大会No.1投手(1990年選抜) 寺前正雄(北陽)

1990年

1990年の選抜で次々と接戦を勝ち上がった北陽。その絶対的エースが寺前正雄(近鉄)であった。ダイナミックなフォームから繰り出す140キロ台の速球にカーブ、シュート、シンカーを混ぜる投球で1試合平均で10個以上の奪三振を記録。前年秋のPL学園戦では16個の三振を奪って、高校球界の王者を下した。

 

大会屈指の投手として迎えた初戦の相手は夏春連覇を目指す帝京。横綱を相手にパワーピッチングで8回まで0を並べる快投を披露。9回に3点を奪われて逆転されたが、打線の援護で4-3と逆転サヨナラ勝ちし、1980年の選抜で敗れた相手に借りを返した。その後、玉野光南、三重といずれも4-3のスコアで下し、準決勝へ進出した。

最後はミラクル新田のホームラン攻勢にサヨナラ負けを喫したが、延長17回を投げ抜いた寺前に満員の観衆から拍手が浴びせられた。

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