• 【好投手列伝】神奈川県篇記憶に残る平成の名投手 4/5

    2021年07月25日

    【好投手列伝】神奈川県篇記憶に残る平成の名投手 1/5 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    【好投手列伝】神奈川県篇記憶に残る平成の名投手 2/5 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    【好投手列伝】神奈川県篇記憶に残る平成の名投手 3/5 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    【好投手列伝】神奈川県篇記憶に残る平成の名投手 5/5 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    田村圭(慶應義塾)

    2008年の慶應義塾を牽引した左腕エース。右腕・只野と左右の両輪を形成し、主にスターターとして試合を作る役割を担った。力道山の孫という話題性が先行したこともあったが、その実力は確かなものがあり、強気のストレート攻めで相手打者に向かっていく投球は味方野手陣にリズムを与えた。

    準々決勝の浦添商戦ではリリーフで登板し、足のケガもあって延長戦で決勝点を許したが、好投手・伊波からタイムリーを放つなど、この大会屈指の好ゲームを演出した。

    高校野球 2008夏 北神奈川代表 慶應義塾① – YouTube

    只野尚彦(慶應義塾)

    強気なマウンドの「左」の田村と対照的に、「右」の只野はポーカーフェースが光る好投手であった。主に抑えとしてマウンドに上がり、決め球のシンカーを武器に淡々と試合を締めていった。2008年大会では1~3回戦はすべて抑えでマウンドに上がり、2回戦の高岡商、3回戦の青森山田とともに田村との完封リレーを果たした。

    ベスト8の浦添商戦では先発のマウンドに上がり、2失点で田村につなぐも延長戦で惜敗。しかし、与えられた役割はしっかりと果たす頼れる右腕であった。

    高校野球 2008夏 北神奈川代表 慶應義塾② – YouTube

    今岡一平(横浜隼人)

    2009年に横浜隼人に初の代表切符をもたらした笑顔の2年生エース。神奈川大会準々決勝ではスラッガー筒香(ドジャース)を擁する横浜と激突したが、強気の内角攻めで全国屈指の打者に立ち向かい、延長戦の末にサヨナラ勝ちを収めた。勢いに乗った横浜隼人は桐光学園、桐蔭学園と強豪校を立て続けに撃破。今岡は準々決勝から3試合連続の完投勝利を上げた。

    甲子園では初戦の伊万里農林戦に先発。この試合でも右打者のインサイドを強気に突き、2失点で完投勝ち。阪神タイガース似のユニフォームとともにすっかり甲子園のファンを虜にしていた。

    2009関東代表校SP 神奈川・横浜隼人 – YouTube

    一二三慎太(東海大相模→阪神)

    2009年秋の神宮大会で準優勝を飾りながらも、選抜は初戦敗退、そして春以降はイップスに苦しんだ一二三慎太。しかし、サイドスローへ転向したことによってその才能は別の意味で開花した。右サイドながらアウトコースへ140キロ台の速球とスライダーを集める投球内容は本格派そのもの。3回戦の土岐商戦では8回まで無安打無得点を継続し、そのポテンシャルの高さを見せつけた。

    ただ、左打者へのアウトコースのボールがシュートする悪癖は解消しきることはできず。準決勝以降は打ち込まれる場面が目立ち、決勝では興南の強力打線につかまって2桁失点を喫した。ただ、イップスに陥った春先のことを考えると、十分すぎるほどの快進撃だっただろう。

    熱闘甲子園 2010年 第92回選手権大会10日目 – YouTube

    柳裕也(横浜→中日)

    2011年、2012年と横浜のエースを張った柳。現在は中日のローテーションの中心となっているが、高校時代からその非凡さを見せていた。小さいテークバックから繰り出すボールにはキレがあり、何より右打者のインサイドを突く制球力は抜群であった。

    2011年の3回戦・智辯学園戦では県大会で奈良大会新記録となる10ホームランを放った強打者たちを相手にしても、果敢に内角を突き、内野ゴロの山を築いた。精神面、技術ともに素晴らしい投手であり、これから中日を引っ張っていく存在になりそうだ。

    2011選手権ダイジェスト 横浜-健大高崎 – YouTube

    松井裕樹(桐光学園→楽天)

    大阪桐蔭の圧倒的な強さが光った2012年夏の甲子園だが、一投手として最高のインパクトを残したのは桐光学園の松井裕樹(楽天)だろう。桐光学園として初めて横浜高校を直接対決で下しての夏の甲子園。県大会終盤は疲労から失点を喫していた松井だったが、休養十分で迎えた1回戦の今治西戦の投球は圧巻だった。キレのあるスライダーと伸びのある真っすぐを武器に大会新記録となる22奪三振の快挙。自らホームランも放つ千両役者ぶりで初戦を飾った。

    この試合を契機に大会は松井裕樹のスライダーを中心に回りだしたといっても過言ではなかった。2回戦で対戦した常総学院は打席の中で立ち位置を前に変える戦法で、3回戦で対戦した浦添商はノーステップ打法で松井のスライダーを攻略しようとしたが、それを上回る球質で3試合連続の2桁奪三振をマーク。最後は光星学院の田村(ロッテ)、北條(阪神)の強打に屈したが、4試合で68三振を奪い、一躍全国屈指の左腕に上り詰めた。

    [神奈川のドクターK] 桐光学園・松井裕樹 甲子園全68奪三振集 【高校野球】 – YouTube