2012年春の選抜甲子園大会前予想

2012年

いよいよ東北勢初優勝なるのか、その絶好のチャンスが到来したと言えそうだ。

昨夏準優勝の光星学院が秋の神宮大会も制覇。全国の頂点にいまだかつてないほど近い位置につけてきている。この1年間は光星学院を中心に回りそうだ。

その光星学院と神宮決勝で接戦を演じた愛工大名電も好チーム。秋の段階ではこの2校が他校を一歩引き話していた感がある。選抜もこの2校を中心に戦いは回りそうだ。

光星学院は昨夏準優勝後に3年生の不祥事が発覚。国体を辞退することとなったが、そのお詫びにと3年生が練習を手伝い、強化を図った。特に秋田、川上(ヤクルト)と全国クラスのボールを打った経験は大きく、秋季大会で抑え込まれることはほとんどなかった。打線の軸となるのは3番田村(ロッテ)、4番北條。田村は柔らかい打撃フォームから内外のボールに無理なく対応でき、4番の北條はヘッドスピードを活かした強烈なプルヒッティングを見せる。北條は神宮大会初戦の神村学園戦でタイブレーク性という特殊な状況の中、逆転サヨナラ満塁ホームランを放った。1番の天久は速球にはめっぽう強く足の速さでも相手を脅かす。56番の大杉、武田も好打者で、切れ目のない打線は大会No.1といえるだろう。

投手陣は打線に育てられながら成長。力のあるストレートと縦に割れる変化球が武器の金沢と制球力が武器の城間の2人が競いながら実力を上げた。安定した得点力を背景に最少失点で切り抜けたい。昨夏初の準優勝を成し遂げて勢いに乗る強豪。今選抜で初優勝を狙いたい。

https://www.youtube.com/watch?v=sfq9Untqq3U

光星への雪辱に燃える愛工大名電には大会No.1左腕の浜田達(中日)がいる。浜田は徹底した走り込みで鍛え上げた下半身を主体にMAX145キロのストレートを投げ込む本格派。昨夏の愛知大会決勝で敗れた至学館と再び対戦した東海大会の準決勝では9回に144キロを記録するなどスタミナに不安はない。速球のみならず変化球を使ってうまくかわす投球も覚え、下級生時に見られた制球難も克服。今大会の主役になる可能性を秘めている。打線は上位から下位まで切れ目がなく、しかも機動力もある。破壊力という点では光星に劣るが、いやらしさでは名電のほうが上だ。2004年~2005年にかけて一世を風靡した打線とかぶる。4番で主将の佐藤はパンチ力のある打撃でチームの中心。彼のほか、木村、鳥居、松岡、荒木、中野と長打力と足のある左打者がずらりと並び、下位の浜田・中村のバッテリーも打撃は悪くない。勝負所でヒットの出る、力のある打線だ。守備もセンターラインを中心に固い。投攻守のバランスは最もとれているチームだろう。神宮の決勝では主将の佐藤をけがで欠いた状況で光星学院と1点差の接戦を演じた。佐藤が戻った選抜では光星にリベンジを果たして2度目の選抜制覇を狙う。

https://www.youtube.com/watch?v=FXzb6ocaHXY

この両チームを追う2番手集団は多数存在。どこが止めることになるのか注目だ。

関東大会を連覇した浦和学院は昨年からエースの佐藤が投打の軸。昨年に比べて下半身がしっかり割れ、真っすぐの威力が増した。これにもともと多彩だった変化球を混ぜて投球を組み立てる。その他長身の1年生山口や同じく1年生の涌本、伊藤、渡辺剛ら多くの投手を登板させながら優勝を成し遂げた。捕手・林崎は各投手の持ち味を引き出しつつ好リード。選抜でどの投手が抜け出すか、競争は続く。打線でも2番の林崎が16打数10安打6打点と大活躍。3番佐藤、4番笹川、5番石橋ら昨年からのメンバーに山根、高田、竹村ら新戦力も加わり、関東大会4試合で29得点をたたき出した。準決勝では2試合連続完封中だった健大高崎の三木をKOするなど高い打力を披露した。神宮では名電の浜田に抑え込まれ、初戦敗退。全国最高峰クラスの投手からいかに点を取るかが課題となる。ただ敗れたとはいえ、7回終了時までリードを奪っており、スコアほど力の差はなかった。総合力は高く、昨年守備の乱れで初戦で敗れた悔しさを晴らして上位進出を狙いたい。

https://www.youtube.com/watch?v=MOlIPeNGTp8

その浦和学院に関東大会決勝で敗れた作新学院は前年4強のメンバーが多く残り、期待が持てる。エースの大谷は昨秋は本調子ではなかったが、本来なら力のある真っすぐで相手打者の内角をぐいぐい攻めることができる。変化球もあらたにシュートボールを覚えて内角攻めにますます磨きをかけようとしている。2年生捕手の山下との強気のコンビで選抜では昨夏の甲子園のような投球を見せたい。打線は関東大会で3試合連続2桁安打と好調。走攻守揃った1番の石井(日本ハム)は出塁率が高く、2番鶴田がうまくつなぎ、高山・篠原・山下ら中軸は振りが鋭い。小針監督のバントをしない強気の攻めも健在。守備はショートの石井を中心に手堅く守る。関東決勝では大谷が先発しない状態で敗れたため、本調子なら浦和学院と並ぶ実力の持ち主だろう。前年の経験値も糧にして昨夏果たせなかった決勝進出を狙う。

https://www.youtube.com/watch?v=LJOqX_WGAOw

その作新に昨夏惜しくも逆転負けを喫した智弁学園もその当時のメンバーが多く残り、近畿大会を制した。青山―中道(ともにオリックス)のバッテリーは昨夏の横浜戦・作新戦であと1イニングの教訓を嫌というほど味わっており、経験豊富。近畿大会では同じく昨夏に甲子園を経験した東大阪大柏原の好投手・福山を攻略するなど、上位に浦野・青山・中道・小野と経験者の並ぶ打線は確かな破壊力がある。また、近畿大会序盤では下位打線の奮闘も目立った。しかし、青山が近畿大会の準々決勝・鳥羽戦でわき腹を痛めるアクシデント。しかし、スライダーが武器の小野や木村らほかの投手が奮闘。打線も鳥羽戦で中道が逆転3ランを放つなど青山に頼らない戦いをすることができた。アクシデントを機にチームの底上げに成長。選抜に向けてうれしい誤算となった。奈良の智弁が優勝を果たせていないのはチーム全員が意識しているところ。選抜の目標はもちろん全国制覇だ。

https://www.youtube.com/watch?v=-VKzudyk8Qc

その智弁学園に昨夏悔しい逆転負けを喫した横浜もまた多くのメンバーを残して新チームに移行。秋の関東大会ではエース柳(中日)のアクシデントもあって準々決勝で作新学院に敗れたが、実力が高く評価されて選出された。一度選出されれば優勝候補にあがるのが横浜高校だ。エースの柳は右打者のインコースを正確につけるコントロールの持ち主。後ろにはスライダーが武器の左腕・相馬が控えており、この投手リレーは昨夏から変わらず継続している。打線は昨春までエースだった山内や田原ら中軸に長打力があり、何より横浜伝統の緻密な攻撃は健在。スキのない攻守を見せる。昨夏敗れた智弁学園とは同じブロックに入った。まずは智弁と戦えるベスト8まで勝ち上がって見せる。

https://www.youtube.com/watch?v=fZYslkg7iLQ

九州の2チームも手ごわい存在だ。

夏春連続出場となる九州チャンピオンの神村学園。昨夏甲子園のマウンドを踏んだ速球派右腕・柿沢(巨人)を差し置いてエースの役割を果たしたのは左腕・平藪。最速136キロの真っすぐにカーブ、スライダーをテンポよく投げ込む。尊敬する2011年の鹿実のエース野田(西武)に少しでも近づこうと鍛錬を怠らない。長崎日大戦では13三振を奪う快投を見せた。柿沢は平藪と対照的に真っすぐで押すパワーピッチングが持ち味。要所では速球で相手を圧倒する。打線は機動力豊かでパワーもあり、九州決勝では九州学院の左腕・大塚は初回急襲。一挙8点を奪った。不動の1番の俊足・新納が出塁し、長打力もある2番田中がつなぐ。クリーンアップの柿沢・大坪・古賀は長打力がある。9番の二河はフルスイングが持ち味で九州大会では大活躍。9番に置いておくにはもったいない打者だ。神宮大会では光星学院をあと一歩までおいつめるなど実力は確か。ここ7年連続で春夏の甲子園のどちらかで決勝にすすんでいる好調な九州勢。もちろん狙うは全国制覇だ。

https://www.youtube.com/watch?v=FxeqCXqrQIQ

2年連続の選抜出場となる九州学院は1年夏から甲子園を経験している萩原、溝脇(中日)が最終学年を迎えた。俊足の溝脇を1番に置き、チャンスメーク。4番に期待の1年生主砲・太田を置き、その周りにスラッガー萩原、チャンスに強い岡山と経験者を固めて強力な打線を形成。7番には昨年のスピードスター山下を超えるともいわれる足の持ち主の島田、9番に打撃もよい投手の大塚(楽天)を置き、第二の攻撃の起点を形成する。九州大会初戦は下位打線のみで7安打7得点を記録している。左腕エースの大塚は真っすぐをコントロールよく内外角に投げ分け、スライダー・スクリューで打ち取る。ストレートの球速・球威も昨年より増しており、今大会は期待が持てる。守備ではショート溝脇の守備範囲が出色。レフトの守備範囲までカバーしてしまう広い守備範囲を見せる。足も含めた攻撃力は全国でも上位だけにエース大塚の出来次第で優勝が狙える。

https://www.youtube.com/watch?v=OZnABEdxNGg

各強豪校が不気味に感じているのが初戦で当たる大阪桐蔭と花巻東の両校。ともに昨秋の地区大会では勝ち進めなかったが、秘めた実力は高い。

https://www.youtube.com/watch?v=LNnw4w2QKkI

大阪桐蔭は西谷監督就任以来初めて甲子園経験者抜きで臨む。エースの藤浪は194㎝の長身から投げ下ろす140キロ台後半のストレートに威力・角度があり、プロも注目の逸材だがスタミナが課題。夏の大阪大会決勝の東大阪大柏原戦も近畿大会の天理戦も終盤にストレートを狙い打たれ攻略された。課題は明らかだけに選抜で冬の練習の成果を期待したい。2番手の澤田(オリックス)は藤浪と対照的にがっしりした体格から投げる球威あるボールを投げる。2番手というよりは藤浪と同等以上の力を持っているといえるだろう。打線はチーム打率4割近く、ポテンシャルは高い。ミート力抜群の2年生捕手・森(西武)を1番に据え、両利きの3番水本、パワーヒッターのおかわり君2世・田端、2年生ながら近畿大会2試合で4本の2塁打を放った笠松などタレントぞろいだ。あとは藤浪も含めて優勝候補といわれる実力を最後まで出し切れるか。試金石の大会となりそうだ。

その大阪桐蔭と当たる花巻東には大谷翔平(日本ハム)というスーパースターがいる。しかし、昨秋の戦いでは故障もあって大谷を投手として使うことができず、昨夏の岩手大会同様に小原と佐々木毅の継投でしのいだ。それでも大沢、太田、高橋翔ら好打者の並ぶ打線が奮起し、東北大会で2試合連続逆転サヨナラ勝ちを飾った。大谷は打者としても高校通算ホームラン30本の逸材。自分のポイントでとらえた打球はあっという間にスタンドインしていく恐ろしい打者だ。打線に関しては光星学院と互角の威力を誇る。むしろ投手・大谷抜きで光星学院と戦ったことを考えると、大谷が戻ってきたら全国の頂点も狙える戦力になるだあろう。初戦は大阪桐蔭の藤浪との長身投手対決となるが、ここ3年の甲子園経験では花巻東が上回る。1回戦屈指の好カードを制して菊池雄星(西武)で果たせなかった全国制覇を成し遂げたい。

この辺りまでがtop2を追う第二集団といったところか。

僅差で三重、関東一、天理らの常連校や健大高崎が追うことになりそうだ。

三重は東海屈指の右腕・三浦を中心とした守りのチーム。昨夏まで見られた四死球から崩れるパターンはなくなり、キレのあるスライダーとカット気味に食い込む140キロのストレートで的を絞らせない。右打者の内角も果敢に攻めることができ、逃げない投球が信条だ。名電の強力打線も4点でしのいでおり、注目の右腕だ。打線は12番の石崎、北出を192㎝の長身の4番岡本や勝負強い小川、前川が返すパターンだが、例年ほど打つ力はない。少ないチャンスを確実に活かしていきたい。

https://www.youtube.com/watch?v=zWbP9lbzm2I

関東一も投手力を軸にした守りのチーム。決勝ではライバル帝京を相手に201安打完封勝利。2年生右腕・中村(広島)は低めに伸びる速球を武器にして好投。回転のいい質の高い真っすぐで強力打線を抑え込んだ。2年生左腕・醍醐も実力があり、この若い投手陣の実力はなかなかのものだ。神宮では名電の打線も2点に抑えている。守備はこのチームの一番の長所で5試合5失策と固い。打線は5試合で60安打。安西、松谷の中軸だけでなく1番の磯部や7番の松谷にも1発が飛び出すなど長打力がある。現3年生は1年時に山下(DeNA)、宮下らを擁して8強入りした甲子園をスタンドで観戦。今度は自分たちが勝ち上がって見せる。

https://www.youtube.com/watch?v=tMoIFi3FK-g

天理は5年連続の選抜出場。昨夏は不祥事でまさかの出場辞退となったが、主将・船曳を中心にまとまり、秋の近畿大会では優勝候補の大阪桐蔭をくだすなど準優勝を飾った。昨年の選抜も経験した左腕の中谷は近畿大会初戦では18三振の快投。右腕・山本は140キロを超すストレートを武器に大阪桐蔭を下す立役者となった。打線の軸は4番ショートの吉村。フォロースルーの大きい打撃で近畿大会では2試合連続のホームランを放った。監督は「ぼちぼち行こか」の名セリフでおなじみの名将・橋本監督。負けをおそれないイケイケ野球で選手をのびのび戦わせた。昨年までとは雰囲気の異なる伝統校。5年連続の経験も活かして上位に進みたい。

https://www.youtube.com/watch?v=Eiy_rnNu3sc

健大高崎は夏春連続の甲子園。代名詞の機動破壊を甲子園で証明したい。エースの左腕・三木は関東大会で2試合連続完封。球速は速くないが、チェンジアップ、スライダーを低めに集めて安定感ある投球を披露した。打線は1番の竹内が俊足・強打でチャンスメークし、長坂(阪神)・内田の強打のクリーンアップが返すのがパターン。しかし、足の速いランナーは下位まで並んでおり、相手投手としては気の抜けない打線だ。関東大会では浦学投手陣を唯一打ち込んでいるように攻撃力は高い。2度目の甲子園で初の上位進出を狙う。

https://www.youtube.com/watch?v=ssOIzRrM0Gk

北照は2年ぶりの選抜を決めた。2年生のエース大串は昨秋の北海道大会で計31イニングを投げて7失点。技巧的なピッチングで的を絞らせない。打線は初球から打っていく積極打法で北海道大会を勝ち進んだ。準決勝では昨年選抜8強の北海のエース玉熊・西村を相手に18安打9得点でコールド勝ち。宿敵を一蹴した。2年生の吉田(オリックス)はミート力が高く将来の楽しみな好打者だ。又野、西田(ヤクルト)を擁した2年前ほどのスケールはないが、まとまりのある好チームだ。

https://www.youtube.com/watch?v=orSO8_ee1bM

昨春4強の履正社は完成度の高かった前年と違い、2年生投手陣を主体とした若いチーム。

左腕・東野、東に制球力のいい右腕・阪本の3人をうまく継投でつなぐ。3人とも絶対的な球威はないだけに継投のタイミングが重要になる。打線も前年ほどの力はないが、クリーンアップは力強い。近畿大会初戦では報徳学園のエース田村(西武)を攻略。選球眼の良い原田、1年夏から甲子園を経験している4番小保根、思い切りのいいスイングが魅力の5番熊本と好打者が並ぶ。1番を打つ2年生の宮崎は5割近い打率で昨春チームを牽引。小粒だが、まとまりのあるチームでまずは昨春の成績を目指す。

https://www.youtube.com/watch?v=2axbDx95j5w

昨秋中国大会で優勝し、神宮大会で2勝を挙げた鳥取城北も好チームだ。コントロールのいい平田、速球派・西坂の右の2枚看板は強力。中国大会4試合をわずか3失点でしのいだ。特に平田のスライダーの制球力は一級品だ。打線は硬軟織り交ぜた攻めが得意。パワーヒッターの川野、木下や足の速い阿部、佐藤らの特性が活かされた攻撃で得点力は高い。選んだ四死球が多いのも特徴的だ。投打にバランスがとれており、甲子園で勝てそうな好チームだ。

https://www.youtube.com/watch?v=zWbP9lbzm2I

聖光学院は夏春連続の出場。防御率0点台のエース岡野はとにかくアウトコースのコントロールが抜群。秋の段階でこれだけのコントロールがあると相手打線が対応するのは難しかった。フィールディング・けん制もうまく投手としての総合力が高い。打線は大物うちはいないが、その分全員がしぶとく役割を果たす。三振が少なく簡単には打ち取られない。つなぐ攻撃で活路を見出したい。

https://www.youtube.com/watch?v=eFL6EylSKW0

今大会注目の投手としては、近江の熱血エース村田、頭脳的投球の光る高崎・島田、シンカーの使い手の倉敷商のエース西、防御率0点台の地球環境の絶対的エース漆戸、伝統校・鳥羽のエース五味、大越監督期待の早鞆のエース間津らがいる。間津は昨秋の中国大会で9連続三振の離れ業。選抜での快投が期待される。

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敦賀気比は2年ぶりの選抜。松坂世代の東監督が就任して初めての甲子園となる。細身の左腕エース山本は負けん気の強い性格の持ち主。多彩な変化球を駆使して気合の投球で乗り切った。3番ショートの西川龍馬(広島)は北信越屈指の内野手だ。2年前のベスト8に並んでいきたい。

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その他、今大会注目の打者としては明徳戦で勝ち越し3ランを放った高知・法兼、1年時に甲子園の舞台を踏んだ杉本の四国勢の打者が上がる。

鳴門は県大会・四国大会を通じてチーム打率4割を記録。大物うちはすくないが、上位から下位までしぶとい打者が並ぶ。投手陣は制球力のいい後藤田、小林のWエース。つながりの良い渦潮打線で投手陣を支えて名門復活を狙う。

https://www.youtube.com/watch?v=LuWRTpcYFQM

高知は上述のように再三苦汁をなめさせられてきた明徳を撃破。法兼や2年生スラッガー和田(巨人)、岡崎、政らの前にランナーをためて得点につなげたい。捕手・小松の成長も大きく、市川・坂本の2年生投手をうまくリードした。

https://www.youtube.com/watch?v=fZYslkg7iLQ

別府青山は昨秋九州大会で福岡工大城東のプロ注目左腕・笠原(ソフトバンク)を攻略。わずか3安打ながら四死球、失策を絡めてそつなく得点を重ねた試合巧者。中村・安勇・右田と3人の投手の継投でしのぎ少ないチャンスをものにする野球で甲子園初勝利を狙う。

https://www.youtube.com/watch?v=xegjI9ShELw

宮崎西はエース戸高を中心とした守りの野球で昨秋は九州学院に20と食らいついた。打線も九州大会初戦で福岡1位の自由が丘の大型右腕・本田を単打のみで攻略するなど粘り強さを発揮した。21世紀枠の候補にもなった県下屈指の進学校が旋風を巻き起こす。

https://www.youtube.com/watch?v=BEyK4XuKoC4

21世紀枠の3校も力がある。女満別のエース二階堂は最速145キロの注目の速球派。洲本のエース島垣は長身から投げ下ろすフォークボールで三振を奪える本格派だ。石巻工の主将・阿部は選手宣誓の大役を引き受けた。被災地代表としてあきらめない野球で九州王者・神村学園に挑む。

https://www.youtube.com/watch?v=c23bvSgVoGU

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