2021年選手権2回戦予想 作新学院vs高松商

2021年

2021年選手権2回戦

作新学院vs高松商

52% 48%

 

伝統校同士の好カード。ともに打力の高いチーム同士で、打撃戦となるか。

 

作新学院は林、佐藤の両右腕が安定。栃木大会5試合を7失点で1試合2点までの失点に抑え込んできた。ストレートに威力のある佐藤と変化球にキレのある林という持ち味の違う2投手をうまく継投し、相手打線の狙い・慣れをかわしていきたいところだ。野手陣も5試合で4失策と堅いディフェンスで投手陣を盛り立てる。

対する高松商打線は香川大会の準決勝で9回に4点差をひっくり返すなど集中打が持ち味。決勝でも4点のビハインドを跳ね返すなど、多少のビハインドはものともしない迫力がある。2番浅野は2番らしくないどっしりした体格・構えから2本のホームランを放ち、つなぎというよりはとどめを刺すかのような打撃でチームを勢いづける。タレント軍団だった2016年の代と比較しても打撃では劣らないのではないだろうか。

 

一方、高松商の投手陣は予選では失点がかさんでしまったが、左右2人ずつ4人の投手陣を形成しており、枚数は豊富。あとは軸となる投手が出てきてくれればよいが、コントロールの最も安定している左腕・坂中にかかる期待が大きいだろう。打力があるだけに最少失点でしのいでいきたいところ。5試合で9失策の出た守備陣には一抹の不安が残る。

対する作新学院打線は今年も犠打を使わずに積極的に打っていく攻撃が持ち味だ。相手守備陣のシフトを見て打球方向を変えるなど、強攻に慣れている分、併殺網に引っかからない攻撃ができるのが強みだろう。ベンチ入りの選手も含めて層が厚いため、勝負所での小針監督の選手起用にも注目が集まる。3番大房、4番池沢の前に初回からランナーをためて回せればベストだ。

 

戦い方としては先行したい作新、逆転得意の高松商であり、リードする作新を高松商が追いかける展開となるか。投手力の差でやや作新学院が有利な予感だ。甲子園経験豊富な小針、長尾の両監督の手腕にも注目だ。

 

主なOB

作新学院…江川卓(巨人)、岡田幸文(ロッテ)、石井一成(日本ハム)、今井達也(西武)、入江大生(DeNA)

高松商…山口富士雄(阪急)、大森剛(巨人)、神田義英(ロッテ)、新田玄気(ヤクルト)、松永昴大(ロッテ)

 

栃木 香川

春  1勝   1勝

夏  4勝   3勝

計     5勝   4勝

高松商と作新学院のカード自体はこれで3度目の対戦となり、過去は1勝1敗のタイ。2016年の選手権では今井達也(西武)擁する作新学院が、県大会で選抜準Vの高松商を下した尽誠学園に3-0と完勝。今井の会心の投球で勝利した作新学院が54年ぶりの優勝まで一気に突っ走った。

一方、1995年の選手権では上野監督が最後の指揮となる宇都宮学園(現文星芸大付)が選抜優勝の観音寺中央と対戦。8回終わって2点をリードしていた宇都宮学園だったが、最終回に観音寺中央の猛反撃を受け、6-8と逆転負けを喫した。

伝統のある両県の対戦。今回はどちらが勝利するか。

2021年選手権2回戦 高松商vs作新学院(6日目第2試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

コメント

  1. […] 2021年選手権2回戦予想 作新学院vs高松商 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.j… […]

タイトルとURLをコピーしました