• 2017年選抜1回戦 滋賀学園vs東海大望洋市原(3日目第2試合)

    大会3日目第2試合

     

    滋賀学園

    10 11 12 13 14

    東海大望洋市原

     

    滋賀学園        棚原

    東海大市原望洋     金久保

    試合

    今大会3度目の延長戦となった試合は両投手の熱のこもった投球で見ごたえのある投手戦となった。

     

    初回東海大市原望洋の注目の好投手・金久保の速球に的を絞った滋賀学園打線は、1番真藤がライト前にはじき返して2盗を決めると、2アウトから5番知念の3塁内野安打で幸先よく1点先取。

     

    3回裏に望洋が2番藤本のセンター前タイムリーで同点に。4回表滋賀学園は1アウト満塁から投手・棚原の犠飛で勝ち越すと、5回の裏に望洋は再び当たっている藤本のタイムリーで同点。試合序盤はまだ落ち着かない両投手の甘く入ったボールを両チームの打線がとらえて点の取り合いとなった。

     

    しかし、中盤から終盤にかけてお互いの投手が肩の力が抜けてくると手が付けられない状態に。望洋の金久保は140キロ台中盤の速球と切れのあるスライダーで押す投球で滋賀学園打線を翻弄。まともにとらえるのも難しい状況になっていた。

     

    一方、滋賀学園の技巧派右腕・棚原も好投。沖縄出身の彼が投じた縦のスライダーはなんと2001年に宜野座高校の比嘉裕投手が投じて一世を風靡した宜野座カーブだった。まさか16年の時を経て再びこのボールに巡り合うとは思わなかったが、このボールが実に効果的。速球、スライダーともにコーナーぎりぎりに次々とボールが決まり、相手を打ち取っていく。

    速球のスピードはさほどではないが、打てるボールがないといった印象で、9回表からは11人連続アウトに打ち取った。

     

    力投を見せる二人だったが、先に息切れしたのは本格派の金久保の方だった。14回表に連続四球でノーアウト1,2塁からファーストゴロで送球エラーが絡んで失点すると、1~4番まで4者連続のヒットを浴び、4失点。球威・制球とも甘くなったところを打ち込まれて試合は決した。

    まとめ

    東海大望洋としては金久保が踏ん張っている間に試合を決めたかったところ。3度目の甲子園でも初勝利はお預けになった。キーマンと見られた1番捕手・宍倉が1安打に抑えられたのも痛かったか。

     

    滋賀学園は次戦は九州王者の福岡大大濠と対戦。勝つとしたら今回と同じ接戦になりそうだが、棚原の疲れが懸念される。故障明けの昨年のエース神村の登板はあるのか。打線では3番後藤に復調が待たれるところだ。