1試合毎予想 2017年 全国高等学校野球選手権大会

【予想編】2017年夏の甲子園2回戦 大垣日大(岐阜)vs天理(奈良)

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大垣日大(岐阜)vs天理(奈良)

予想  55%   45%


対戦カード予想

実力校同士の一戦で好勝負が予想されるが、投手力の差で少し大垣日大が有利か。

 

大垣日大は名将・阪口監督に鍛えられたスキのないチーム。岐阜県・金生山での走り込みで鍛えられた下半身を土台にした鋭いスイング。上位から下位まで切れ目のない打線を形成する。2番捕手の都筑が打率5割と攻撃のアクセントになり、3番石川・4番宮坂の強打の中軸が返すのが一つのパターンだ。6番沼尻は決勝で勝ち越し打を放つなど勝負強さが光る。また、犠打・盗塁などで積極的に足を絡める攻撃も得意だ。

天理のエースは右サイドハンドの碓井涼。ストレートとスライダーを外角低めに集める安定感ある投球が持ち味だが、外角一辺倒になると大垣日大打線に攻略されるだろう。捕手との連携で相手の足をいかに封じられるかもカギだ。

 

天理の持ち味は打力。この長所を前面に押し出して、連覇を狙った智弁学園を倒した。1年時からスタメンを張る4番神野は身長こそ高くないが、筋骨隆々の体つきでついたあだ名が「天理のバレンティン」。右方向にも強い当たりを飛ばせるスラッガーで、奈良大会では初戦で決勝打を放つなどチームが苦しい時にタイムリーを放つ勝負強さがある。そのほかにも宮崎杉下の小技の効く1,2番や長打力のある安原がおり、タレントぞろいの打線だ。

大垣日大の2年生右腕修行は怪我が多かったが、この夏で成長。140キロ台の速球とスライダー、フォークで緩急ある投球ができる。修行が天理打線を持ち味を発揮してかわせれば、大垣日大の勝利は近づきそう。

 

両校は2010年秋の神宮大会でも対戦しており、
その時は大垣日大の左腕エース葛西の好投で2-1と勝利。今回は果たしてどうなるか。


岐阜vs奈良 甲子園対決

春 岐阜2勝   奈良2勝

夏 岐阜2勝   奈良2勝

計 岐阜4勝     奈良4勝

 

春夏ともに2勝2敗と全くの五分。
ちなみに第65回大会の天理は当時1年生のPL学園・清原が進学先の一つに考えていたところ。岐阜第一が7-0と天理に大勝したが、もし清原がいたら甲子園の歴史も変わっていたかもしれない。

 

主な卒業生

大垣日大…阿知羅拓馬(中日)、曽我部直樹(元阪神)

天理…西浦直亨(ヤクルト)、中村奨吾(ロッテ)、門田博光(元南海)、関本賢太郎(元阪神)

 


思い出名勝負(1999年夏の甲子園2回戦)

智辯学園

1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 0 9 0 0 0 0 0 0 9
0 0 0 1 0 1 0 0 0 2

県岐阜商 

智弁学園  松本→伊達

県岐阜商  黒井→青木→竹中

 

全国屈指の名門校同士の対戦となった1回戦。
全国の高校野球ファンにとっても楽しみな組み合わせとなった。

 

智弁学園は3年連続の甲子園出場。昨年、一昨年と1勝ずつを挙げているが、2年前は前橋工との強打対決に敗れ、昨年は桜美林との死闘で逆転サヨナラ負け。持ち前の強力打線で今年こそ上位まで顔を出したいところだ。決勝では選抜に出場した高田の好投手・松田を打ち込んで3年連続の出場を決めた。

 

一方の県岐阜商は2年ぶりの甲子園出場。2年前は平安の大会No.1左腕・川口(オリックス)と対戦。強打の1番石原(広島)らを擁する強力打線が終盤まで封じられて、8-4で敗れた。その反省も踏まえて守備を見直したチームは春の東海大会でエース岡本(西武)擁する選抜8強の海星を下して優勝。エースだった竹中を捕手にしたことでディフェンス面が落ち着いた。岐阜大会でも手ごたえを得た戦いで甲子園出場を決めた。

 

ともに打力には自信を持つ両チーム。どちらが打ってペースをつかめるかに注目が集まった。立ち上がりは智弁学園・松井、県岐阜商・黒井ともに制球に苦しむも何とか無失点にしのいでいたが、3回表試合が大きく動く。

 

黒井が8番投手の松井にストレートの四球を出し、ノーアウトランナー一塁。しかし、ここで捕手・竹中がピックオフプレーで飛び出したランナーを刺して1アウト。さらに、9番肘井ライト前テキサスヒット、1番小林が四球で1,2塁からまたも竹中が牽制で飛び出した2塁走者を刺す。

 

守備のいいチームに生まれ変わった県岐阜商の象徴的存在の竹中が2アウトを取る展開。ただこの回やはり黒井の調子がおかしかった。2番にも四球を出してピンチが広がる。岐阜大会防御率0点台の面影がない。それでもなまじ捕手・竹中の活躍で2アウトを取っていたため、県岐阜商ベンチはタイムをかけない。

 

ここから智弁学園打線が止まらなくなった。3番梅本、4番中村の連打で先制。さらに5番武田の死球で押し出し。6番大坪もライト前へはじき返し、この回まだ誰も凡退しない。ようやく2番手投手の青木がブルペンへ走るも、ベンチの打つ手が後手後手になってしまった。

 

その後も智弁学園の猛攻は続き、2番手で登板した青木も1アウトも取れず3安打されて降板。さらに、代わった3番手の竹中が4番の中村をアウトに取るまで、なんと14者連続出塁の大会新記録。1イニング9得点の猛攻で序盤に試合は決まってしまった。

 

その後、県岐阜商も反撃。投手としても打者としても奮闘した竹中のヒットを足掛かりに2点を返したが、あまりにも序盤の失点が大きすぎ、智弁学園が9-2で3年連続の初戦突破を果たした。

 

智弁学園は相手のスキを逃さない攻撃は見事。続く3回戦では桐蔭学園に打ち負けて5-9と敗れたが、この試合でも1イニング4得点で一時は逆転。この大会点が入ったイニングは2試合で3イニングだけながら挙げた得点は14点。集中打で猛打・智弁を印象付けた。

 

一方、県岐阜商としてはこの悪い流れをどうにか止めたかったが、打つ手が遅れた。捕手・竹中をはじめ、選手個々の能力では全く見劣りしていなかったが、点差は大きく開いた。改めて野球の難しさを感じさせられた試合となった。

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