【好投手列伝】鹿児島県篇記憶に残る平成の名投手 1/2 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)
佐田晃久(樟南)
樟南を2000年以来5年ぶりの8強に押し上げたエース。初戦となった2回戦で花巻東に大勝すると、3回戦は伝統校・銚子商が相手だった。強力打線を誇る相手打線に対して、試合前に「今日はいつもよりテンポを速めてみよう」と思いついて実践するとこれが殊の外うまくはまった。7回2アウトまで1本のヒットも許さない快投で結局9回を2失点完投。打線が序盤から援護点をもたらしたこともあり、6-2と快勝でベスト8へと名乗りを挙げた。
榎本陽大(鹿児島工→日本ハム)
鹿児島から初出場で4強入りの立役者となった右のエース。好捕手・鮫島とのバッテリーで高知商、香川西と四国勢を連破して8強入りを果たすと、準々決勝では3試合連続で2桁安打の福知山成美と対戦。先行を許すも粘りの投球で10安打を浴びながら2失点で延長10回を一人で投げ抜いた。回転数の多いストレートを武器にしなやかに投げ抜いた好投手であった。
2006年 高校野球選手権 鹿児島工 VS 福知山成美 – YouTube
内村尚弘(鹿児島工)
1年生時からメンバー入りして甲子園4強を経験。身体能力の高さを武器に2年秋の九州大会で4強に入り、選抜出場権をつかんだ。迎えた本戦では水戸商打線を1失点完投で初戦を突破すると、平安との3回戦では延長15回を一人で投げ抜いて引き分け再試合に持ち込んだ。恵まれた体格から繰り出すストレートは球威、キレ、スピードともに申し分なく、チームメートに「味方でよかった」と言わしめたボールであった。
第80回選抜高校野球大会 3回戦 平安 対 鹿児島工 1/5 – YouTube
空地拓真(樟南)
樟南を4年ぶりの全国の舞台に導いたエース。甲子園では初戦で敗退したものの、その投球内容は素晴らしいものであった。小林、国枝、榎本(ソフトバンク)を中心に九州屈指の重量打線を誇る九州国際大付打線を相手に決め球のフォークボールを有効の活用。8回まで強力打線をわずか1点に封じ込めた。9回に主砲・榎本に一発を浴びて力尽きたが、樟南のエースとして全く恥じるところのない好投であった。
野田昇吾(鹿児島実→西武)
鹿児島実の左腕エースとして2季連続で甲子園に出場。「杉内2世」と称された好投手で、小さい体を目いっぱい使って投げるボールは伸びがあって相手打者を詰まらせた。2年秋の九州大会では強豪がひしめく中で見事優勝を飾った(この年の九州代表は選抜ですべて関東勢と対戦して初戦を突破)。選抜では浦和学院との地区大会王者対決を相手のミスにも乗じて制すと、勢いそのままに8強まで勝ち上がった。
最後は優勝した東海大相模に敗れたが、この試合でも失った得点は2点だけ。あの記録的な猛打を誇った相模の打線をまともに抑え込んだのは野田だけであった。
柿澤貴裕(神村学園→楽天)
1年間九州地区で無敗を誇った2011~2012年の神村学園。その中にあって柿澤は、投げては140キロ台を誇る本格派、打っては夏の鹿児島大会でホームラン3本とまさに投打にわたってチームの中心的な存在であった。最後の夏は神宮大会で敗れた光星学院と対戦。天久、北條(阪神)、田村(ロッテ)に3ホームランを浴びて4-9と敗退したが、あきらめずに食らいつく戦いぶりは感動を呼んだ。
山下敦大(樟南)
身長160センチ台に小さな体ながら存在感は抜群。捕手・緒方の息の合ったバッテリーで1回戦の佐世保実戦では見事完封勝利を飾った。キレのあるストレートと多彩な変化球を投じ、目を見張るタイプのボールではないが、とらえるのが非常に難しい投手であった。2回戦で優勝した前橋育英に敗れたが、この試合も1失点で完投。まさに鹿児島の生んだ小さな大投手であった。
樟南 山下投手のピッチング!夏の甲子園2013 佐世保実対樟南 – YouTube
浜屋将太(樟南→西武)
鹿児島県大会でライバル鹿児島実と引き分け再試合の死闘を演じ、甲子園切符を獲得。4番綿谷を中心に選抜で常総学院の好左腕・鈴木を攻略した強力打線を終盤までわずか1得点に封じて見せた。甲子園でもしなやかな腕の振りから繰り出すボールで京都翔英打線を翻弄。2回戦で花咲徳栄のエース高橋昴(広島)との投げ合いに敗れたが、樟南史上でも屈指の実力者であった。
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