• 2017年選手権1回戦 仙台育英vs滝川西(5日目第1試合)

    大会5日目第1試合

    仙台育英

    1 2 3 4 5 6 7 8 9
    2 3 0 0 2 3 2 2 1 15
    0 0 0 0 0 0 3 0 0 3

    滝川西

     

    仙台育英   長谷川→佐川

    滝川西    鈴木→高嶋→奥村→鈴木

    仙台育英が持ち前の攻撃力の高さを活かして圧勝。今大会最多得点を挙げて、初戦を突破した。

    試合

    初回にいきなり滝川西・鈴木に襲い掛かる、2番鈴木が真ん中よりのストレートをセンターへ2塁打すると、3番山田が甘く入ったストレートを一閃。打球はあっという間にレフトスタンドへ飛び込み、2点を先制した。甘いボールを一球で仕留める確実性が光る。

    2回には7番前田が高めに入った変化球をレフトへ引っ張ると、続く犠打失策でチャンスを広げ、9番投手の長谷川が内角の変化球を引っ張った打球はライトへの3ランホームラン。上位から下位まで腰の入ったスイングで確実にスタンドへ運ぶ当たり、選抜以降下位打線も力強さを増したことを感じさせた。

    仙台育英の先発・長谷川は立ち上がりのピンチを抑えると、好投を披露。時折制球が乱れることもあったが、ボールの威力で圧倒。140キロ台の力のある速球とスライダーで打者を牛耳っていった。

    滝川西の先発・鈴木は140キロ付近の速球と多彩な変化球が武器の好投手なのだが、仙台育英打線が甘いボールを見逃してくれない。ゲーム前に3点ほどに抑えるゲームプランだったが、2回で早くも崩れてしまった。要所で守備ミスが絡んだのも痛く、5回表には四球と失策で出たランナーを8番斎藤のレフト前ヒットで返されてしまった。

    仙台育英打線は対応力の高さもさすが。滝川西・鈴木の低めの変化球を振らずに堀を埋めるように持ち球を奪っていくと、2番手・高島と3番手・奥村と、2人の速球派投手からも変化球を見極めてしっかりストライクをたたき、大量点。6番渡辺以外の先発全員安打で18安打15点を奪った。

    大量点を奪われた滝川西だったが、7回裏に反撃。2番手で登板した仙台育英・佐川から3四死球を選んで満塁にすると、9番竹原がストレートをとらえた打球はライトオーバーの3点タイムリー2塁打。点こそ入らなかったが、8,9回も1安打、3四球を選ぶなど最後まで選球眼と粘り強さを見せつけた。試合は15-3で仙台育英が勝利を収めた。

    まとめ

    さて、選抜では初戦敗退に終わった仙台育英だが、夏は大勝スタート。チーム全体での打力の向上が素晴らしく、県大会で引き分け再試合で苦しんだことも成長につながっていそう。エース左腕の長谷川も自らホームランを放つなど快調な立ち上がりだった。次は日本文理との強打対決。どちらに軍配が上がるか。

    一方、滝川西も19年ぶりの甲子園出場。点差こそついたが、能力の高い選手も多く、決して力のないチームという印象ではなかった。ただ攻守にミスが響いてリズムを失ってしまったのが痛かった印象。力はあるだけにそれを出し切る姿を見たかったチームだった。