2022年春の選抜甲子園振り返りまとめ

2022年

2022年選抜大会のファイナルは、2017年以来となる近畿勢同士の対決となった。前年から公式戦負けなしの大阪桐蔭が準々決勝からの3試合をすべて大勝する圧勝劇で、4年ぶり4度目の選抜制覇を達成。高校球界の王者がまた新たな金字塔を打ち立てた。また、京都国際の代替出場で決勝へ勝ち上がった近江がエース山田(西武)の快投で準優勝を果たすなど、金光大阪・市立和歌山も含めて近畿勢は今大会もベスト8のうち4校を占める躍進ぶりを見せ、昨夏から強さを継続している。

一方、昨夏は久々にベスト8に1校も残れなかった関東勢だが、開幕戦を制して勢いに乗った浦和学院、試合巧者の国学院久我山がそろって4強入り。強豪地区のレベルの高さと意地を見せつけた。そのほか、九州国際大付、星稜も投打がかみ合ってベスト8へと勝ち残った。

残念だったのは、コロナウイルスの影響で京都国際が出場辞退、広島商が大会途中棄権となったこと。感染対策には各校気を配りすぎるということはないほど気を配っていたが、それでも限界はあるだろう。今後の対応策も含めて頭の痛い悩みである。

今大会屈指の好ゲームとしては、九州国際大付属-クラーク国際、近江-長崎日大、木更津総合-山梨学院、星稜-天理、木更津総合-金光大阪、明秀日立-市立和歌山、浦和学院-近江などがあげられる。木更津総合はベスト16で散ったものの、2試合とも延長戦の好ゲームを演じ、大きなインパクトを残した。

また、投手力の春と言われる通り、今年も多くの好投手が大会を席巻。決勝を戦った大阪桐蔭の川原、前田や近江の小川をはじめとして投手が主導権を握る試合が多かった。特に関東勢は、浦和学院・宮城、木更津総合・越井、山梨学院・榎谷、明秀日立・猪俣といずれもハイレベルなエースを擁していた。その他にも、星稜・マーガード、九国・香西、市立和歌山・米田、金光大阪・古川とタイプの違う投手が大会を彩った。

大坂桐蔭は圧倒的な戦いぶりで4度目の選抜制覇を達成。昨年からのレギュラーは捕手の松尾(DeNA)だけだったが、主将・星子を中心とした意識の高さで新チーム結成以降の公式戦負けなしを継続した。

1回戦で好左腕・冨田を擁する鳴門と対戦。この試合を接戦でものにしたことでチームはいい滑り出しを見せるとともに、長身右腕・川原が好投したことで、2年生左腕・前田以外に投手陣の大きな柱を手にした。また、1回戦最終カードということで、投手陣のやりくりが非常に難しくなるところだったが、2回戦で広島商がコロナウイルスの影響で棄権して不戦勝となり、少なくとも球数制限に関しては気にする必要性がなくなった。

難しい初戦を突破した自信と余力十分の投手陣。大会序盤を乗り切った王者はここから一気に加速した。準々決勝はエース米田が疲労から先発できなかった市立和歌山を相手に猛打が爆発。1イニングの2発の伊藤をはじめとして、1試合6ホームランの猛打で圧倒すると、投げては2年生左腕・前田が甲子園初登板で好投し、完成度の高い投球で聖地に記念すべき一歩を踏み出した。

その後も準決勝・決勝と続けてホームラン攻勢が続き、3試合で実に11本のホームランをマーク。各打者の打撃技術の高さに加えて、決して自分勝手な打撃をしない姿勢でチャンスを拡大した。特に和らかい打撃の4番丸山、身体能力の高さを感じさせる5番丸山のコンビは驚異的で、コースに決まったボールもしっかり打ち返し、相手投手はリズムを失う格好となった。また、投げては川原が準決勝でも終盤まで2失点の好投でしっかりゲームメーク。この大会で完全に一本立ちを見せ、西谷監督を安堵させた。

前年は春夏合わせて1勝に終わった大阪桐蔭だったが、転んでもただでは起きないのが王者の所以。再び全国にその強さをアピールした大会となった。

2022年選抜1回戦 大坂桐蔭vs鳴門(6日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜準々決勝 大坂桐蔭vs市立和歌山(9日目第4試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜準決勝 大坂桐蔭vs国学院久我山(10日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜決勝 大坂桐蔭vs近江(11日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

初の4強、近江・山田「自分が抑えることでチームに流れ ...

近江は大会開幕直前に京都国際の出場辞退が決まり、急遽代替出場が決定。いきなりの決定に準備期間も少なくなってしまったが、エース山田を中心に一枚岩の強さを見せた。

初戦は長崎日大を相手に2点の先行を許す展開となったが、山田は角度のある速球を武器に相手打者を圧倒。肘を痛めた影響で前年秋はノースローとし、下半身主導の投球フォームにしたことが球質のアップにつながった。この試合を5番岡崎のタイムリーなどで土壇場9回に振り出しに戻すと、延長13回には山田自らのタイムリーなどで一挙4点を勝ち越し、大きな1勝を手にした。

また、打線は前年のチームほどの長打力こそないものの、1番津田、3番中瀬、7番川元、9番清谷とミート力の高い左打者が並んでチャンスメーク。ランナーをためたところで4番山田、5番岡崎の長距離砲が返す野球で、聖光学院・佐山、金光大阪・古川といった好投手を攻略した。勝負所でスクイズも飛び出すなど、多賀監督のタクトも見事であった。

そして、大会のハイライトとなったのが準決勝の浦和学院戦。打者2巡目に入って浦和学院打線にエース山田がつかまって2点の先行を許すが、サード中瀬のファインプレーで流れを止める。さらに山田が足に打球を受けるアクシデントに見舞われたが、打線の援護もあってなんとか踏ん張り、試合は延長戦に。最後は延長13回に女房役の大橋がサヨナラ3ランを放ち、劇的な勝利をつかみ取った。苦しむエースをチーム一丸で支え、滋賀県勢として初めての決勝進出となった。

決勝は山田が疲労の影響で途中降板となったが、前年夏に続いて甲子園4勝を挙げ、歴史を更新した近江。夏はエースへの依存度を減らし、悲願の滋賀県勢初優勝へと挑む。

2022年選抜1回戦 近江vs長崎日大(2日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 聖光学院vs近江(7日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜準々決勝 近江vs金光大阪(9日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜準決勝 浦和学院vs近江(10日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜決勝 大坂桐蔭vs近江(11日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

第94回選抜高校野球 浦和学院4-0大分舞鶴 浦学、堂々完封幕開け ...

浦和学院は森大新監督になって初めての甲子園で4強に進出。投打に充実した野球で、「新生・浦学」の強さを見せつけた。

初戦は開幕戦で21世紀枠の大分舞鶴と対戦。打者1巡目は相手エース奥本の高めの速球に苦戦したが、打者2巡目に入って中軸打者がしっかり攻略。3番金田、4番鍋倉、5番高山の左打者3人が3連打を放ち、高山の2ランなどであっという間に3点を奪って見せた。投げては左腕エース宮城がキレのある速球を武器に好投し、いきなり大会初完封を達成して見せた。

2回戦は試合巧者の和歌山東が相手だったが、序盤から相手のミスにも付け込んで着々と加点。投げてはエース宮城が初戦以上の投球内容でほとんどヒットを許さず、真っすぐは来るとわかっていても差し込まれる質の高さを見せた。昨夏はエース格として甲子園に導きながら、甲子園では本領発揮の機会がなかったが、その雪辱を十二分に晴らす内容であった。

準々決勝ではエース宮城が九州国際大付の打線に捕まり、3-3の接戦となったが、8回裏に主砲・鍋倉の勝ち越しホームランが飛び出して6-3と勝利。打線は引き付けてしっかり振り抜くスタイルで和歌山東・麻田や九国・香西といった軟投派の投手にも対応して見せた。準決勝は疲労を考慮して宮城を登板させず、近江との接戦に敗れたが、2015年以来久々の全国4強入りを果たし、その強さをアピールした選抜となった。

2022年選抜1回戦 浦和学院vs大分舞鶴(1日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 浦和学院vs和歌山東(6日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜準々決勝 浦和学院vs九州国際大付(9日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ

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2022年選抜準決勝 浦和学院vs近江(10日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

国学院久我山がセンバツ初勝利 粘る有田工を振り切る | 毎日新聞

国学院久我山は初戦で選抜勝利を挙げると、そこから一気の快進撃で4強に進出。勝負強さを見せつけ、快挙を成し遂げた。

投打にスター選手はいないものの、総合力で戦う国学院久我山。初戦は右腕・成田が抜群のコントロールを武器に、有田工打線を翻弄し、打線も有田工の好投手・塚本の失投を逃さずに着々と得点を重ねた。成田は右打者に対してはほぼアウトコース一辺倒の投球ながら、ボール半個分のコースの出し入れで相手打線を封じ込めて見せた。スコアこそ4-2であったが、スコア以上の差を感じさせる試合運びであった。

続く2回戦の高知は攻撃力の高いチームであったが、国学院久我山は序盤から犠打を巧みに使って高知守備陣をかき回す。4番下川辺がスクイズを成功させてリズムをつかむと、相手の継投策にも動じずに着実に加点した。投げてはリリーフした左腕・松本慎が伸びのある速球で高知打線の反撃を封じ、6-3と会心の試合運びで8強入りを決めた。

準々決勝は強豪・星稜と対戦。この試合で先発・成田は1回戦でほとんど投げなかった右打者へのインサイドのボールを多用。星稜打線にヒットこそ打たれるものの、攻撃のリズムはつかませなかった。すると、2点ビハインドで迎えた5回裏、リリーフしたマーガードの悪送球で追いつくと、4番下川辺が勝ち越し2ランを放って逆転に成功。個の力で上回る相手を倒す理想の試合運びを見せた、ついに4強の座をつかんだ。

準決勝は大阪桐蔭に力の差を見せつけられて大敗したが、今大会の国学院久我山の野球は非常に魅力的なものであった。まさに全員の力を結集して成し遂げた今大会の躍進が、今後の西東京の勢力図を変えるきっかけとなるかもしれない。

2022年選抜1回戦 国学院久我山vs有田工(4日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 高知vs国学院久我山(7日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜準々決勝 国学院久我山vs星稜(9日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜準決勝 大坂桐蔭vs国学院久我山(10日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

九州国際大付が11年ぶり8強入り 広陵を降す 選抜高校野球 | 毎日新聞

九州国際大付は準優勝した2011年以来の選抜8強入り。強力打線が評判を呼んでいたが、大会に入るとエース香西の好投が全国を席巻した。

初戦は前年秋に神宮で対戦したクラーク国際との再戦に。秋は5-1と快勝していたが、この日は序盤から点の取り合いになって2-2と後半戦へ突入した。しかし、後半に入ると、エース香西の巧みなコーナーワークとコントロール、そして緩急の前にクラーク国際打線が沈黙。延長10回裏に4番佐倉のサヨナラ犠飛が飛び出し、リベンジを狙う相手を返り討ちにした。

2回戦は広陵との地区大会優勝校対決に。この試合でエース香西の真骨頂が見られた。初回に1点先行を緩したものの、2回以降は左の好打者が並ぶ広陵打線が完全に沈黙。香西の巧みな投球の前にフルスイングを刺せてもらえず、真鍋・内海の両打者も決定打を放てなかった。打っても1番黒田が4安打を放つなど、広陵投手陣の速球を攻略。投打に圧倒し、ベスト8進出を決めた。

準々決勝では浦和学院の強力打線に8回につかまってしまったが、九州大会優勝校としての強さを見せつけた今大会。強さと脆さが同居することが多かった同校だが、きっちり結果を残してみせた。

2022年選抜1回戦 九州国際大付vsクラーク国際(1日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ

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2022年選抜2回戦 広陵vs九州国際大付(6日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜準々決勝 浦和学院vs九州国際大付(9日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

金光大阪・古川、センバツで自己最速144キロ コーチは元中日投手 ...

金光大阪は春夏4度目の出場で初勝利を挙げ、勢いに乗って8強まで進出。古川-岸本のバッテリーを中心に守りの野球で勝利をつかんだ。

初戦は東海王者の日大三島が相手だったが、金光大阪打線はセンター中心に打ち返す打撃で、相手エース松永から3点を先制。このリードを有効に使ったバッテリーはスライダーを高低、内外に自在に投げ分ける投球で相手打線を翻弄し、4-0と快勝で初勝利をつかみ取った。横井監督にとっても4度目の正直でつかんだ勝利は格別だっただろう。

そして、劇的な勝利をつかんだのが木更津総合との2回戦。好投手・越井を擁し、戦力では上回る相手に対して、この日もバッテリーを中心とした守りで食らいつく。試合は、1点のリードを8回に追いつかれて延長戦に突入すると、両者決め手を欠いてタイブレークに突入する。13回表に2点タイムリーを打たれて勝ち越しを許すが、エース越井が降板していた木更津総合は地元近畿を応援する圧力に負けたか。その裏、無死1,2塁から4四死球を与え、金光大阪が逆転サヨナラ勝ち。大声援の中、2回目の効果を謳って見せた。

準々決勝は近江に前年秋のリベンジを許したが、初勝利からの8強入りは大きな成果。これまで、吉見一起(中日)、植松優友(ロッテ)、陽川尚将(阪神)と後にプロ入りする選手を擁して出場した大会では勝利できなかったが、今大会は全員野球で2つの勝利をつかみ取って見せた。この結果が金光大阪というチームに、大きな自信を与えることになりそうだ。

2022年選抜1回戦 金光大阪vs日大三島(3日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 木更津総合vs金光大阪(7日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜準々決勝 近江vs金光大阪(9日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

第94回選抜高校野球 星稜6-2大垣日大 星稜の申し子、復調一発 ...

星稜は投打にパワフルな内容で常連校対決を2度制し、8強へ進出。林監督最後の大会で印象に残る戦いぶりを見せた。

初戦は天理との強豪対決になった。エース・マーガードが序盤から球威十分の速球で天理打線を抑えると、打線も3番斉賀、5番角谷の長打で相手エース南沢をとらえる。しかし、終盤にマーガードが捕まって同点に追いつかれると、試合は延長戦に突入。最後は、3-3の同点で迎えた延長11回に重盗が相手のミスを誘って勝ち越すと、リリーフした2年生右腕・武内が天理打線の反撃を抑え、5-4で大接戦を制した。

2回戦は大垣日大の好左腕・五島が相手だったが、この試合は序盤から星稜打線が五島を攻略。相手守備陣のミスに助けられた部分もあったが、2ランを放った4番若狭など、中軸の右打者が五島の入ってくるボールをしっかりととらえた。投げてはマーガードが初戦ほどの出来ではなかったが、丁寧な投球で試合を作った。競り合いも予想された試合は6-2と星稜の快勝で終わった。

さらなる上位進出も見込めたが、準々決勝ではミスも絡んで国学院久我山にワンチャンスを活かされて、2-4と逆転負け。もったいない結果となってしまったが、投打に実力はしっかりと見せつけた大会であった。

2022年選抜1回戦 星稜vs天理(4日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 星稜vs大垣日大(8日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜準々決勝 国学院久我山vs星稜(9日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

市和歌山がサヨナラ勝ちで3年ぶり8強 明秀日立破る センバツ ...

市立和歌山は前年の成績を上回る8強入りを達成。2019年以来4年ぶりのベスト8となった。

初戦は注目の2年生スラッガー佐々木を擁する花巻東と対戦。長距離砲を揃えた強打のチームが相手だったが、エース米田は高めの速球を武器に相手打線から空振りを奪う。変化球との高低の攻めが非常に有効であり、初回に1点を失ってからは花巻東打線を沈黙させた。そして、昨年は4番松川(ロッテ)以外なかなか得点源のいなかった打線も成長。技巧派左腕・萬谷に対して、逆方向への意識を持った打撃で攻略し、5点を奪った。終盤に花巻東の反撃にあうも、米田がしのぎ切り、5-4で2年連続の初戦突破を成し遂げた。

続く2回戦は関東王者の明秀日立が相手。打力では大きく差をつけられる相手ゆえにエース米田の好投が絶対条件であった。初戦はストレートで押していった米田だったが、この日は変化球主体の投球で相手打線の狙いをかわしていく。6回に1点の先行を許したが、直後の攻撃で4番寺田が同点打を放つと、同点のまま試合は最終回へ。9回裏、エース米田が自らライト越えのサヨナラ打を放ち、8強入りを達成。昨年は勝負所での一本が出なかったが、1年で大きな成長を見せた。

準々決勝では米田が疲労の影響で先発できず、大量失点で敗れたが、市立和歌山らしい守りの野球で得た2勝は大きな価値がある。智辯和歌山のライバル校として、これからも君臨していくことになりそうだ。

2022年選抜1回戦 市立和歌山vs花巻東(5日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 明秀日立vs市立和歌山(8日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜準々決勝 大坂桐蔭vs市立和歌山(9日目第4試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

広陵は初戦で敦賀気比との地区大会優勝校対決に。初回から3番内海、5番田上の左打者が相手エース上加世田のストレートをきっちりとらえ、2点を先制すると、打者3巡目となった5回には完全攻略。上位から下位まで満遍なくつながる打線で4点を追加し、試合の主導権を握った。投げては、ともに速球に力がある森山、松林のリレーで敦賀気比の強力打線を完封し、9-0と思わぬ大差で順調なスタートを切った、

続く2回戦はまたしても九州国際大付との地区大会優勝校対決。しかし、この日は初回に1点を先制したものの、打線が九州国際大付の好左腕・香西の投球の前に沈黙する。緩急とコーナーワークを巧みに駆使した投球の前にさしもの広陵打線もとらえるのは容易ではなかった。エース森山も我慢の投球で踏ん張っていたが、8回に2番手の松林が九国の1番黒田に痛打を浴びて、万事休す。「柔よく剛を制す」野球の前に、選抜3度優勝の強豪が涙を飲んだ。

2022年選抜1回戦 広陵vs敦賀気比(2日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 広陵vs九州国際大付(6日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

和歌山東は前年秋に智辯和歌山、京都国際と夏の甲子園上位校を立て続けに破り、近畿大会準優勝。大会でも不気味な存在として見られていた。

初戦は強力打線を擁する倉敷工と対戦。変則の右サイドハンド・麻田は手元で沈むツーシームを武器に、左の好打者が並ぶ打線を翻弄し、序盤の1失点のみで踏ん張る。すると、同点で迎えた延長11回、持ち味の積極果敢な走塁で相手守備陣をかく乱し、一挙7点を挙げる猛攻で勝負あり。和歌山東らしさを投打に存分に発揮し、春夏通じて初出場で初勝利を挙げた。

しかし、2回戦ではエース麻田が初回から暴投で先制点を献上するなど、らしさを発揮できず。浦和学院打線の振りの鋭さの前に重圧があったのか、いつもの飄々とかわす投球ができなかった。打線も相手エース宮城のキレのある速球の前に無安打無得点の逃れるのがやっと。投打に高い壁を感じさせられる敗戦となった。

ただ、前年秋から続く快進撃の流れをしっかり継続し、投打に和歌山東らしい野球を見せられたのはたしか。ここから新たな歴史が刻まれていくのだろう。

2022年選抜1回戦 和歌山東vs倉敷工(1日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 浦和学院vs和歌山東(6日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

木更津総合はエース越井の好投で2試合連続の延長戦を戦った。2回戦で無念のサヨナラ負けを喫したが、エースを中心としたディフェンス力は大会上位であった。

1回戦は山梨学院・榎谷と越井の投げ合いで1-1の同点のまま延長戦に突入。球威とテンポで相手を圧倒する越井と抜群のキレとコントロールで封じ込める榎谷の投げ合いは1回戦ではもったいないほどの内容であった。タイブレークに突入した試合は13回裏に木更津総合打線が2四球を選んでサヨナラ勝ち。粘り合いを制して、初戦をものにした。

しかし、2回戦の金光大阪戦は打線が相手バッテリーのうまさの前に沈黙。1番山田ら上位打線のポイントゲッターが仕事を果たせなかった。越井は1回戦以上のテンポの良さで好投を見せたが、7回1失点で降板。タイブレークに突入した試合は2点のリードを守り切れず、サヨナラ負けとなった。個々の実力では上回っていただけに、もったいない印象もあったが、大会で5本の指には間違いなく入る好ゲームであった。

2022年選抜1回戦 木更津総合vs山梨学院(3日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 木更津総合vs金光大阪(7日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

聖光学院は初戦は二松学舎大付との常連校対決となった。前年秋はエース佐山への依存度が高く、チーム打率も低かった打線だったが、この日は抜群の選球眼で相手左腕・布施を追い込む。5番山浅(中日)のタイムリーで先制点を挙げると、相手の球数が100球に近づいた5回に一気に攻略。5回までに9得点を挙げる猛攻でエース佐山を援護し、9-3と大差で初戦をものにした。

しかし、2回戦の近江戦は1点をリードした2回裏に佐山が近江打線につかまって大量5失点。抜群のコントロールを誇る佐山だったが、近江打線の逆方向へのコンパクトな打撃の前に屈した。打線も山田を相手にこのビハインドはきつく、2-7で完敗。1回戦で秋以降の成長を示した聖光学院だったが、久々の8強進出はならなかった。

2022年選抜1回戦 二松学舎大付vs聖光学院(2日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 聖光学院vs近江(7日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

大垣日大は1回戦で21世紀枠の只見と対戦した。エース左腕・五島がキレのある速球とスライダーを武器に18奪三振の力投を見せれば、打っては只見投手陣から自慢の左打者陣が着実にヒットを積み重ねて6得点。6-1と快勝で、2011年以来11年ぶりの初戦突破を果たした。選考問題で揺れた同校だったが、まずは投打でしっかりと実力を示した。

しかし、2回戦はエース五島が序盤から星稜打線に捕まる苦しい展開に。5点ビハインドの5回表に打線がつながり、3番米津のタイムリーで1点を返したが、3塁を狙った1塁ランナーの河村が星稜内外野の堅守の前に刺され、チャンス拡大はならなかった。勝てば、阪口監督の春夏通算40勝となる試合であったが、来年以降に持ち越しとなった。

2022年選抜1回戦 大垣日大vs只見(4日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 星稜vs大垣日大(8日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

高知は初戦は東洋大姫路との伝統校対決に。初回のチャンスは相手の好守に阻まれたが、打者3巡目になって相手エース森の投球を攻略する。勝負どころでインサイドを突いてくるストレートを狙い撃ちし、1番山下が3塁線を破る2塁打で先制すると、3番川村もタイムリーで続いて、この回1点を先行。投げては山下から中嶋、そして日野とタイプの違う投手をつなぐリレーで相手打線を封じ、4-2で快勝を収めた。

しかし、2回戦の国学院久我山戦は初回に相手のうまいバント攻撃の前に2点を先制されると、今度は絶対的エースがいない状況が不利に働く。継投策は試合前から考えていたが、相手に主導権を奪われた中で後手後手の継投になってしまい、8回を終わって1-6と劣勢に。終盤に打線がようやくつながり始めたが、最後は国学院久我山の2番手・松本慎が踏ん張り、3-6で敗退を喫した。

持ち味の攻撃力と継投が発揮できれば強いが、発揮できないときにどうするか。課題を得た大会となった。

2022年選抜1回戦 高知vs東洋大姫路(3日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 高知vs国学院久我山(7日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

明秀日立は前年秋に初めて関東大会を制覇し、地区大会王者として甲子園にのりこんできた。

初戦は大島の好左腕・大野が相手だったが、3番石川、4番武田を中心とした強力打線が相手エースを飲み込む。真っすぐに対してめっぽう強く、特に5番猪俣、6番佐藤、7番小久保の3人で6安打5打点を挙げた。投げては、エース猪俣がスライダーを武器に大島打線を封じ込め、8回を5安打無失点で零封。投打ががっちりかみ合い、会心の勝利を挙げた。

続く2回戦は、またも好投手の呼び声高い市立和歌山・米田と激突。相手エースの速球に的を絞った明秀日立だったが、市立和歌山バッテリーの変化球主体の巧みな配球の前になかなか打線がつながらない。6回に1点ずつ取り合った試合は、一見互角の展開に見えたが、持ち前の打線が抑え込まれている時点で明秀日立本来の野球ではなかったのかもしれない。最終回にエース猪俣が米田に痛打を浴びて、サヨナラ負けとなり、4年前に続き、ベスト8目前で涙を飲んだ。

2022年選抜1回戦 明秀日立vs大島(5日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2022年選抜2回戦 明秀日立vs市立和歌山(8日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

広島商は1回戦21世紀枠の丹生と対戦。打線が序盤から相手エース井上を攻略し、序盤で2桁得点を奪う猛攻を見せた。広島商と言えば、元来犠打を活かした手堅い攻撃が持ち味だったが、打撃全盛の時代にあって強打も絡めた「NEW HIROSHO」野球を確立。相手の四死球も絡め、22得点を奪って大勝を収めた。しかし、2回戦はコロナウイルスの影響で大会途中で棄権することに。広島商の新しい攻撃スタイルが大阪桐蔭にどこまで通じるか見てみたかった。

2022年選抜1回戦 広島商vs丹生(5日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

倉敷工は強力打線を武器に中国大会4強から選抜出場を決めた。和歌山東との1回戦はエース高山の好投で1-1のまま進むも、自慢の打線が和歌山東のエース麻田の手元で動くボールをなかなか攻略できない。勝負どころでしかけてくる継投策にも翻弄され、4回以降なかなかチャンスを作れなかった。延長11回に和歌山東打線の集中打を浴びて、初戦敗退に。しかし、お互いに堅守の光る好ゲームであった。

2022年選抜1回戦 和歌山東vs倉敷工(1日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

敦賀気比はエースで4番の上加世田を中心に上位進出を目論んでいたが、広陵とのV候補対決に0-9と完敗。上加世田は広陵の左打者のインサイドを果敢に攻めていったが、初回からその左打者にしっかりタイミングを取られ、ファウルで粘られて好球を引き出された。昨夏は強力打線で8強入りを果たしたが、この日は広陵の森山-松林のリレーの前に得点を奪えず。悔しい敗戦となった。

2022年選抜1回戦 広陵vs敦賀気比(2日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

クラーク国際は前年秋のリベンジを目指して九州国際大付属との1回戦に登場。序盤に得点を奪い合った試合は、4回から息詰まる投手戦となった。リリーフしたエース辻田が好投を見せ、試合は延長戦までもつれこんだが、打線が香西を終盤以降全く攻略できず。バッテリー中心によく守り抜いたが、最後は延長10回に相手4番佐倉の犠飛でサヨナラ負けとなった。しかし、互いにきびきびとした守備を見せ、大会屈指の好ゲームであった。

2022年選抜1回戦 九州国際大付vsクラーク国際(1日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

山梨学院はエース榎谷が抜群のコントロールを武器に木更津総合打線を初回の1点に封じ込め、同点のまま延長戦に持ち込んだ。しかし、自慢の打線が相手エース越井の速球をとらえきれず、延長13回についにサヨナラ負け。ここ数年は打力を武器に甲子園に出場してきているが、やはり全国トップクラスの好投手を打ち崩すのは容易ではない。またしても高い壁に阻まれる結果となった。

2022年選抜1回戦 木更津総合vs山梨学院(3日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

日大三島は報徳学園を何度も甲子園に導いた永田監督の指導が実り、秋の東海大会を制覇。エース松永を強力打線が援護する形で勝ち上がった。しかし、金光大阪との初戦ではエース松永が初回に3点を奪われ、攻撃のリズムを作れず。先手必勝が肝の甲子園で3点を追う展開は厳しかったか。松永が2回以降立ち直っただけに惜しまれる先制点であった。

2022年選抜1回戦 金光大阪vs日大三島(3日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

二松学舎大付はエース布施が初回から聖光学院打線に捕まる苦しい展開となった。布施のボールは決して悪くなかったが、際どいコースを見送る聖光の各打者の選球眼の前になかなかカウントを整えられなかった。大量リードを奪われたことで、自慢の強力打線も攻撃の選択肢が狭められ、投打ともに持ち味を発揮できずに甲子園を去った。

2022年選抜1回戦 二松学舎大付vs聖光学院(2日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

長崎日大は初戦で好投手・山田を擁する近江と対戦。打線が6回に山田をとらえ、2点のリードを奪うと、先発・種村も好投を見せてリードを保ったまま最終回に突入した。しかし、土壇場で近江打線の粘りに合い、同点に追いつかれると、延長13回には左腕・川副がつかまって大量4失点。秋の九州大会準決勝でコールド負けを喫したところから投打ともに成長したところを見せたが、惜しくも勝利とはならなかった。

2022年選抜1回戦 近江vs長崎日大(2日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

天理は1回戦で星稜との名門校対決となった。エース南沢が中盤に星稜のクリーンアップに捕まるも、終盤8回にワンチャンスを活かして同点に追いつく。延長に突入した試合は、延長10回に1点ビハインドを4番内藤のタイムリーで追いつき、粘りを見せたが、最後は延長11回に内野守備が乱れて2失点。実力伯仲の戦いは、大会屈指の好ゲームとなったが、4-5とあと一歩及ばなかった。

2022年選抜1回戦 星稜vs天理(4日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

有田工は好投手・塚本を擁して、選抜初出場。塚本は、持ち味の緩急を活かした投球で粘り強く投げたが、国学院久我山の勝負強い打撃の前に4点を失った。守りのチームであるだけに先行されるとなかなかリズムをつかめず、打線も犠打の失敗などで2点どまり。接戦に持ち込んだが、初勝利はならなかった。

2022年選抜1回戦 国学院久我山vs有田工(4日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

東洋大姫路は藤田監督最後の大会で有終の美を飾りたいところだったが、エース森が高知打線に集中打を浴びて2-4と惜敗。森は得意の内角速球で高知打線に懐を攻めたが、打者3巡目にそのボールを狙われてしまった。8回に中軸がつながって追い上げを見せたが、最後は2点及ばず、久々の初戦敗退となった。

2022年選抜1回戦 高知vs東洋大姫路(3日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

大島は大野(ソフトバンク)-西田のバッテリーを中心に21世紀枠で出場した2014年以来8年ぶりの出場を果たした。1回戦は関東王者の明秀日立との好カードとなったが、大野の速球が中盤以降に明秀日立打線につかまり、守備のミスも絡んで大量点を失ってしまった。大野を攻撃的2番に置いた打線も相手エース猪俣のキレのある変化球をとらえきれずに無得点。スコアほど両者の力の差はなかったが、今回も初勝利とはならなかった。

2022年選抜1回戦 明秀日立vs大島(5日目第2試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

花巻東は2年生スラッガー佐々木麟を中心とした強力打線で上位進出を狙っていたが、打線が好投手・米田の高めの速球をとらえきれずに苦戦。フライボール革命でアッパー気味のスイングが主流となってきているが、高めのボールへの弱点を露呈する格好となった。エース左腕・萬谷も市立和歌山のうまい打撃に5点を奪われ、序盤から劣勢となった試合は、最終回に打線がつながって1点差まで追い上げたが、あと一歩及ばなかった。

2022年選抜1回戦 市立和歌山vs花巻東(5日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

鳴門は1回戦で王者・大阪桐蔭と激突。エース左腕・冨田はキレのある速球をコーナーに投げ分け、強力打線を相手に8回を3失点にまとめて見せた。特に内角を攻め続ける姿勢は素晴らしく、大阪桐蔭の各打者に簡単に踏み込みを許さなかった。惜しむらくは打線が1点を返してイニングに畳みかけられなかったことか。しかし、今大会大勝続きだった大阪桐蔭を唯一苦しめた試合は高く評価されるべきものであった。

2022年選抜1回戦 大坂桐蔭vs鳴門(6日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

大分舞鶴は開幕戦で強豪・浦和学院と激突。エース奥本は回転のいい速球を武器に浦和学院打線に立ち向かい、序盤は無失点で切り抜けて見せた。ただ、自慢の打線が相手エース宮城の前に得点を奪えず、完封負け。甲子園クラスの投手を打ち崩す難しさを感じた試合であった。

2022年選抜1回戦 浦和学院vs大分舞鶴(1日目第1試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

丹生は伝統校・広島商と激突。好左腕・井上を中心にロースコアの展開に持ち込みたかったが、試合は初回から打撃戦となった。初回の3失点を2回に井上自らのタイムリーなどでひっくり返すも、広商の高い攻撃力を止めることができず。両チーム合わせて26安打29得点22四死球の乱戦に敗れ、甲子園初勝利とはならなかった。

2022年選抜1回戦 広島商vs丹生(5日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

只見は打線が大垣日大の好左腕・五島の前に18三振を奪われ、1-6と完敗。しかし、コツコツとつなぐ野球で4回に5番山内友のタイムリーで甲子園初得点を挙げ、同校の歴史を作った。何より楽しそうにグラウンドを駆け抜けるナインの表情を見ていると、これが甲子園の良さなのだと感じさせられた。

2022年選抜1回戦 大垣日大vs只見(4日目第3試合) | 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

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