
【甲子園戦績】
3年夏
● 5-8 高川学園
未来富山を初の甲子園に導いた本格派左腕。春先から全国区の存在となり、その球筋は大阪桐蔭・中野ら全国的に有名なエース達からも驚きの視線を受けた。180センチ、84キロの恵まれた体格から繰り出すボールは球威・スピードともに十分であり、決め球のスライダーは低めに決まれば、そう打たれないだろう。甲子園では雨天の影響もあって本来のピッチングはできなかったが、ポテンシャルの高さは誰もが認めるところだ。
また、彼のもう一つの特徴はその打撃センスの高さだ。今はほとんど見なくなったエースで4番だが、富山大会でのホームランに代表されるように、江藤なら納得の役回りだったと言える。再来年からセ・リーグでDH制が導入されるため、プロ野球での投手の打席は見られなくなる。しかし、仮に投手としてうまくいかなかった場合でも、野手転向という、糸井嘉男のような道を歩む可能性は十分ありそうだ。


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