• 大会No.1投手(2017年夏) 綱脇慧(花咲徳栄)

    2020年08月30日

    2017年夏の甲子園で優勝した花咲徳栄のすべての試合で先発マウンドを務めたのが綱脇慧であった。強力打線が目立つ花咲徳栄であったが、チームの躍進の陰に綱脇の好投があったことは見逃せない。前橋育英、盛岡大付、そして中村奨(広島)を擁した広陵と強打のチームを相手にアウトコースを丁寧に突く我慢の投球で主導権を与えず、チームにリズムをもたらした。

     

    ストレートの最速は140キロほどと目立たないが、柔らかい腕の振りから繰り出される伸びのあるボールの前に打者は差し込まれる場面が多く、ポイントを前にすると変化球でかわされてしまっていた。プロ入りこそならなかったものの、大学球界からは引手あまただった逸材。岩井監督の母校の東北福祉大で将来のプロ入りを夢見て腕を磨いているだろう。