• 2017年選抜2回戦 健大高崎vs福井工大福井(9日目第2試合)

    大会9日目第2試合

     

    福井工大福井

    × 10

    健大高崎

     

    福井工大福井   加藤→中田→氏家

    健大高崎     向井

    引き分け再試合2試合目は先発投手の差で思わぬ大差がついてしまった。健大高崎は2年ぶりのベスト8進出を果たした。

    試合

    立ち上がり健大高崎の初登板の向井は不安定な立ち上がり。好調で8番から2番に上がった山内がヒットで出塁すると、3番井上はセカンドエラーで出塁。先制のチャンスだったが、

    5番に座る佐藤の放った打球はランナーに当たってアウト。佐藤は15回の試合で途中出場を果たし、好調をキープしていたが、2塁ランナーの山内に当たってしまった。好調の2人の絡んだ攻撃で点が入らなかったことで健大高崎に勢いを奪われた。

     

    1回裏、福井工大福井の先発加藤は不安定な立ち上がり。変化球が高めに浮くところをとらえられ、山下・高山・大越・今井のタイムリーで一挙に4得点を奪った。前の試合で摺石・氏家の投球を見ていた健大打線からすれば、今日の加藤の投球では通用しなかったのかもしれない。

     

    初戦は4点を先行しながら、逆転を許している健大高崎は攻撃の手を緩めない。好調の高山・今井のヒットと大柿のスクイズで加点すると、2アウトから再び連打で満塁に。ここで3番の山下が今大会2本目の満塁弾を放ち、ここで事実上勝負は決してしまった。山下は2年前の敦賀気比・松本以来となる1大会2本の満塁弾。歴史に名を刻んだ長距離砲はまだ2年生。これからが楽しみな選手だ。

     

    健大高崎の向井は直球のスピードは130キロ台ながら、多彩な変化球を低めに集めて結局被安打3で完投。大量ビハインドで福井打線が焦ったこともあるが、素晴らしい投球だった。特に左打者のひざ元におちるスライダーは威力抜群だった。

    まとめ

    引き分け再試合の激闘を演じた福井だったが、今日は氏家につなぐ前に試合が決してしまった。しかし、全国で通用する手ごたえは十分に得たはず。仙台育英の好左腕・長谷川は打ち崩し、延長15回となった試合でも打力で引き分けに持ち込んだ。あとはエース摺石をバックアップする投手陣の体制が整えば、夏の上位進出の可能性は十分にある。北川、井上、山岸らの強打がさく裂するところを再び見てみたいと感じている。

     

    健大高崎はこれで春夏通じ、出場6回で5度は2勝以上を挙げ、初戦敗退は一度もなし。甲子園で抜群の安定感を誇る。次の対戦相手は秀岳館。2人の本格派左腕と強力打線を擁する強敵だ。エース伊藤が中2日でどれだけ疲労が取れているかというところか。持ち味の機動力を出し切って勝ちに行きたい。