2021年選手権1回戦
小松大谷vs高川学園
49% 51%
ともに2回目の甲子園出場で初勝利を目指す両校の対戦。好左腕と強力打線の好勝負が予想される。
高川学園のエース左腕・河野は山口大会5試合を一人で投げ抜いたタフネス左腕。球速は130キロ台ながら伸びのある速球と手元でキレる変化球を武器に、山口大会5試合を5失点にまとめた。前回出場時のエースでプロ入りした山野太一(ヤクルト)にも引けを取らない実力者だ。宇部商、岩国など数多くの好左腕を輩出してきた山口県から新たな名サウスポーが誕生する可能性大だ。
対する小松大谷の看板は打力。2014年の決勝で星稜に8点差をひっくり返された経験も踏まえ、さらなる打力の強化に励んだことが生きた。打率5割を超す1番僧野を中心にパンチ力のある打者が並んでおり、下位までスキのない打線を形成する。好左腕・河野に対しても積極果敢な打撃で攻略していきたい。
一方、小松大谷も投手陣は安定している。北方、吉田佑の2人の右腕が投げ分け、2人ともコントロールよく打たせて取って試合を作ることができる。また、捕手の東出を中心にID野球を実践し、相手の癖や機動力を封じることにも長けており、チーム全体での守備力が高い。遠投115メートルの強肩で相手の盗塁を阻止していきたい。
対する高川学園の打線もチーム打率3割8分7厘と当たっている。山口県のチームらしく機動力を使った攻撃が持ち味であり、5試合で15盗塁を記録。俊足の選手が多く、ランナーをためたところで源、立石、田口と4割以上の打率をマークした中軸がとらえていく。派手さはなくとも確実性のある攻撃が光っており、履正社・寺島(ヤクルト)に2安打1点に封じ込まれた前回大会の二の舞は踏まないだろう。
お互いチーム力はほぼ互角のがっぷり四つの組合が期待される。投手力でやや高川学園に分があるか…、また、高川学園の機動力を小松大谷の捕手・東出が封じることができるかも見もの。3~4点を争う好勝負となりそうだ。
主なOB
小松大谷…豊島明好(日本ハム)、山下亜文(ソフトバンク)、喜多隆介(巨人)
高川学園…高木豊(横浜)、山野太一(ヤクルト)
石川 山口
春 0勝 1勝
夏 0勝 1勝
計 0勝 2勝
対戦成績は山口県勢の2勝0敗。1966年の選抜では宇部商が7-2で金沢を、1972年の選手権では柳井が5-1で星稜を下している。山口県勢の3連勝か、石川勢の初勝利か…
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