• 2017年選手権2回戦 明桜vs二松学舎大付(6日目第3試合)

    大会6日目第3試合

    二松学舎大付

    1 2 3 4 5 6 7 8 9
    0 3 0 1 1 3 3 2 1 14
    0 0 0 0 0 1 0 0 1 2

    明桜

     

    二松学舎大付   市川→田中

    明桜       佐藤→五十嵐→曽谷

    明桜は県大会でエースで4番の山口航(ロッテ)が右肩を故障。スタメンに名前こそ連ねていたが、本来の出来ではなく、投打の中心を欠いた状態で東東京王者の二松学舎大付属と対するのはいかにも苦しかった。試合は二松学舎大付属が序盤から圧倒して14-2と大勝を収めた。

    試合

    明桜の先発は佐藤。オーソドックスなタイプの右投手で、130キロ台の速球とスライダー、チェンジアップで組み立てる。スタメンが全員打率3割以上という好打率の打者が並ぶ打線を相手に初回は無難な立ち上がりを見せる。

    しかし、2回表甘く入ったボールを二松学舎大付属は見逃してくれなかった。4番永井がショート内野安打で出塁すると、送って1アウト2塁から6番秋広が高めに浮いたチェンジアップをはじき返して、先制。ライトを守る山口航は肩の痛みで山なりの返球しかできず。守備面でも苦しいところが見受けられた。さらに7番市川、9番永野もそれぞれ甘く入った速球、スライダーを見逃さずタイムリー3塁打。一気に試合の主導権を握る。

    二松学舎大付のエース市川は右打者のインサイドを強気に突く投球が持ち味。序盤からリードをもらったこともあり、本来の球の走りではなかったが、我慢強い投球を続けた。

    攻撃の手を緩めない二松学舎大付属は4回表には9番永野の2打席連続のタイムリー、5回表にはショートゴロエラーで1点と着実に得点を刻んでいく。センターから逆方向へ基本に忠実な打撃が目立った。

    明桜としては中盤以降守備の乱れが出て大量失点につながってしまったことが悔やまれる。6回表には失策で出たランナーを2番鳥羽のタイムリー2塁打で返されて7-0.

    明桜の反撃は6回裏。ようやく連打が出てランナー1,2塁から3番児玉市川の低めの変化球に対応して、3塁戦を破るタイムリー。1点を刻む。

    しかし、その後も明桜守備陣の乱れを突いて、得点を積み重ねた二松学舎大付属が結局14得点を記録。明桜も最終回に松本が2番手田中からレフトポール際へ飛び込むホームランを放ったが、反撃もそこまで。14-2の大差で二松学舎大付属が勝利を収めた。

    まとめ

    二松学舎大付属は看板の打線がしっかりと仕事を果たした。明桜バッテリーの誘い球に乗らず、甘く入ったボールをしっかりとらえて確実に得点。特に都大会で不振だった4番永井に5打数5安打と当たりが戻ったのは何より大きかった。市川は粘りのピッチングで明桜打線に決定打を許さず。春季東京大会で日大三に1-16と大敗を喫したチームが、大きな成長を遂げており、次は同校初の夏8強を狙う。

    一方、明桜としてはやはり投打の主軸の山口航の故障がなんとも痛く、守備も乱れてなかなか思うような展開には持っていけなかった。ただ、9回に松本が追撃のホームランを放つなど最後に意地を見せたし、なにより山口航はまだ2年生。来年再び戻ってきて春夏と甲子園を沸かせてくれることを期待したい。