2021年選抜2回戦予想 市立和歌山vs明豊

2021年

2021年選抜2回戦

市立和歌山vs明豊

54% 46%

〇1-0 県岐阜商 〇10-9  東播磨

 

1回戦は対照的な試合運びを見せた2チーム。2019年選抜で上位進出し、習志野に行く手を阻まれた両校だが、その試合を1年生で見ていた選手同士がベスト8をかけてぶつかる。

 

市立和歌山は小園-松川のバッテリーが県岐阜商の打線を4安打完封。数字以上にまだまだ余裕を秘めていそうな末恐ろしいバッテリーだ。150キロに迫る速球と多彩な変化球を状況や相手の狙いに合わせて自在に使い分け、しかもピンチの場面では数段ギアを挙げてくる。難攻不落という表現がピッタリで、点を失っても2点までではないだろうか。

対する明豊打線は上位を中心に当たっており、初戦では東播磨の好投手・鈴木のスピードボールやスライダーにも対応した。しかしながら、小園のボールは鈴木と比べてもおそらく1クラス、下手すれば2クラス上。数少ない失投を幸、黒木、米田ら好調な上位打線が捕まえていきたい。できれば、落ち着く前の立ち上がりをついて先制点を奪いたい。

 

明豊にとって問題なのは、攻撃よりも投手陣だろう。初戦は四死球を連発して9失点。相手が小園なだけにいつもの1点が2点、3点の価値をもつのは必定であり、同じような投球内容だと試合にならなくなる。幸い、市立和歌山の攻撃陣は東播磨と比較すると正攻法の印象が強く、京本・太田の2枚看板に落ち着いた投球をしてほしいところだ。

対する市立和歌山打線は県岐阜商投手陣にかなり苦しんだが、積極的にスイングをかけていくなど、やろうとしていることはしっかり伝わってきた。松川、田中と軸がしっかり定まっているだけに、その他の選手が球数を投げさせるなど、役割を果たしていきたい。あとは相手のミスや四死球にどれだけ付け込めるか。勝利するには大量点は必要ではないだけに、手堅く1点1点刻んでいきたい。

 

1回戦の試合内容を見ると、市立和歌山の方がはるかによかったのは否めない。ただ、明豊投手陣がしっかり立ち直ったうえで、接戦になれば打力では上回る明豊にも勝機は十分出てくるだろう。

 

主なOB

市立和歌山…藤田平(阪神)、正田耕三(広島)、川端慎吾(ヤクルト)、益田直也(ロッテ)

明豊…城島健司(ダイエー)、今宮健太(ソフトバンク)、濱田太貴(ヤクルト)

 

和歌山 大分

春  1勝  2勝

夏  1勝  0勝

計  2勝  2勝

対戦成績は2勝2敗の五分だ。21世紀に入ってからの対戦は一度しかなく、2009年の選抜。久々に出場を果たした伝統校・箕島が21世紀枠の大分上野丘に7-3と快勝し、初戦突破を果たした。今回はどちらに軍配が上がるか…

2021年選抜2回戦 明豊vs市立和歌山(7日目第3試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

コメント

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