【好投手列伝】福井県篇記憶に残る平成の名投手 1/3

平成の名投手

【好投手列伝】福井県篇記憶に残る平成の名投手 2/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

【好投手列伝】福井県篇記憶に残る平成の名投手 3/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

鈴木学(北陸)

大会屈指の左腕として平成初の選抜に登場。キレのある速球で右打者の内角を突く強気の投球が持ち味で、初戦の秋田高校戦では16奪三振の快投を演じた。2回戦は元木(巨人)を擁するV候補の上宮と激突。初回に3失点はしたものの、2回以降は大会No.1の強力打線を0点に封じ、好試合を演出した。中でも、4番元木との対戦では容赦なく、インサイドを突き、前の試合で2ホームランのスラッガーを無安打に封じ込めた。

【名勝負】真っ向勝負 鈴木学 (北陸)対 元木大介 (上宮) – YouTube

近岡慶和(福井商)

平成最初の福井代表の座をつかんだ福井商の剛球エース。県大会決勝では北陸・鈴木との好投手対決を無安打無得点で制し、圧巻の投球で甲子園行きを決めた。球威十分の速球で右打者のインサイドも果敢に攻める投球は付け入るスキがなかった。

甲子園では初戦で盛岡三を10-0と完封で下して好調なスタートを切ると、2回戦では県大会から無失点を続ける佐野日大・麦倉(阪神)との投げ合いを我慢強い投球で3-2と制し、2勝目をマーク。3回戦で福岡大大濠・木村との投手戦に敗れたが、出場校中でも「球威」という面では3本の指に入る好投手だった。

⚾【平成元年】福井商 対 佐野日大【高校野球】 – YouTube

金谷隆(北陸)

福井 | 投票!甲子園ベストゲーム47 | 高校野球サイト:バーチャル高校 ...

1992年夏の甲子園で8強入りと旋風を巻き起こした北陸高校。その生命線は先発右腕・藤原から左腕・金谷への継投だった。特に金谷は先発の藤原が失点した後を受けてマウンドに立つことが多かったが、左腕からのカーブを武器に粘り強い投球で相手打線を封じ込めた。1回戦は砂川北を相手に4点差をひっくり返すと、2回戦は2年前の選抜V校の近大付と対戦。9回に同点に追いつかるも、大会屈指の強力打線の反撃を防いで延長戦の勝利をつかみ取った。

【8回ウラから勝利インタビュー】1992 74回大会 3回戦 北陸 vs 日大山形 平成4年 – YouTube

内藤剛志(敦賀気比→ヤクルト)

創部9年目の敦賀気比を全国4強まで引き上げた絶対的エース。2年生の夏は4強入りした佐久に力負けしたが、最後の夏は大きくスケールアップして帰還。140キロ台の速球と縦に大きく割れてブレーキの効いたカーブを武器に、磐城・山梨学院大付を1失点に抑え込んだ。

ハイライトは柳川・花田(ヤクルト)との投げ合いとなった3回戦。全国での実績では上回るチームとの対戦は、内藤・花田ともに一歩も引かない投手戦となった。最後は延長15回に犠飛で敦賀気比がサヨナラ勝ち。内藤の踏ん張りに打線が応え、大会屈指の好ゲームを制した。最後は準決勝で敗れたものの、優勝した帝京をわずか4安打に抑える力投を見せ、最後まで堂々とマウンドに仁王立ちし続けた大会随一の右腕であった。

✸炎天下の延長15回、ライバルに投げ勝つ意地 敦賀気比 – YouTube

亀谷洋平(福井商)

選抜でエースを務めた鈴木の故障により、急遽代役が回ってきた右腕・亀谷。横手から繰り出す重いストレートを武器に春夏連続の甲子園出場を勝ち取ると、選抜に続いての開幕戦となった初戦で弘前実打線を相手に完封勝利を達成。2回戦でも八頭を完封し、2試合連続のシャットアウトで一躍注目の存在となった。

3回戦では優勝候補の一角の横浜と対戦。立ち上がりを突かれて3点を失うも、我慢の投球が最終回の味方打線の爆発を呼び込み、8-4と会心の逆転勝利を飾った。準々決勝でも高陽東・宗政との好投手対決を制し、4強まで進出。投げ方はサイドハンドだったが、投球内容は「本格派」そのものの剛腕であった。

1996年 高校野球選手権 福井商 VS 横浜高校 – YouTube

三上真司(敦賀気比→ヤクルト)

前橋工vs敦賀気比 1997年夏 – 世界一の甲子園ブログ

1997年夏の甲子園でNo.1左腕が平安の川口知(平安→オリックス)ならば、No.1右腕は敦賀気比の三上だっただろう。140キロを超す力のあるストレートに縦に大きく割れるカーブを織り交ぜ、開幕戦では堀越打線を2安打で完封。上々のスタートを切ると、その後も倉敷商・専大北上を寄せ付けず、チームを2年ぶりの夏8強へ押し上げた。

そして、準々決勝は前年に続く4強入りを狙う前橋工との強豪対決に。出場チーム中でも屈指の打力を誇る相手に対して、立ち上がりをとらえられて3点を奪われるが、2回以降は我慢の投球で立ち直る。一進一退の攻防は同点のまま延長に突入するが、迎えた10回裏に1アウト2塁からキャッチャーゴロの間にホームが空いた一瞬のスキを狙われた。ホームへカバーに走った三上の執念も実らず、サヨナラ負けとなったが、白熱の攻防はこの大会でも屈指の好ゲームであった。

前橋工vs敦賀気比 1997年夏 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

[プロ 野球 ハイライト] 【熱闘甲子園】 1997 第79回 敦賀気比VS堀越 – YouTube

コメント

  1. […] […]

  2. […] […]

  3. […] […]

  4. […] […]

  5. […] […]

タイトルとURLをコピーしました