2021年選手権1回戦予想 新田vs静岡

2021年

2021年選手権1回戦

新田vs静岡

47% 53%

1990年の選抜を席巻したミラクル新田と静岡県屈指の伝統校・静岡の対戦。攻守のバランスの良さで静岡がやや上回るか。

 

静岡のエース高須は県大会を無失点で切り抜けた今大会屈指の好投手。長身から繰り出す角度と球威のあるボールを打ち崩すのはなかなな難しく、攻略は容易ではないだろう。四死球も1試合平均で2個以下と自ら崩れる心配もなく、リズムの良い投球で味方打線に勢いを与える。

対する新田の打線は県大会決勝で聖カタリナの好投手・桜井を序盤でノックアウト。チーム打率は2割8分4厘とさほど高くはないが、つながりの良さが集中打を生み、前評判を覆した。4番で主将の古和田と5番新納でチームの半分以上の打点をたたき出しており、初回から速攻で高須を崩していきたい。

 

一方、新田の投手陣は古和田と2年生の向井の2人で形成。向井は取り立てたて目立つボールはないが、うまく打たせて取る投球が持ち味。ヒットは許しながらもホームは踏ませない投球でイニング数を稼ぎたい。大事な場面では古和田がマウンドに立ち、終盤の重要な局面をしのぐのが必勝パターンだ。

対する静岡はエース高須に注目が集まりがちだが打線も強力。1番渋谷や4番池田を中心に高打率の打者が並び、機動力も絡めた野球で相手をかき回す。相手の頭脳となっている捕手・古和田から足でリズムを崩していけば、得点の可能性はより増しそうだ。高須が安定しているだけに1点1点着実に刻んでいけばより勝機は増すだろう。

 

無難に試合が進行すれば静岡に分があるのは否めないところ。新田としては序盤に静岡のエース高須を攻略して相手を慌てさせるような展開に持ち込んでいきたい。投手・捕手・4番・主将と一人で4役をこなす古和田の負担を周りが軽減できるかもカギとなる。

 

主なOB

新田…作道蒸(東映)、山本良材(阪急)、大川浩(大洋)、宮下典明(近鉄)、越智大祐(巨人)

静岡…川口盛外(広島)、黒田祐輔(阪神)、堀内謙伍(楽天)、鈴木将平(西武)、池谷蒼大(DeNA)

 

愛媛 静岡

春  1勝  2勝

夏  5勝  2勝

計  6勝  4勝

対戦成績は選抜は静岡勢が、夏は愛媛勢がリード。愛媛県の夏の勝ち星はすべて松山商が挙げており、1969年夏の準決勝では前年夏の準優勝投手である静岡商・新浦(巨人)を攻略して4-1で勝利。翌日の三沢との引き分け再試合に向けて弾みをつけた。

一方、2007年の選抜では常葉菊川が熊代(西武)擁する今治西と対戦。V候補同士の対戦となったが、自慢の打線が熊代を攻略し、エース田中(横浜の17奪三振の力投で10-0と圧勝。初優勝へ向けて勢いをつけた。

伝統を誇る両県の対戦。今回はどちらが凱歌を上げるか…

2021年選手権1回戦 新田vs静岡(1日目第2試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

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