大会No.1投手(1975年選抜) 赤嶺賢勇(豊見城)

1975年

杉村繁(ヤクルト)擁する高知と原辰徳(巨人)が主軸の東海大相模で争った決勝の打撃戦が印象深い第47回センバツ高校野球。最後は高知が延長13回表に一挙5点を挙げて東海大相模を下したが、こと東海大相模打線を一番苦しめたという観点で言えば、準々決勝で惜敗した豊見城の2年生エース赤嶺賢勇(阪急)であった。

冬でも暖かい環境で練習のできる沖縄に合って、赤嶺は毎日300球近い球数を投げ、試合前の投球練習でも1試合分ほどを投げるタフネスぶりを見せた。初戦で夏の優勝校となる習志野を3-0と完封すると、2回戦では日大山形も下して8強入り。迎えた準々決勝でも東海大相模の強力打線から12奪三振を記録し、8回までわずか4安打に封じ込めた。

最終回に4安打を浴びて逆転サヨナラ負けを喫したが、右打者へのストレートとカーブ、左打者へのシュートを武器に、津末(日本ハム)らを擁して当時最強と謳われた相模打線を苦しめた投球はファンに強いインパクトを残した。

【1975 選抜】豊見城高校野球部 – YouTube

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