• 大会No.1投手(1980年夏) 荒木大輔(早稲田実)

    2020年11月15日

    第62回大会に彗星のごとく現れた1年生投手・荒木大輔(ヤクルト)。先輩投手の故障もあって登板機会が巡ってくる幸運もあったが、その実力たるや申し分なかった。ナチュラルシュートするキレのあるストレートにアウトコースいっぱいに決まるカーブを交えて相手打線をねじ伏せ、初戦ではチーム打率が出場校中トップの北陽を相手にわずか1安打に抑える好投を見せた。

    この快投を皮切りに東宇治、札幌商、興南、瀬田工といずれも無失点に封じ込め、決勝に進出。決勝の横浜戦で初回に失点を喫し、連続無失点記録の更新こそならなかったが、この大会を境に荒木大輔は高校球界の中心的存在としてフォーカスされていくこととなる。

    それにしても、斎藤佑樹(日本ハム)の時も清宮幸太郎(日本ハム)の時もそうだったが、早稲田実というチームは勝ち上がりながらどんどん成長していく不思議なチームである。やはり甲子園のグラウンドに「WASEDA」のユニフォームはよく似合う。