
【甲子園戦績】
3年春
〇 4-2 市立和歌山
〇 8-7 沖縄尚学
〇 5-1 西日本短大付
〇 5-1 健大高崎
〇 11-4 智辯和歌山
3年夏
〇 5-0 敦賀気比
〇 5-1 綾羽
〇 5-0 津田学園
● 7-8 県岐阜商
横浜高校のエースで4番としてチームを牽引した奥村頼人。投打ともにスケールの大きな選手であり、二刀流での活躍が期待できるが、現段階では野手としての期待値のほうが高いか。もちろん選抜の準々決勝・西日本短大付戦で、強力クリーンアップを相手にimmaculate inning(3者連続3球三振)を達成したように、本来のキレが出た時の速球は手が付けられないものがあるが、最後の夏の投球はやはり本来のものではなかった。
そのぶん、バットで貢献する思いが強かったのか、神奈川大会の勝負所でことごとく一発を放った打撃は圧巻であった。準決勝、決勝ともに3点のビハインドを背負う展開になったが、準決勝では2打席連続ホームランで試合をひっくり返すと、決勝の東海大相模戦でも相手に3ランを浴びた直後に追撃の2ランを放った。柔らかいタイミングの取りかたから、ボールの軌道にきれいにバットを入れ、確実にとらえる打撃には、天性のアーチスト感がある。大事な場面で相手の失投を逃さない勝負強さも◎だろう。
入団後、どちらの道、あるいは両方の道を進むのかは不明だが、これだけの逸材が指名されないということはないだろう。2度目の春夏連覇の夢は準々決勝で散ってしまったが、野球人・奥村頼人としての夢はこれからも続いていく。
横浜高校《 奥村頼人 死球を受ける 5回表 》横浜 11 – 3 東海大相模|第107回全国高校野球選手権神奈川大会 決勝 2025.7.27
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