大会No.1投手(1989年選抜) 山田喜久夫(東邦)

1989年

春3度の優勝を誇っていた東邦を平成初の選抜制覇に導いた立役者が東邦の山田喜久夫。小柄な体ながら、抜群のコントロールとキレを武器に相手校の打者を封じ込んだ。前年の選抜でもチームを決勝まで導いたが、宇和島東の牛鬼打線につかまり、目前で優勝を逃していた。1989年の選抜では2年連続の出場で、前年からバッテリーを組むとともに満を持して優勝を狙っていた。

 

迎えた本戦では別府羽室台、報徳学園を連続完封して快調なスタート。初戦で優勝候補の帝京を下した報徳学園の監督に、「この時期に山田君のボールを見られただけで収穫」と言わしめた。準々決勝では近大付とのV候補対決。終盤に近大付の強力打線に捕まるも、打線が相手エース里田を攻略して延長10回にサヨナラ勝ち。山田の連続無失点は25で途切れたが、大きなヤマを越えた。

 

準決勝は勢いに乗る京都西を下すと、決勝はスラッガー元木(巨人)を擁する上宮が相手。同点で迎えた延長10回に5番岡田に勝ち越し打を許すも、その裏に上宮の守備陣の乱れにも乗じて逆転サヨナラ勝利。2回戦から4戦連続で関西勢を下す「近畿キラー」ぶりを発揮し、見事平成最初の優勝投手に輝いた。

東邦vs上宮 1989年選抜 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

【好投手列伝】愛知県篇記憶に残る平成の名投手 1/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

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