• 【好投手列伝】千葉県篇記憶に残る平成の名投手 2/3

    2021年07月18日

    【好投手列伝】千葉県篇記憶に残る平成の名投手 1/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    【好投手列伝】千葉県篇記憶に残る平成の名投手 3/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    清水大輔(柏陵)

    名将・薄原監督に率いられ、県内屈指の練習量で1999年の甲子園に春夏連続主t場を果たした柏陵。中でもエース左腕の清水は、監督をして「あんなに走りこむ子はいない」と言わしめるほどたたき上げで実力をつけた左腕だった。選抜では初戦で静岡・高木(近鉄)との投げ合いに延長戦の末に敗れたが、夏は市立船橋の4連覇を阻止し、代表の座をつかみ取った。

    甲子園では伸びのある速球と持ち味のカーブを武器に好投。特にカーブは打者の手元で一度浮き上がってから沈むため、なかなか攻略が困難であった。1回戦は如水館・小町、2回戦は福知山商・藤原とともに大会屈指の好投手に投げ勝つと、3回戦の旭川実戦では15奪三振をマークして完封勝ち。準々決勝ではさすがに疲れが出たか、智辯和歌山打線に終盤つかまったが、大会を彩った好左腕であった。

    [Baseball Highlights] 1999 第81回 熱闘甲子園 柏陵VS如水館 – YouTube

    浜名翔(東海大浦安)

    2000年夏の甲子園を最も沸かせた投手と言っても過言ではないだろう。夏前にエース井上が体育の授業中に負傷するアクシデントで急遽背番号「4」のエース・浜名が誕生する。右打者の内角に食い込むシュートが持ち味であり、高校生の投手でこれだけコントロール良くシュートを投げ切れる投手は異例であった。

    甲子園では延岡学園、日大豊山と下して8強に進むと、準々決勝では高校野球界の王者・横浜と激突。初回に相手1番大河原が打席で立ち位置を後ろにずらして浜名のシュートを打ち返す奇策に出たが、浦安バッテリーは動じない。試合中盤から決め球をスライダーに代えて横浜打線の狙いをかわすと、終盤はシュートも再び交えて翻弄する。試合巧者の横浜をベンチごと手玉に取る好投でわずか3安打1失点に抑え、勝利をつかみ取った。

    準決勝の育英戦の終盤から疲れが見え始め、決勝の智辯和歌山戦の8回についに力尽きたが、大会屈指の強力打線を相手にしてもひるまず立ち向かった。横浜・渡辺監督をして、「高校生クラスでは最高の投手」と言わしめた好投手であった。

    ’00夏甲子園 東海大浦安vs育英 – YouTube

    佐々木康太(習志野)

    レッツゴー習志野(習志野) – 世界一の甲子園ブログ

    2001年夏の甲子園で最も攻略困難な球種を投じたのが習志野・佐々木であっただろう。その決め球は落差のあるフォークボール。激戦の千葉大会を順調に勝ち上がると、甲子園では選抜8強の尽誠学園と激突。強力打線と左右の好投手を擁するV候補の一角を相手に佐々木のフォークボールがさえわたり、5安打1失点で完投勝利をマーク。一躍大会注目の投手に躍り出る。

    2回戦はこれまた四国の優勝候補・明徳義塾が相手。馬淵監督は「フォークは真ん中でも振るな」という徹底した指示を出すが、明徳の強者をもってしてもバットが止まらない。翌年に全国制覇を果たす強豪の打線も封じ込め、最終回には味方外野手の3連続ファインプレーも飛び出して1失点完投勝利をマークした。

    3回戦の明豊戦で相手捕手・黒仁田にフォークを投げる際の癖を見破られて散ったが、そこまでしないと攻略できないほどのボールであった。

    01 夏 甲子園 2回戦 習志野VS明徳義塾 Part.2 – YouTube

    松本啓二郎(千葉経大付→横浜)

    桜美林で優勝投手に輝いた父を持つ親子鷹の左腕エース。右の井上とともに左右の両輪を形成し、千葉から初出場ながらその投手力は高い評価を受けていた。1回戦は井上→松本の継投で制すると、2回戦では松本が富山商打線を6安打で完封。独特のフォームから繰り出す伸びのある速球で相手打線を封じ切った。

    そして、3回戦ではダルビッシュ有(パドレス)を擁するV候補大本命の東北と対戦。7回に先制点を奪われるも粘り強く相手の強力打線を抑え込む。すると、最終回に相手失策で同点に追いつき、延長戦10回に勝ち越し。最後は松本がダルビッシュを見逃し三振に仕留め、大金星を挙げた。結局、この大会では4強まで進出。2008年までの5年間の「千葉経大付時代」の華々しい幕開けとなった。

    東北ー千葉経大付属 – YouTube

    唐川侑己(成田→ロッテ)

    2006年、2007年と2年連続で選抜出場を果たした成田のエース右腕。2006年の選抜では前年秋の四国大会を制した小松島の強力打線をわずか3安打で完封。立ち上がりから伸びのある速球で4者連続の三振を奪い、これはただものではないと思わせる投球を見せた。

    最終学年となった2007年の選抜では初戦で野村(広島)-小林(巨人)のバッテリーを擁する広陵と激突。上本(広島)、土生(広島)ら好打者を擁し、同年夏に準優勝を果たす強力打線を相手に延長戦の末に惜敗したが、さしもの広陵打線も唐川の速球とスライダーには手を焼いた。この大会でも屈指の投手戦であった。

    【ロッテ 唐川侑己】成田高校時代 スライダーとストレートのコントロールが抜群 – YouTube