2021年選手権2回戦
弘前学院聖愛vs石見智翠館
49％ 51％
県大会でノーヒットノーランを達成した石見智翠館の好投手・山崎琢と弘前学院聖愛の強力打線の対決。この投打対決が勝負のカギを握るだろう。
石見智翠館のエース山崎琢は県大会を無失点で切り抜け、決勝では無安打無得点を達成した好投手。リズムよく打たせて取る投球が持ち味だが、決勝では低めのボールがよく伸び、15三振を奪う快投を見せた。今が伸び盛りの右腕が甲子園でどんな投球を見せるか注目だ。
対する弘前学院聖愛の打線は青森大会で八戸学院光星や青森山田に打ち勝ったことで大きく自信をつけた。青森大会5試合で7本のホームランを放ったように長打力は全国レベル。7番松坂、8番工藤が高打率をマークしたように下位まで切れ目がないのが強みだ。2013年の選手権大会でも見せたような強打を今回も見せつけるつもりだ。
一方、弘前学院聖愛の投手陣は葛西、斎藤禅の2人の右腕がマウンドを守る。ストレートに伸びのある葛西と変化球にキレのある斎藤禅というタイプの違う2投手を相手打線によっていかに使い分けるかが勝負をわけそうだ。青森大会で強豪を相手にしのぎ切った経験が全国でも生きてきそうだ。
対する石見智翠館の打線は島根大会序盤は不調だったが、準々決勝以降の3試合で平均9得点を挙げ、上り調子になってきている。1年生時に甲子園を経験した1番関山を中心に上位打線は好調を維持。6番に打率6割越えの伊藤が座り、ポイントゲッターとしての役割を果たしている。甲子園まで好調さを維持できれば得点の期待値は高くなる。
石見智翠館としては山崎琢が本来の投球を見せられれば、序盤から安定した試合運びができるだろう。聖愛としては山崎琢がリズムに乗らないように攻撃を
主なOB
弘前学院聖愛…大坂谷啓生（楽天）
石見智翠館…谷繫元信（中日）、小林寛（横浜）、松井飛雄馬（DeNA）、戸根千明（巨人）、水谷瞬（ソフトバンク）
青森 島根
春 1勝 0勝
夏 1勝 0勝
計 2勝 0勝
対戦成績は青森勢の2勝負けなし。2002年夏は青森山田が5番山中の2ホームランでヒット数では上回る開星に6-3と競り勝った。また、2016年の選抜では八戸学院光星がエース桜井の好投でこれまた開星に6-2と快勝。青森の誇る私学2強がともに開星を下した。
今回はどちらが勝利するか…
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