【好投手列伝】栃木県篇記憶に残る平成の名投手 1/2

平成の名投手

【好投手列伝】栃木県篇記憶に残る平成の名投手 2/2 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

麦倉洋二(佐野日大→阪神)

平成初の選手権大会で初勝利初完封を成し遂げた佐野日大のエース右腕。県大会を48イニング無失点で勝ちぬいた「ミスター0」は球威のあるストレートを武器に、甲子園でも快投を演じる。開幕戦では近大福山との対戦になったが、いつも通り淡々と投げ抜いていくと、9回表には自らホームランを放って勝ち越す千両役者ぶりを発揮。平成初ホームラン初得点まで記録し、見事1-0の完封勝利を飾った。

その後、2回戦では福井商の剛腕・近岡との投げ合いに敗れたが、ドラフト会議では阪神タイガースに指名されてプロ野球選手に。現在は母校・佐野日大の監督となり、打倒・作新学院に燃える日々である。

【好投手列伝】福井県篇記憶に残る平成の名投手 1/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

⚾【平成元年】近大福山 対 佐野日大【高校野球】開幕試合 – YouTube

向田和泰(宇都宮工)

選抜高等学校野球大会|栃木県高校野球連盟

1996年の選抜屈指の好右腕だろう。初戦は四国のドカベンこと、スラッガー今井を擁する松山商が相手だったが、味方打線が序盤から着々と加点して向田を援護。向田は高めの速球とフォークボールを使った高低の攻めで今井を翻弄し、7-3で伝統校を圧倒した。その後、2回戦でも1回戦9得点に東邦打線を封じて3失点で完投勝ち。準々決勝で優勝した鹿児島実に敗れたが、堂々のベスト8入りを果たした。

1996 第68回選抜 ハイライト 宇都宮工vs松山商 – YouTube

亘伸哉(佐野日大)

全国高等学校野球選手権大会|栃木県高校野球連盟

佐野日大を夏初めての8強に導いた大型右腕。初戦となった2回戦は宮崎日大との「日大」対決となったが、ストレートとスローカーブで緩急をつけ、相手打線を6安打1失点に抑えて、平成元年以来の勝利を手にした。続く3回戦も大分商の好投手・安達に投げ勝ってベスト8に進出。また打っても2試合連続でタイムリーを放ち、投打でチームを牽引した。

また、準々決勝で優勝した智辯和歌山にもののものの、2試合連続2桁得点の破壊的な打力を持つ相手に対して、我慢の投球で6失点にとどめた。この年の佐野日大のベスト8を最後に2011年の作新学院のベスト4まで栃木県勢は苦しい時代を迎える。

[プロ 野球 ハイライト] 【熱闘甲子園】 1997 第79回 佐野日大VS宮崎日大 – YouTube

大川友弘(国学院栃木)

選抜高校野球

2000年の選抜で旋風を巻き起こして4強入りした国学院栃木。その4番エースとしてチームの屋台骨を支えたのが長身右腕・大川だった。大型投手にみられがちな粗さはなく、角度のある速球と変化球をコンスタントにコーナーに決めて打者を打ち取った。初戦は奇しくも4年前の出場時に敗れた近畿王者の育英が相手だったが、柄目・館野ら上位打線が奪ったリードを粘り強く守り抜き、10-6でリベンジを達成した。

その後、2回戦では好投手・反頭を擁する九州学院を下すなどしてベスト4に進出。大川自身の失点は多かったが、テンポよく打たせて取る投球で味方打線にリズムをもたらす好投手だった。

国学院栃木vs九州学院 2000年選抜 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

[プロ 野球 ハイライト]2000 第72回 選抜ハイライト 国学院栃木VS育英 – YouTube

泉正義(宇都宮学園→ヤクルト)

Tc в Twitter: "泉 正義 現在は「日光ヤングSwallows」の監督 #輝け ...

20世紀最後の夏に宇都宮学園の守護神として甲子園を沸かせた1年生右腕。恵まれた体格から繰り出すストレートの最速は140キロに達しており、その球威・スピードで1回戦の丸亀戦では逆転勝利を呼び込んだ。2回戦の松商学園戦でも好投を見せ、その後は一躍県内注目の右腕となったが、甲子園出場は果たせず。早熟の速球派投手だったが、1年生時の輝きが脳裏に残っている高校野球ファンは多いはずだ。

[Baseball Highlights] 2000【巨人片岡】宇都宮学園vs丸亀 – YouTube

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