がいいよ強くなってきた中で有原の制球が定まらない。先頭の山崎のヒットなどからピンチを招くと、代打の根岸の投手前への打球を有原が一塁へ悪送球。痛恨のエラーで同点を許すと、ここからなんと7連打(四球挟む)を浴びるまさかの展開。有原にとっても広陵にとっても恨めしい雨となった。

広陵も9回表に反撃を見せ、4四球などで4点を返したが、ビハインドがあまりに大きすぎた。14-9で日大三が広陵を破り、選抜では久々の決勝進出を果たした。

 

日大三は強打の三高らしい豪快な攻撃で決勝への切符をつかみ、日大三復活を印象付けた。決勝では失策も絡み、興南に延長戦の末5-10で敗れたが、好投手・島袋を攻めつけてさすが日大三と思わせた。翌年の夏は畔上・吉永らを中心に10年ぶりの全国制覇を達成。再び黄金期を迎えた。

一方、広陵は決勝進出を視界に入れながら無念の敗退。大黒柱の有原が崩れたところで勝負が決まってしまった。優勝する力を十分持っていただけに惜しい敗退となったが、それでも選抜4強は結果・ないようともにさすが広陵と言える結果。存在感を見せた大会であった。

 

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