• 【好投手列伝】和歌山県篇記憶に残る平成の名投手 2/2

    2021年02月28日

    【好投手列伝】和歌山県篇記憶に残る平成の名投手 1/2 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    竹中孝昇(智辯和歌山)

    2006年の智辯和歌山投手陣のエース格として屋台骨を支えた投手。選抜では伊万里商を完封したが、夏はすべての試合でリリーフで登板した。松隈、広井が交互に先発して竹中がリリーフするスタイルで勝ち上がったが、先発陣が長いイニング持たずに竹中がロングリリーフする場面が目立った。内外角に厳しく制球することができ、緩急も駆使して、球速は速くなくとも相手打者を抑えることができた。

    しかし、大会序盤からロングリリーフしたことで疲れがたまったか、準々決勝の帝京戦では9回に8失点の大乱調に。この試合は奇跡的な逆転勝ちを収めたが、準決勝では駒大苫小牧打線に中盤につかまってしまい、全国制覇の夢はかなわなかった。

    智辯和歌山vs帝京 2006年夏 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    高校野球 智辯和歌山vs帝京 ほぼフル 2006年準々決勝 第88回選手権大会 – YouTube

    岡田俊哉(智辯和歌山→中日)

    1年生から3年連続で甲子園のマウンドに登板し、「夏の申し子」の異名を取ったエース左腕。下級生時は強気な性格が裏目に出て敗れることが多く、特に2年夏の準々決勝の常葉菊川戦は相手がストレート狙いなのが分かっていながら勝負して3ランを浴びる結果となった。

    しかし、精神的に大きく成長を遂げた3年生の夏は県大会5試合を無失点で切り抜ける圧巻の投球を展開。この年は例年に比べて打力が弱かったが、岡田の安定感のある投球がチームの自信の源だった。甲子園では発熱に苦しみながらも3試合を完投。ベスト8を前に散ったが、最後の夏に成長した姿を見せた。

    ⚾【平成21年】2009.1回戦 智弁和歌山 vs.滋賀学園【高校野球】 – YouTube

    森本俊(箕島)

    伝統校・箕島を1991年以来18年ぶりの選抜に導いたエース投手。真っ向から投げ下ろす切れのあるストレートと決め球のカーブを丁寧にアウトコースに集め、秋の近畿大会ではベスト8に進出して選抜切符を勝ち取った。

    甲子園では初戦で21世紀枠の大分上野丘を3失点で完投すると、2回戦では初戦で慶應義塾の剛腕・白村(日本ハム)を攻略した開星打線と激突。糸原(阪神)、本田、橋本ら強打者を擁する打線を相手に粘りの投球で投げ抜き、延長戦の末に再び3失点完投で8強入りを決めた。箕島復活へ向けて足掛かりを作った大会となった。

    箕島 2009春 – YouTube

    藤田達也(向陽)

    旧海草中時代に夏の甲子園連覇を達成し、2010年の甲子園にはスーパーサイエンススクールとして21世紀枠で選出された伝統校・向陽。そのエースとしてチームに甲子園1勝をもたらしたのが技巧派右腕・藤田だった。初戦の相手は中国地区王者の開星。広陵、関西と強豪を下してきたV候補を相手にボール球をうまく振らせる投球で1失点完投勝ちし、相手の野々村監督を「末代までの恥」と悔しがらせたのは有名なエピソードだ。

    その後、2回戦でも準優勝する日大三打線を3失点完投。敗れはしたものの、初戦の結果が全くフロックではないことを証明して見せた。

    藤田達也 向陽高校 甲子園での投球・奪三振 – YouTube

    赤羽陸(市立和歌山)

    2016年の春夏の甲子園に連続出場したエース右腕。選抜では9回に南陽工打線に集中打を浴びて敗れたが、夏の甲子園の初戦では実力を十分に発揮。伸びのあるストレートの前に県大会で豪打を誇った星稜打線は沈黙し、多彩な変化球も駆使して2得点に抑え込んだ。柔らかな投球フォームも理想的であり、現在は社会人野球で活躍。プロ入りが期待される好投手である。

    赤羽陸 市和歌山 甲子園での奪三振集 – YouTube

    平田龍輝(智辯和歌山)

    2年生時から主力として活躍した智辯和歌山のエース右腕。伸びのあるストレートとキレ、コントロールともに抜群のカーブを武器に、2018年選抜ではリリーフエースとしてチームを準優勝に導いた。特に奇跡的な逆転勝ちを見せた準々決勝の創成館戦、準決勝の東海大相模戦はリリーフ登板で好投。智辯和歌山の久々の決勝進出に貢献し、名門復活の足掛かりを作った。

    2017年選手権1回戦 智辯和歌山vs興南(4日目第3試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    智弁和歌山 高嶋監督 平田 龍輝投手 インタビュー 東海大相模戦後 – YouTube

    岩本真之介(市立和歌山)

    市立和歌山を3年ぶりの選抜に導いた2年生左腕。聡明な雰囲気を漂わせるサウスポーはゆったりしたフォームから繰り出す切れのあるストレートを武器に、開幕戦の市呉戦は2失点完投。四国王者・高松商との対戦でもリリーフで好救援し、チームを久々の8強進出に貢献した。ボールの質だけでなく、相手の狙い球をかわす巧みさも光る好左腕だった。

    2019年センバツ高校野球【市立和歌山vs高松商業】試合ハイライト – YouTube

    池田陽佑(智辯和歌山)

    2年生時から4季甲子園に出場した本格派右腕。下級生のころはストレートは速いものの、粗さも目立ったが、経験を重ねるにつれて心身ともに成長した姿を見せた。主将の黒川(楽天)が最も叱ったというエースは最後の夏は打って投げての大活躍を見せる。2回戦の明徳義塾戦では自ら同点のホームを踏んで、リリーフで好救援し、過去2度敗れていた相手にリベンジ達成。

    そして、あの伝説となった星稜との延長14回の死闘では、中盤からマウンドに立つと、大会No.1右腕の奥川(ヤクルト)を相手に全く引けを取らない投球を見せた。最後はサヨナラ3ランを浴びて力尽きたが、池田陽の投球を責める者は誰一人いない、エースのピッチングだった。

    2019年選手権3回戦 星稜vs智辯和歌山(11日目第2試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    池田陽佑 智辯和歌山 甲子園での投球・奪三振 – YouTube