明徳義塾vs桐生第一 1998年夏

1998年

記念大会の幕開けとなったサヨナラゲーム

数々の伝説を生んだ松坂世代の開幕戦は実力校同士の顔合わせとなった。

横浜、PLとともに3強といわれた明徳義塾。寺本(ロッテ)、高橋(ヤクルト)の2枚看板と強力打線で春夏連続出場を果たし、明徳史上最高の戦力で初優勝を狙っていた。

一方、桐生第一はここ6年で3度目の出場と常連校になりつつあった。群馬勢は前年まで前橋工が2年連続の4強入りと好調であり、勢いにあやかりたいところ。

明徳が底力で逆転勝利

1998年夏1回戦

桐生第一

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
0 3 0 0 0 0 2 0 0 0 5
0 1 0 0 1 0 3 0 0 6

明徳義塾

 

桐生第一   小林→萩原

明徳義塾   寺本→高橋

 

試合は序盤、明徳のエース左腕寺本の制球難に付け込んで、スクイズなどで桐生第一が3点を先取。桐生第一が相手のスキを逃さずに得点を重ねる。

桐生第一のエース左腕小林正人(中日)も変化球を巧みに使って明徳の打線をかわしていく。しかし、高知大会で高知商の藤川球児(阪神)や高知の土居(横浜)ら一線級の投手を相手にしてきた明徳にとってこれくらいの展開は朝飯前。エース寺本の制球難も今に始まったことではなく、落ち着いて反撃していく。

 

7回に桐生第一が捕手・関口の犠飛などで追加点を挙げるが、逆にこれで火が付いたか、ついに小林の変化球を捕まえて一挙5連打で同点に追いついた。個々のポテンシャルなら横浜・PLに匹敵すると言われた明徳の打棒がさく裂したイニングとなった。

こうなると、追いついた側に流れは傾く。継投した明徳の右サイド高橋が落ち着いたピッチングで相手の反撃を摘み取り、試合は延長戦に突入。すると、打線は延長101アウト2塁のチャンスを作り、相手の2番手萩原の暴投でランナーが2塁から一気に生還。劇的なサヨナラ勝利を飾った。

 まとめ

勢いに乗った明徳は寺本・高橋の好投と強力打線で4強に進出。しかし、最後は王者・横浜に6点差をひっくり返されて逆転サヨナラ負けを喫した。サヨナラに始まり、サヨナラに終わる夏となった。

 

一方、力では上の相手によく食らいついた桐生第一だったが、最後は無念のサヨナラ負け。しかし、翌年関口や栗原ら主力の野手が残ったチームはエース左腕正田(日本ハム)の好投で群馬県勢初優勝。正田は6試合で3完封。わずか5失点の好投で見事に栄冠に輝いたのだった。

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