【甲子園戦績】
1年夏
●8-10 八戸学院光星
2年夏 交流試合
●3-4 中京大中京
3年春
〇8-6 大阪桐蔭
〇5-2 広島新庄
●4-6 明豊
3年夏
〇10-3 倉敷商
〇5-0 横浜
〇7-1 日本航空
〇3-2 明徳義塾
〇3-1 京都国際
●2-9 智辯和歌山
1年生から手塩にかけて育てられた長距離砲が全国屈指のバッターへと成長を遂げた。もともと長打力には定評があったが、勝負所で強引になる悪癖もあり、敗れた選抜の明豊戦では無死1,2塁で外の変化球を強引に引っ張って併殺打に倒れてしまった。しかし、最後の夏はセンターへの意識を強く持って最後までボールを見定め、ならたいかいでは6割を超す打率でチームを牽引した。
奈良大会、甲子園ともに打順が1番と3番を行き来したが、打順に応じて出る役割と決める役割の両方をこなし、横浜戦・日本航空戦では2試合連続のホームランもマークした。大会終盤に打線の調子が落ち気味になる中でも、前川はきっちり自分の役割を果たしていた印象があり、決勝の智辯和歌山戦でインローの難しい変化球を拾ってライト線へ運んだ打撃は高校生レベルを超越した打撃であった。
高卒の左の長距離打者はドラフトでも貴重な存在。数年後にはヤクルトの村上のような打者になっている可能性もある、将来有望なスラッガーだ。
2021年選手権2回戦 智辯学園vs横浜(8日目第4試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
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