• 【好投手列伝】熊本県篇記憶に残る平成の名投手 1/2

    2021年02月02日

    【好投手列伝】熊本県篇記憶に残る平成の名投手 2/2 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

    坂田正輝(熊本工)

    第74回大会で最も速いボールを投じた熊工のエース。大会前は3人の投手の継投を思い描いていたが、甲子園ではエースとして一本立ちした。馬力のあるフォームから繰り出す最速143キロのストレートは威力十分で、初戦は好リリーフで創価に競り勝つ要因となった。続く2回戦の県立岐阜商戦は8回まで0-0の珠玉の投手戦に。最後はサヨナラスクイズで敗れたが、力強い投球で観衆を沸かせた。

    1992 坂田正樹 甲子園-夏 熊本工業 – YouTube

    松本輝(熊本工→ダイエー)

    1995 松本輝 甲子園-春 - YouTube

    今治西・藤井(ヤクルト)と並んで大会屈指の本格派投手として注目された右腕。同期にはのちに中日で2000本安打を達成する荒木雅博もいた。140キロ台中盤のストレートを武器に前年秋の九州大会を圧勝で制覇。当時は各地区大会の優勝校が神宮大会に出場していなかったため、熊工は神宮にはいかなかったが、「行けば優勝できた」と噂されていた。

    迎えた選抜初戦の相手は郡山。中村泰(阪神)、宮越(中日)とプロ入りした2投手から打線がそつのない攻めで4得点。松本も10安打を浴びながら要所を締めて1失点に封じた。しかし、2回戦は初出場で旋風を起こした日南学園打線に猛打を浴び、2-6と完敗。九州を圧倒的に制したことで慢心もあったとのこと。九州屈指の剛腕の春は2試合で幕を閉じた。

    1995 松本輝 甲子園-春 – YouTube

    園村淳一(熊本工)

    高校野球・四国4商】⑥ ~松山商野球部、栄光の歴史(5)…「奇跡の ...

    一つ上の世代に荒木(中日)、松本(ダイエー)らスター集団がいたことで、結束力を増した1996年の熊工。秋の大会で早期敗退したことも危機感を呼び、田中監督の社会人仕込みのハイレベルな指導もあって、まとまりのある好チームになった。

    その熊工のエースが左腕の園村。左からややクロスして投げるスリークオーターは初戦で山梨学院大付の好左腕・伊藤に投げ勝つと、その後も順調に勝ち進み、準決勝では3回に打線が集中打で挙げた3点を守り抜いて、これまた好左腕の前橋工・斎藤に投げ勝った。

    そして、伝説となった松山商との決勝戦。9回の沢村の同点弾や奇跡のバックホームが取り上げられるが、1回に3点を失ってから粘りの投球で踏ん張り続けた園村の好投がなければ、あの名勝負が生まれなかったことを忘れてはならない。

    19960821【懐かし】熊本工 vs 松山商【奇跡のバックホーム】(9回より10分ダイジェスト) – YouTube

    反頭一臣(九州学院)

    国学院栃木vs九州学院 2000年選抜 – 世界一の甲子園ブログ

    選抜で出場校の投手中、防御率1位をマークした反頭一臣。抜群の制球力とキレのある速球を誇り、全国屈指の好投手であることは誰の目にも明らかだった。しかし、選抜の国学院栃木戦では9回に3点のリードを守り切れず、逆転負け、夏は3回戦で旋風を巻き起こした光星学院相手に3点ビハインドを追いつくも、9回に決勝点を奪われて敗退と春夏ともに惜しい負け方となった。実力者であるがゆえに、どこか不運な印象をぬぐえなかったエースであった。

    国学院栃木 柄目監督の選手時代 – YouTube

    山田龍世(秀岳館)

    熊本 | 投票!甲子園ベストゲーム47 | 高校野球サイト:バーチャル高校 ...

    2001年夏の甲子園で最大のサプライズを起こしたエースだ。熊本大会で熊工と延長14回にわたる激闘を制して乗り込んできた初出場・秀岳館。しかし、その登場はくじの結果しんがりとなり、しかも対戦相手は開幕戦で大勝を収めた選抜王者の常総学院であった。

    誰もが常総の勝利を予想した中で、山田は内外角を丁寧に投げ分ける投球で立ち向かう。打線も常総の守備ミスにも助けられて2点を先行。終盤には5番上田にあわや同点2ランかという当たりを打たれるも、ファールとなり難を逃れた。結局、7回まで無失点でリリーフの山口にバトンタッチ。3-0と完封で選抜王者を倒した。

    選抜では金沢・中林(阪神)、東福岡・下野、関西創価・野間口(巨人)、仙台育英・芳賀と好投手を立て続けに攻略した常総学院。その強打のチームが新チーム結成以来初の完封負けを喫したのは熊本の新鋭校の軟投派エースだった。

    【熱闘甲子園】 2001 第83回 秀岳館VS常総学院 – YouTube

    岩見優輝(熊本工→広島)

    2004年に春夏連続出場を果たした熊工の左腕エース。左サイドから繰り出す切れのあるストレートと多彩な変化球を制球力投げ込み、ストレートのスピードこそないものの、それ以外の項目はすべて満たしているのではないかという好投手であった。

    しかし、選抜では東北のダルビッシュ(カブス)の前に打線が無安打無得点。夏は7季連続出場中の明徳義塾を相手に、8回に2点差を追いつかれての9回サヨナラ負けとくじ運の悪さに泣いた投手であった。

    [プロ 野球 ハイライト] 熱闘甲子園 2004熊本工VS下妻二 美人マネージャー – YouTube

    隈部智也(熊本工)

    2年夏、3年春と2季連続出場を果たした左腕エース。特に3年春は熊工を久々の4強まで導いた。派手さはないが、打たれ強く実戦派の好左腕であった。

    選抜2回戦では丸佳浩(巨人)がエースの関東王者・千葉経済大付と対戦。前年秋の神宮大会では2-8と大敗していた相手に、取って取られての大接戦を演じ、試合は延長戦に。1番主将の藤村の活躍で延長12回に3点を勝ち越し、隈部は3失点完投。大きなヤマを越え、ナインは優勝したような歓喜に包まれていた。

    隈部 智也(熊本工)投手 – YouTube