• 【好投手列伝】宮城県篇記憶に残る平成の名投手 1/4

    2021年09月14日

    【好投手列伝】宮城県篇記憶に残る平成の名投手 2/4 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    【好投手列伝】宮城県篇記憶に残る平成の名投手 3/4 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    【好投手列伝】宮城県篇記憶に残る平成の名投手 4/4 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    大越基(仙台育英→ダイエー)

    平成元年の夏の甲子園で仙台育英を初の決勝へ導いたのが、エース大越基(ダイエー)であった。東北屈指の本格派投手として、注目されていたが、選抜の準々決勝では上宮の4番元木(巨人)に逆転2ランを被弾。悔しさをばねに夏の宮城大会を勝ち抜き、東の横綱として夏の舞台に帰ってきた。

     

    夏の初戦は大西(中日)ら好打者を擁する鹿児島商工打線の粘りに合い、4失点完投。しかし、最終回に打ち込まれた投球内容に竹田監督から「喝」が入った。迎えた2回戦は選抜4強の京都西打線を相手に9回まで無安打投球を展開し、監督の期待に見事応えた。そして、準々決勝で再戦した上宮戦は4番元木に真っ向勝負。強気の内角攻めで大会No.1打者を1安打に抑え込み、10-2と大勝を収めた。

     

    準決勝では尽誠学園・宮地(西武)との好投手対決を3-2と接戦でものにし、仙台育英として初の決勝進出を達成。しかし、決勝は帝京・吉岡(近鉄)との投げあいに延長の末敗れ、0-2で涙をのんだ。春夏通じて12度の決勝に進んでいる東北勢だが、この年が最も優勝に迫った年だったかもしれない。

    ⚾【平成元年】上宮 対 仙台育英【高校野球】 – YouTube

    加藤将斗(東北→横浜)

    1989年秋の神宮大会で優勝投手に輝いた本格派左腕。がっしりした体格から繰り出すストレートとカーブを武器に勝負どころで三振を奪う投球が魅力だった。けん制などフィールディングもよく、総合力の高い投手でもあった。1990年選抜では初戦で智辯学園打線をわずか3安打で完封。2回戦でもV候補の近大付打線を3安打に抑えたが、打線が好投手・後藤に完封されベスト8進出はならず。この大会で優勝した近大付打線を最も苦しめた投手であった。

    ⚾【平成2年】近大付属 対 東北 【高校野球】 – YouTube

    小松高之(仙台育英)

    仙台育英を2年連続の甲子園出場に導いた右腕エース。前年度は大越基がエースで準優勝を飾っており、プレッシャーもかかる大会だったが、インサイドを強気に攻める投球で藤蔭、浜松商と危なげなく下し、3回戦進出を果たした。しかし、3回戦では強打の天理を相手に指のまめがつぶれるアクシデントが発生。中盤以降に2ホームランを浴びて6失点を喫して敗退した。最後は怪我に泣くこととなったが、名門校のエースとしてプライドのこもった投球を見せた。

    1990 72回大会 1回戦 仙台育英 vs 藤蔭 平成2年 – YouTube

    嶋重宣(東北→広島)

    広島東洋カープで「赤ゴジラ」の愛称で親しまれた好打者・嶋も高校時代はエースナンバーを背負った左腕投手であった。2年春から3季連続で甲子園に出場し、がっしりした体格から繰り出すストレートは球威十分。2年秋の神宮大会では見事4年ぶり4度目の頂点に輝いた。

    ただ、甲子園ではなかなか結果を残せず、勝利は2年選抜での1勝のみ。優勝候補として臨んだ3年選抜では、松瀬・宮出(ヤクルト)・橋本(ロッテ)と強打者の並ぶ宇和島東の「牛鬼打線」につかまり、初回4失点を含む11失点で大敗を喫した。この年の夏以降、宮城県は仙台育英1強の様相を呈し始めており、嶋を擁したこの時期に結果を残してればその後も変わっていたかもしれないと考えてしまう。

    1994 嶋重宣 東北高校 甲子園-春 – YouTube

    金村暁(仙台育英→日本ハム)

    阪神夏の甲子園を沸かせた96選手写真名鑑 監督、コーチ、あの夏の記憶 ...

    1994年夏に仙台育英をベスト8に押し上げた速球派右腕。伸びも球威も十分のストレートを武器に天理、北陽と近畿の強豪を撃破した戦いぶりは見事だったが、金村本人としてはやや失点が多く苦しい内容となった。仙台育英の校風で髪を自由に伸ばしてよかったため、当時の球児としては珍しい長髪が相手校を刺激したとか。色んな意味でインパクトを残した投手だった。

    94夏 仙台育英-天理 – YouTube

    吉川大介(仙台育英)

    仙台育英のエースナンバーを背負って力投した小柄な左腕。体格には恵まれなかったが、キレのあるストレートと変化球を低めに丹念に集める投球で神港学園、天理と近畿の強豪を連破した。特に天理は県大会新記録の9ホームランを放ち、1番関本(阪神)をはじめとして長距離打者が揃っていたが、吉川は丁寧な投球で5安打2失点に封じた。

    ただ、炎天下での投球がスタミナを奪ったため、3回戦の海星戦では7失点で敗退。右本格派の中村が負傷の影響で登板できなかったことが響いた。打線の破壊力は大会でも屈指だっただけに、左右2本柱が揃っていたらあるいは東北勢初優勝もあったかもしれない。

    [プロ 野球 ハイライト]1996 第78回 熱闘甲子園 仙台育英vs天理 – YouTube