シンカーを武器に頂点に上り詰めた日大三・吉永、関西の堅田・水原の2枚看板や準優勝投手の光星学院・秋田に加え、金沢・釜田(楽天)や唐津商業・北方(DeNA)、聖光学院・斉内(阪神)などベスト8を前にして敗退した中にも好投手があまた存在。そんな好投手だらけの2011年夏の選手権において、真っすぐの質が抜群だったのが東洋大姫路・原(ヤクルト)だった。
回転数が多く質の高いストレートはグエン・トラン・フォク・アンなど多くの大エースを育てた名将・藤田監督をして、歴代でもNO.1と言わしめた。兵庫大会では加古川北のエース井上との引き分け再試合を制し、2006年以来の夏の出場権をゲット。甲子園でも2試合で失点はわずか3.しかもすべてランナーを3塁においての内野ゴロでの失点であり、結局タイムリーは1本も許さなかった。今はヤクルトでシュートボールを武器に活躍しているが、あの頃の真っすぐ主体の投球も見てみたいという気持ちが捨てきれないのも確かである。
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