1試合毎予想 2017年 全国高等学校野球選手権大会

【予想編】2017年夏の甲子園3回戦 大阪桐蔭(大阪)vs仙台育英(宮城)

更新日:

大阪桐蔭(大阪)vs仙台育英(宮城)

予想 55%    45%

 

〇8-1米子松陰 〇15-3 滝川西

〇2-1智辯和歌山〇1-0 日本文理

 


対戦カード予想

投攻守にスキがない大阪桐蔭の強さは素晴らしいが、
接戦ならば仙台育英にも十分チャンスはありそうだ。

 

大阪桐蔭はエースの徳山が2試合連続の先発。2回戦の智辯和歌山戦では強力打線に12安打を浴びながらも耐えきった。打たれながらも丁寧にコースを突き続ける集中力の高さは素晴らしく、またバックが再三の好守で援護。まるでボクシングの名試合を見るような壮絶なせめぎ合いを制した。3回戦で2年生の柿木横川の先発もあるかもしれないが、大事な場面ではやはり徳山頼みになりそうだ。

仙台育英打線は初戦は爆発も、2回戦は日本文理・稲垣に苦戦。徳山は140キロ台の速球とスライダーを持ち、稲垣と似たタイプだけに反省を活かして臨みたい。

 

一方の仙台育英もエース左腕長谷川が素晴らしいピッチング。制球難の評などどこ吹く風でコーナーいっぱいのボールを投げ続けて、完封勝利を挙げた。そして、バックがファインプレーを連発。大会が終わっても語られるだろうくらいの好守備で長谷川を助け続けた。このプレーができれば、大阪桐蔭にとっても脅威になりそうだ。

大阪桐蔭打線は2回戦で智辯和歌山の左腕・黒原に苦戦。3回戦の対長谷川に向けて少し不安を残した。各打者の技量は大会でも随一だけに、足なども絡めて崩していきたいところ。

 

仙台育英はここ最近3回戦での敗退が多く、横浜・興南・作新学院と優勝経験校に行く手を阻まれた。
今回は優勝経験校の中でも最強の敵・大阪桐蔭だが、ここを乗り切ると一気に勢いに乗れそうだ。

一方、大阪桐蔭にとっても2回戦に続いて強敵との対戦。守り合い・粘りあいになりそうな予感がするが、
先輩たちの築き上げてきた伝統の「粘り」でこの障壁も突破したいところだ。

 


大阪vs宮城 甲子園対決

春 大阪6勝   宮城3勝

夏 大阪2勝   宮城3勝

計 大阪8勝     宮城6勝

 

春は大阪が、夏は宮城がリード。平成3年選抜では大阪桐蔭と仙台育英が対戦し、
初出場の大阪桐蔭が仙台育英を10-0、しかもノーヒットノーランで下すという衝撃的な試合を演じた。

 

主な卒業生

大阪桐蔭…中田翔(日本ハム)、森友哉(西武)、中村剛也(西武)、西岡剛(阪神)

藤浪晋太郎(阪神)、浅村英斗(西武)、平田良介(中日)、岩田稔(阪神)

仙台育英…由規(ヤクルト)、橋本到(巨人)、上林誠知(ソフトバンク)

佐藤世那(オリックス)、平沢大河(ロッテ)


思い出名勝負(2004年選抜甲子園2回戦)

大阪桐蔭

1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 0 0 0 0 1 0 0 0 2
0 1 1 0 0 0 0 1 × 3

東北

大阪桐蔭  岩田→菊川

東北    ダルビッシュ→真壁

 

2回戦にして早くも東西の優勝候補筆頭同士が対決するという贅沢なカード。試合前から甲子園球場は決勝戦のような雰囲気となっていた。

 

東北は前年夏甲子園で準優勝。エースのダルビッシュ(日本ハム―レンジャース―ドジャース)をはじめ、右サイド真壁に1番家弓、3番大沼、4番横田、6番加藤と主力打者もごっそり残り、新チームは当然優勝候補。ちょうど学校100周年を迎えることもあり、東北勢初優勝の期待が高まっていた。

 

しかし、順調東北大会を制覇したあとに臨んだ神宮大会で済美にまさかのコールド負け。これをきっかけにチームが空中分解しかけたこともあったが、まとまりを取り戻して臨んだ選抜では初戦の熊本工戦でダルビッシュが見事ノーヒットノーランを達成。会心のスタートを切った。

 

一方の大阪桐蔭はここ最近低迷していた大阪勢の復活を期待されるような強力チーム。秋の近畿大会で1年生4番の平田(中日)を中心に打ちまくって決勝に進むと、決勝でも社の好左腕・大前を打ち込んで大逆転勝利。分厚い投手陣も擁して投打に厚い戦力を有していた。

 

さらにその名が知れ渡ったのが続いて行われた神宮大会。準決勝で対戦した鵡川の投手陣を打ち込み、何と36-5の大差で勝利。記録的な猛打を見せて他校を震え上がらせた。平田以外にも生島中村山路ら強打者がずらりと並び、打力だけなら間違いなくトップクラスの評価だった。選抜初戦では二松学舎大付属のエース左腕・松木をとらえ、平田の2ランなどで5得点。投げてはエースの岩田が0封し、5-0と快勝した。

 

さて、優勝候補同士の注目の一戦だったが、試合は1回表からいきなり動きを見せる。簡単に2アウトを取られた後、3番の中村ダルビッシュの高めの速球をとらえた打球は右中間スタンドに飛び込む先制のホームラン。ノーヒット右腕から豪快に先制点をもぎ取る。ダルビッシュはこれが甲子園で浴びた初めてのホームランだった。

 

しかし、東北もすぐさま反撃。立ち上がり制球にばらつきのある大阪桐蔭のエース岩田から2回裏4番横田が豪快な同点ホームラン。すぐさま試合を振り出しに戻すと、3回裏には8番がセンター前ヒットで出塁。盗塁、犠打などでランナーが進んだ後、2番伊藤岩田の甘く入ったストレートをきれいにセンターへはじき返して勝ち越し。この辺りは甲子園経験に勝る東北がペースをつかみ返す。

 

雨が降り、ボールもなかなか手につきにくく守りにくい状況だったが、その後はダルビッシュ岩田の両投手ともに落ち着きを取り戻す。特にダルビッシュは多彩な変化球を駆使して大阪桐蔭打線の目先をかわす。注目の4番平田に対しても打たせて取る投球でノーヒットに封じ込んでいく。

 

しかし、試合が膠着状態となってグランド整備も終わった6回表。またしてもこの男がやってのける。この日第二打席でもヒットを飛ばした中村が打席に入ると、真ん中高めのストレートをバット一閃。今度はライトスタンドへと突き刺さる同点ホームラン。打たれたダルビッシュがおもわず顔をしかめた一打だった。

 

振り出しに戻った試合はその後、お互い一進一退の攻防が続いた。東北は腰に張りのあるダルビッシュに代えて真壁を投入。昨夏同様真壁は140キロ台の速球をサイドからコーナーにビシビシ投げ分ける。昨夏の段階で打者を翻弄していたのだから、いくら強者ぞろいの大阪桐蔭でも春先の段階で攻略するのは難しいというもの。それでも3番中村は4安打目を放つのだから、この日の彼はそれだけ神がかっていた。

 

決勝点は8回裏。大阪桐蔭の2番手菊川を東北が攻める。先頭の家弓がセンター前ヒットで出塁。2番伊藤が初球で犠打を成功させると、打席には3番大沼。昨年春夏とも勝負所で思うような活躍ができなかった男がここで菊川の得意のカーブを引っ張ってライト線へヒット。家弓がホームまで生還し、待望の勝ち越し点。9回を真壁が締めて、優勝候補同士の一戦を制した。

 

その後、東北は準々決勝で昨秋敗れた済美と対戦。7-0のコールドで敗れていたため、逆のスコアでやり返したいとの大沼の気合通り、初回から打線爆発。その大沼が先制3ランを放つなど、序盤からリードを広げて6-2で最終回に入った。しかし9回裏真壁が済美打線の猛反撃にあって2点を返されると、2アウトランナーなしからさらに連打。ここで3番の高橋(阪神)にまさかのサヨナラ3ランを食らい、7-6で逆転サヨナラ負けを喫した。

この年の東北は戦力的には歴代でも最高のチームで、もう二度とこれだけのタレントが揃うチームもないのではというくらいだったのだが、優勝には届かず。4季連続東北大会優勝など、東北地区では無敵を誇ったが、ついに全国のタイトルには手が届かなかった。

 

一方の大阪桐蔭はその後、春季近畿大会を制するなど、「東北を破るなら大阪桐蔭では」と言われるくらい強さを誇っていた、しかし、夏の大阪大会決勝では1年生の前田健太(ドジャース)擁するPL学園と延長引き分け再試合の末に敗戦。分厚い投手陣と強力打線で存分に力を見せたが、再試合では常に先手を取られ、守備のミスも出て敗れ去った。奇しくもこの年のチームはのちにドジャースに進むことになる2投手を擁するチームに春夏と敗れたのだった。

しかし、翌年平田や辻内(巨人)に1年生の中田(日本ハム)を加えたチームは全国4強へ進出。その後も出場を重ね、2008年に17年ぶりの優勝を成し遂げるとその後は全盛期のPLを思わせるペースで甲子園で優勝。今や甲子園で最も勢いのあるチームだが、そのスタートとなったのは当時低迷していた大阪に元気を与え、ダルビッシュに食らいついたこのチームだった。

 

https://www.youtube.com/watch?v=dJuFrdRxESQ

https://www.youtube.com/watch?v=2IXtdzIqrx8

https://www.youtube.com/watch?v=qZHEVt1fNhU

https://www.youtube.com/watch?v=ZuTTCEvQnAI

https://www.youtube.com/watch?v=YyDkprid_YE

 

↓2017年代99回大会のその他試合予想を見る↓

2017年第99回夏の甲子園大会本戦予想・振り返りまとめ


-1試合毎予想, 2017年, 全国高等学校野球選手権大会

Copyright© 世界一の甲子園 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.