コラム

夏の甲子園過去10年間の最後に決まった代表校

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8月1日、2017年最後の代表校が仙台育英に決まりました!
準決勝での東稜との引き分け再試合に決勝での東北へのリベンジと
劇的な勝ち上がりで優勝を果たしました。

本戦でも優勝候補の一角に間違いなく上がるでしょう。

 


毎年日程によって有利不利の出やすい高校野球。
昨年はベスト4が全部2回戦からの登場校と熱さが選手を蝕んだこともあったでしょう。
そんな中、いくら本番まで1週間ほど空くとはいえ、
県予選を最後に突破したチームもかなり厳しい日程と言えるかもしれません。

 

そこで、今回は過去10年間の最後に決まった代表校を振り返ってみました。

 

 

2016年  履正社、横浜

2015年  大阪偕成学園

2014年  東邦

2013年  仙台育英 愛工大名電

2012年  福井工大福井

2011年  東大阪大柏原

2010年  履正社

2009年  PL学園

2008年  近大付、慶応、関東一

2007年  帝京、新潟明訓、常葉菊川

 

こうして見ると激戦区の代表校がやはり目に付きますね。特に大阪代表は過去10年で6度その憂き目にあっていますが、そんな中でも甲子園で結果を残すあたりはさすが。また、神奈川、愛知、東京なども出場校が多いことから自然と決まるのは最後の方になるんのでしょう。次は各高校の県決勝と甲子園での結果を振り返ってみます。


 

2016年最後の代表校

昨年は両横綱が最後に代表校に決まったと話題になり、
しかもこの両校が2回戦で対戦するという結果に。
寺島(ヤクルト)、藤平(楽天)の投げ合いは見ごたえがありましたね!

 

履正社

府大会決勝  〇12-0金光大阪

甲子園 1回戦 〇5-1高川学園

2回戦  〇5-1横浜

3回戦  ●4-7常総学院

 

大阪大会で大阪桐蔭が早期敗退し、履正社1強状態の中で寺島山口の2枚看板でほとんど失点を許さず、優勝。
甲子園でも寺島の安定感抜群の投球と8番山本の横浜戦での逆転3ランなどの活躍で3回戦に進出。
しかし、常総学院のうまい攻めに先発・山口とリリーフした寺島がつかまり、最後は4-7と追い上げ届かなかった。

https://www.youtube.com/watch?v=b_v7bhgRgPQ

 

横浜

県大会決勝  〇8-4慶応

甲子園 1回戦 〇7-1東北

2回戦  ●1-5履正社

 

平田監督1年目の新星・横浜が神奈川大会をホームラン新記録を出すパワー野球で制覇。右の藤平、左の石川の強力2枚看板で神奈川の夏を制した。甲子園では初戦で東北の変則左腕・渡辺を攻略。公家の3ランなどで圧倒し、藤平も高めのボール球を振らせる投球で三振の山を築いた。しかし、2回戦の履正社との優勝候補対決では2回に5点のビッグイニングを許し敗退。しかし、試合後の藤平のすがすがしい表情が印象的だった。

https://www.youtube.com/watch?v=BNG2YCfJ4lc


 

2015年最後の代表校

大阪偕成学園

府大会決勝  〇4-3大体大浪商

甲子園 1回戦 〇7-3比叡山

2回戦  ●9-10九州国際大付

大阪大会準々決勝で大阪4連覇を狙った大阪大会を3-2と撃破。
勢いに乗って決勝では大体大浪商の好投手・西田を相手に先手を取り、最後はエース左腕・光田が締めて初優勝を飾った。
やんちゃ者の多い浪速のルーキーズ集団は甲子園でも大暴れ。

初戦の比叡山戦では延長10回に炎の6連打。2回戦でも敗れはしたが、九州国際大付属と取られたら取り返す大乱打戦を展開した。
強いて言うならば、大阪大会で最後に4連続完投したエース光田の指にできた豆が誤算だったか。
スライダーの球速が落ち、見極めやすくなったようだった。
それでも最後まで投げぬいたエースの力投は見ているものを熱くさせた。

https://www.youtube.com/watch?v=KqWXO62q55k


2014年最後の代表校

東邦

県大会決勝  〇4-2栄徳

甲子園 1回戦 〇11-3日南学園

2回戦 ●2-3日本文理

 

選抜4強の豊川のエース田中を打ち崩し、1年生エース藤嶋(中日)と
イケメンエース大井の継投で激戦の愛知を制した。

初戦の日南学園戦でも相手の好左腕・横川を攻略。鈴木児玉らの積極的な打撃と走塁で大量11点を奪い、
藤嶋も満塁から渾身のインロー速球で見逃し三振を奪って雄たけびを上げた。
2回戦では日本文理相手に2点を先制するも、したたかな神宮準V校に藤嶋がつかまり、
池田らのタイムリーで逆転を許した。しかし、名門・東邦の久しぶりの進撃が見られた年だった。

https://www.youtube.com/watch?v=1SJLrVT8StE


2013年最後の代表校

仙台育英

県大会決勝  〇6-5柴田

甲子園 1回戦 〇11-10浦和学院

2回戦 ●1-4常総学院

 

宮城大会決勝では初回の5失点を打線が跳ね返して、サヨナラ勝ち。
昨秋の神宮優勝校が初戦で引き当てた相手は何と選抜優勝校の浦和学院。
上林(ソフトバンク)擁する強力打線が選抜V左腕・小島をどうとらえるかが焦点だったが、小島が予想外の乱調。

初回に6点を取って逆転したが、仙台育英の先発・鈴木も捕まるなど中盤までで取って取られての10-10。粘りあいとなったが、
最後は9回に主将・熊谷のこの日の4本目のヒットとなるサヨナラ打で11-10と乱戦を制した。
しかし、2回戦は常総学院の好投手・飯田の前に自慢の打線が沈黙。菊名のホームラン1本に抑えられて1-4と敗れた。

https://www.youtube.com/watch?v=dpYBWFmFS3o

 

愛工大名電

県大会決勝 〇2-1愛知黎明

甲子園 1回戦  ●3-4聖光学院

 

好左腕・を擁して2年連続の甲子園出場を決めた愛工大名電。
倉野監督7度目の夏で初勝利を狙った初戦は7年連続出場の聖光学院と対戦。
初回に背番号18の4番石浜の2ランで先制し、試合を優位に進めたが、
中盤以降に出てきた聖光学院の代打・酒谷のホームランと逆転タイムリーでひっくり返された。

https://www.youtube.com/watch?v=jWU6F_8cUJk


2012年最後の代表校

福井工大福井

県大会決勝   〇8-7福井商

甲子園 1回戦 〇4-2常葉橘

2回戦  ●3-8秋田商

 

県決勝では福井商との名門校対決を延長サヨナラで下し、優勝。
すると、最後に代表が決まった福井工大福井がなんと開幕戦に登場。
初回に県決勝のサヨナラ勝ちの勢いそのままに5安打で3得点。
エース菅原(楽天)は得意のナックルカーブがさえて、タイムリーなしで2失点完投。
4-2のスコア以上に押しまくって勝ちを手にした。

しかし、2回戦では菅原のナックルカーブを見送られて攻略され、3-8とリズムを失って敗れた。

https://www.youtube.com/watch?v=trfppXoKQBw


2011年最後の代表校

東大阪大柏原

県大会決勝  〇7-6大阪桐蔭

甲子園 1回戦 〇8-1至学館

2回戦 ●4-7如水館

 

4番石川(日本ハム―巨人)を中心とした強力打線で大阪大会初優勝。
決勝では当時2年生の藤浪(阪神)擁する大阪桐蔭相手に2-6から逆転勝利。
最後は押しだし四球で勝利を手にした。

甲子園初戦は愛知・至学館と激戦区初出場校対決。
2年生エース福山の好投に打線が応えて、8-1と快勝した。2回戦は如水館と終盤にもつれる試合を展開。
4-4で延長に入ったが、最後は相手の1年生4番島崎に決勝タイムリーを浴びて敗れた。

https://www.youtube.com/watch?v=UhqK5716FJg


2010年最後の代表校

履正社

県大会決勝  〇3-0大体大浪商

甲子園 2回戦 〇4-1天理

3回戦  ●2-5聖光学院

 

今を時めくトリプルスリー男の山田哲人(ヤクルト)を軸に春季大阪大会で優勝した勢いで夏の大阪大会も制覇。2年生エース飯塚の好投と犠打でつながる打線で13年ぶりの夏を制した。初戦は強打・天理と近畿対決。天理の粗い攻めと対照的に1,3塁からのトリックプレーで加点するなど、4-1と完勝した。3回戦はスプリットが武器の聖光学院の2年生エース斎内(阪神)から山田が同点2ラン。しかし、最後は8回裏にリリーフの平良が聖光学院・山口に勝ち越し2ランを浴びて万事休した。

https://www.youtube.com/watch?v=t-lZSXU87G4


2009年最後の代表校

PL学園

府大会決勝   〇10-0北陽

甲子園 2回戦  〇6-3聖光学院

3回戦 ●3-6県岐阜商

 

名門・PL学園の最後の甲子園となった大会。府大会では2年生の1番・吉川(中日―巨人)が清原に並ぶ5ホームランを放つなどの活躍でホームラン12本の猛打で大阪大会を制した。初戦は好投手・横山(楽天)を擁し前年8強の聖光学院と対戦。同点の6回にキーマンの6番中井の勝ち越し打で試合を動かし、リリースした2年生難波が好投して試合を制した。しかし、3回戦では序盤から失策などで先手を取られる展開。自らホームランを放った県岐阜商のエース山田の好投で6-3と敗れた。過去2度甲子園で破っている県岐阜商に初黒星を喫した。

https://www.youtube.com/watch?v=FDMO2n_-aU8

 

2008

近大付

府大会決勝  〇8-7PL学園

甲子園 1回戦 ●1-3千葉経済大付

 

ダークホースと言われた存在の中で南大阪大会を制覇。石井田中金田の3投手の継投と4番石丸を中心とした粘りの打線で勝ち上がった。決勝では清原以来の1年生4番勧野甲輝(楽天)擁するPL学園と対戦。勧野の1発などでリードを許すも粘り強く追い上げて同点。最後は悪送球でサヨナラ勝ちをものにした。甲子園では初戦で選抜4強の千葉経済大付属と対戦。重い速球が武器のエース斎藤の前に打線が沈黙。4安打に抑え込まれた。しかし、9回の1番亀山の1発で追い上げた粘りはさすが。球場の盛り上がりは素晴らしかった。

https://www.youtube.com/watch?v=FS4IAneBUpA

 

慶応義塾

県大会決勝  〇9-6東海大相模

甲子園 1回戦 〇6-4松商学園

2回戦    〇5-0高岡商

3回戦    〇2-0青森山田

準々決勝   ●3-4浦添商

 

優勝候補に挙げられながら初戦で敗れた悔しさを胸に挑んだ夏。決勝では太田泰示(巨人―日本ハム)擁した東海大相模との激戦を2番福富の決勝打と3番主将山崎の2ランで制した。甲子園では強気の左腕・田村と冷静な右腕・只野の継投で2,3回戦は連続完封。打線も日替わりヒーローが出て、つながりを見せた。準々決勝は敗れはしたが、この大会のベストゲーム。浦添商の好投手・伊波から一時逆転したシーンは大会のハイライトとなった。

https://www.youtube.com/watch?v=5K8RwAtGimM

 

 

関東一

都大会決勝  〇11-5東海大高輪台

甲子園 1回戦 〇13-5常総学院

2回戦    〇5-2鳴門工

3回戦    ●1-3浦添商

 

選抜で自慢の強打を明徳の好左腕・南野(のうの)に封じられた関東一。雪辱を期した夏は打棒爆発。圧倒的な強打で東東京を制すると、甲子園でも初戦で常総学院を圧倒。4番江川の満塁弾などで大勝を収めると、2回戦でも2番新井の盗塁や3番広瀬のバックスクリーンへの2ランと上位打線が爆発し、快勝した。3回戦では浦添商・伊波の巧みなクイックの前に足を封じられて敗れたが、十分に力を見せた夏となった。


2007年最後の代表校

帝京

都大会決勝  〇4-2修徳

甲子園 1回戦 〇7-1駒大石見沢

2回戦    〇9-2神村学園

3回戦    〇6-0智弁学園

準々決勝   ●3-4佐賀北

 

エース大田(横浜)の骨折があった中で、2年生右腕高島と左腕垣ケ原の好投で勝ち上がった帝京。3番杉谷(日本ハム)、4番中村晃(ソフトバンク)を中心とした強力打線で甲子園でも優勝候補筆頭。足を絡めた攻撃で2回戦では初戦で金光大阪打線を封じたサイド右腕・を攻略。3回戦では仙台育英・佐藤由(ヤクルト)を攻略した強打の智弁学園打線を垣ケ原が完封。盤石の勝ち上がりを見せたが、準々決勝で立ちふさがったのが「がばい旋風」佐賀北。延長での2度のスクイズ失敗もあり、最後は延長13回に垣ケ原が3連打を浴びてサヨナラ負けとなった。

https://www.youtube.com/watch?v=8vlPvd_m8-c

 

新潟明訓

県大会決勝 〇12-3日本文理

甲子園  1回戦 〇1-0花巻東

2回戦   〇2-1甲府商

3回戦   ●3-8大垣日大

 

好右腕・永井とドカベン捕手川上のバッテリーを擁して勝ち上がった新潟明訓。県決勝では同じく好右腕・栗山を擁して選抜出場校の日本文理と対戦。相手の守備ミスにも付け込んで大勝を収めた。甲子園では1年生の菊池雄星(西武)擁する花巻東相手に完封勝利。永井のシンカーが相手打線を翻弄した。2回戦では2年生の好投手・米田を擁する甲府商にも延長粘り勝ちした。3回戦で選抜準V校の大垣日大に敗れたが、新潟勢として1994年の中越以来の2勝をマークした。

https://www.youtube.com/watch?v=yjeHGCMiNpI

 

常葉菊川

県大会決勝 〇9-2静岡商

甲子園 2回戦 〇12-4日大山形

3回戦   〇4-3日南学園

準々決勝  〇6-1大垣日大

準決勝   ●3-4広陵

 

選抜で初優勝を飾った常葉菊川。攻撃野球は健在で決勝では前年優勝の静岡商の「はにかみ王子」こと好左腕・大野相手に猛攻。
2点ビハインドの7回に一挙7得点で大逆転勝利を飾った。
甲子園では初戦は前年8強の日大山形の右サイド阿部から3番長谷川が2本の3ランを放ち、大勝。
3回戦の日南学園戦では終盤まで3点ビハインドと土俵際まで追い込まれたが、8回に代打伊藤が同点3ラン。
延長10回にはその伊藤がサヨナラヒットと、ミラクルボーイが生まれた。

準々決勝では大垣日大との選抜決勝の再戦を6-1と勝利。好右腕・森田までも飲み込んだ。
しかし、準決勝では広陵のしたたかな野球の前に序盤から劣勢。終盤追い上げたが、
野村(広島)-小林(巨人)のバッテリーの前にあと1点届かなかった。
しかし、間違いなく常葉菊川が全国区になった1年間だった。

https://www.youtube.com/watch?v=UeHrIIY3jCM


まとめ

過去10年で全国制覇を達成したチームはありませんでした。
それでも毎年印象に残る戦いをしており、力のあるチームが多い印象です。
今年の仙台育英にはジンクスをはじき返しての優勝を期待したいですね!
今から本戦が楽しみです!


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