• 大会No.1投手(1986年夏) 谷口英規(浦和学院)

    2020年09月13日

    強打・浦和学院の2年生エースとして初出場のチームを4強に押し上げたのが谷口英規だった。伝家の宝刀のスクリューボールを武器に相手打者を手玉に取り、2年生4番の鈴木健(西武)とともに投打の軸としてチームに貢献。県大会終了後に指揮を取っていた野本監督が急死し、追悼の念を込めて戦った1986年の選手権で浦和学院は快進撃を見せた。

     

    初戦では大阪代表の泉州と対戦。前年まで甲子園を席巻したPL学園を下したチームだったが、谷口は臆することなく投げ込み、打線の爆発もあって10-3と大勝を収めた。2回戦は谷口のスクリューが冴えて、4-0と完封勝利を収めると、3回戦では選抜8強の広島工・上田に、準々決勝では高知商の2年生エース岡林(ヤクルト)に投げ勝ち、見事初出場でベスト4にコマを進めた。

    準決勝では松山商の11連続安打の猛攻に沈んだが、初出場で鮮烈な印象を残した大会となった。上尾を率いて埼玉の高校野球に尽力した野本監督の遺志をついだ森士監督のもと、浦和学院は2013年のセンバツ高校野球で頂点に輝いた。