2024年夏の甲子園大会前予想

2024年

近年の甲子園を沸かせていた仙台育英、慶応、山梨学院など強豪の敗退が相次いだ2024年の選手権予選大会。強豪、懐かしの高校、新顔と多士済々の顔ぶれが揃うなか、栄冠を勝ち取るのはどのチームになるのか。

先頭集団

先頭集団には青森山田、健大高崎、東海大相模、中京大中京、大阪桐蔭、京都国際、広陵、明豊、神村学園の9校を挙げたい。

甲子園出場決定!!!│青森山田高等学校 学校法人青森山田学園

激戦区を勝ち抜き、春夏連続出場を果たしたのが秋の東北王者・青森山田。選抜では関、桜田の大型右腕2枚看板が軸だったが、夏は関が一本立ち。強打を誇る八戸学院光星との試合では、被安打わずか5で完投勝利を挙げ、最大のライバルを退ける好投を見せた。

また、打線は選抜ではやや当たりの止まっていた主砲・原田が大爆発。光星戦で2打席連続ホームランを放つなど、相手投手陣を恐怖に陥れる活躍を見せた。核弾頭の2年生・佐藤は打率5割5分、打点10とチャンスメークも決める働きもできる好打者。タレントが揃い、経験も備えた東北の強豪が悲願の県勢初優勝に挑む。

健大高崎が春夏通じて甲子園初優勝 報徳学園降す センバツ ...

史上8校目となる春夏連覇を目指すのが、選抜王者の健大高崎。県大会では2度にわたってのタイブレークを制する苦しい戦いだったが、底力で勝利をつかんだ。投手陣は2年生左腕・佐藤がひじの故障で離脱し、苦しい台所事情ではあるが、もう一人の2年生の右腕・石垣が成長。150キロを超す速球は威力抜群だ。そのほかの投手陣も成長を見せており、佐藤の穴は十分に埋められるだろう。

打線は4番捕手の箱山を軸にパワーとスピードを兼ね備えている。選抜から打順の組み換えはあるものの、各打者のパンチ力、そして走塁での状況判断の良さは折り紙付き。箱山は主砲として5割を超える打率をチームを牽引し、苦しい試合でも貴重な働きを見せた。選抜で勝ち方を覚えた王者が、エース左腕のアクシデントも乗り越え、偉業へと突き進む。

高校野球:東海大相模が5年ぶり12度目の夏の甲子園、横浜を ...

東海大相模は原俊介監督就任後、初の甲子園出場。厳しい時期を乗り越え、5年ぶりに夏の代表に返り咲いた。投手陣は注目の長身左腕・藤田と奪三振力の高い福田という強力な左右の両輪を擁する。この2人を中心に投手層が厚く、相手としてはなかなか得点は難しいだろう。特に藤田の角度のあるボールは所見だとかなり手を焼くはずだ。

また、打線は門馬監督時代のアグレッシブさを継承しつつ、長打力の高さであいてを制圧してきた。決勝ではライバル横浜を相手に終盤の逆転劇で試合を決めたように、ここ一番での畳みかける集中力は素晴らしい。特に5番木村、6番才田の二人は当たっており、分厚い打線を形成する。新しい相模の伝統を作るべく、縦じまの強豪が甲子園へ帰ってくる。

7年ぶり出場の中京大中京、甲子園誕生100周年に大会100試合目のW ...

全国最多11度の全国制覇の経験を持つ中京大中京もV候補の一角。タレントぞろいと噂された下級生が着実に力をつけ、豊川・名電といった選抜出場校など、強豪のひしめく愛知を勝ち上がった。投手陣は長身の左腕・中井、今大会無失点の田中など6人の力のある投手がそろう。高橋監督の継投のタクトも冴えており、連戦になるほど、その威力を発揮しそうだ。

打線は、愛知大会で名古屋たちばな戦や東邦戦で苦しい展開となったが、そこを勝ち切ったことでさらに強さを増してきている。中京らしく勝負強さといい意味でのいやらしさを備えた選手が多く、2番岡部などキーになる打順に好調な選手がいるのも強みだ。ここ数年は夏の舞台から遠ざかっていたが、本戦に出てきた時の「CHUKYO」の強さは、高校野球ファンもよくわかっている。12度目の優勝へ向け、虎視眈々といった感じだろう。

大阪桐蔭(大阪)|センバツ高校野球2024 | 毎日新聞

その中京大中京につぐ優勝回数を誇るのが西の横綱・大阪桐蔭。近年はここ一番で勝ちきれない印象もあったが、今年のチームはその印象をかわしそうだ。投手陣は2年生の森・中野の両輪んが成長。エース平嶋の出番が少なくとも、投手陣全体の安定感は盤石だった。特に森は決勝戦で東海大仰星打線を1失点で完投したように、監督の信頼が厚くなってきている。140キロ台の速球を投じる面々がずらりと並び、投手力では大会でも随一だろう。

一方、課題があると思われていた打線もここにきて成長著しい。特に昨夏敗れていた履正社とのリベンジマッチでは、相手エース高木を早々と攻略し、まさかの5回コールド勝ちに。この展開は、全国の高校野球ファンを驚かせたが、それだけかさにかかった時の集中力と破壊力は素晴らしいものがあった。春まで4番を張っていたラマルがベンチになるほど、競争は激しく、吉田・境・宮本・徳丸の上位4人は確実性とパワーを兼ね備える。勝利へ最も飢えている常勝軍団が計10度目の全国制覇へ向け、出陣する。

高校野球:京都国際(京都)はこんなチーム…21年夏は4強 ...

激戦の近畿地区で春のチャンピオンになった京都国際も手ごわいチームだ。投手陣はエース左腕・中z気に加えて、春以降に2年生左腕・西村が急成長。2人共奪三振力が高く、三振を取れるボールを持っている。左スリークオーター気味の中崎と上手投げの西村とタイプが異なるのも強みだ。この2人から大量点はそうそう見込めないだろう。

一方、選抜までは力はありながらも投手陣を援護しきれなかった打線はこの夏に奮起。決勝では同じく選抜出場を果たしていた京都大外西の好左腕・田中をあっという間に飲み込み、14得点での大勝を収めた。4番でショートの藤本は投打でチームを牽引し、頼れる主将。下位まで切れ目なくつながるため、どこからでも点が取れるのも強みだ。2021年夏の4強超えを目指し、まずは初戦の戦いに臨む。

センバツ2024 広陵、快勝で好発進 交代選手も活躍し、加点 ...

広陵は4季連続の甲子園出場。高尾-只石のバッテリーはこれで4度目の大舞台であり、全国でも最も経験値の高いバッテリーと言って差し支えないだろう。低めへのびる速球と多彩な変化球を武器とする絶対的エースは、過去3大会はいずれも終盤勝負で散っているだけに、最後の夏に雪辱を期す。主将としてもチームを引っ張る只石は、強肩と抜群のインサイドワークでエースを支える。

一方、打線は一昨年の内海、昨年の真鍋のような大砲はいないが、持ち前の機動力を武器に、コツコツつないで返す攻撃が持ち味だ。特に、浜本・田村の1,2番は塁に出すと非常にうるさい存在であり、多彩な攻めで相手バッテリーの集中力をかき乱す。6番に好調の世古口が座っているのも心強い。ここ2年間、甲子園の主役まであともう少しだった広陵。念願の夏の全国制覇にむけて舞台は整いつつある。

明豊(大分)|センバツ高校野球2024 | 毎日新聞

明豊は大分勢としては最長の4年連続出場。総合力の高さで優勝争いに食い込む力を持つ。投手陣は今年も質量ともに豊富。ともに甲子園を経験しているエース右腕・野田、キレの光る2年生左腕・寺本の2人はいずれも完投能力があり、タイプが違うため、継投も実に効果的だ。また、例年通り、内外野の堅守も光る陣容で、5試合で失策はわずか1。ディフェンスで崩れる心配はないだろう。

一方、打線は選抜で健大高崎の左腕・佐藤に抑え込まれた悔しさをばねに鍛えなおしてきた。2番に何でもできる好打者・高木を据えた攻撃型オーダーは健在。初回から複数得点を狙う破壊力を持ち、多少のビハインドも跳ね返せる得点力がある。打撃だけでなく、春以降は機動力にも力を入れており、打てない時でも得点を挙げる攻撃を目指してきた。津久見以来の大分勢の甲子園制覇へ向け、10度目の夏舞台へ臨む。

センバツ】神村学園 甲子園出場の源はチーム力 小田監督「神村の ...

神村学園は3季連続の甲子園。昨夏4強のmemberを多く残し、経験豊富な面々が揃う。投手陣は左腕エース今村が春からまた一段と成長。140キロを超す速球は威力十分であり、スライダー・カーブも非常にキレがある。試合を壊さない安定感があり、頼れるエースと言えるだろう。選抜で好投した左腕・上川床、本格派右腕の早瀬も控え、連戦にも不安はない。

そして、打線は何といっても主砲の正林の存在が光る。左打席でどっしりとした構えから繰り出す打球は、ライナー性で外野の頭を越していくことが多く、選抜では大会を通じて2本しかでなかったホームランのうちの1本を放った。ここに勝負強い岩下、打撃も光る上川床、選抜以降の成長で1番に定着した増田、俊足の2番入木田と役者がそろい、つながりと破壊力を持つ打線になっている。何より、昨年夏を勝ち上がった経験があるのが大きい。鹿児島を代表する強豪が、昨年を超える成績を目指す。

追いかける二番手集団

トップ集団とほぼ差がなく追いかけるのは、二番手集団にも強豪校が目白押しだ。

高校野球】岩手、東北王者花巻東の投手陣充実 山形、春季県V鶴岡 ...

花巻東は昨夏8強のmemberが投手陣を中心に複数残り、春の東北大会も制覇。今大会でも優勝候補に挙がってくるだろう。左横手の軟投派・葛西、フォークボールが光る右腕・小松の2人はすでに昨夏の聖地を経験済み。左右計5人の多彩な投手陣をつないでいき、相手打線の良さを消すことができる投手陣だ。

一方、打線は、昨夏の佐々木麟のようなスラッガーはいないものの、持ち味の足を絡めた攻撃で活路を開けるのが強みだ。4番に座る古城は1年生ながら4割を超す打率を残し、成長著しいスラッガー。彼の前に1番簗田ら俊足の選手がどれだけ出塁できるかが、得点のカギを握りそうだ。過去3度8強以上の成績を残し、粘り強さも兼ね備える「逆転のヒガシ」がこの夏はどんな輝きをはなつだろうか。

高校野球】花咲徳栄が5年ぶり甲子園切符!3時間30分超の激闘制す ...

花咲徳栄は2019年以来5年ぶりの甲子園出場。一時代を築いた埼玉の強豪が再び聖地に帰ってきた。投手陣は上原、岡山の両右腕が軸。県大会終盤は失点がかさんだものの、二人とも力のある速球を武器に、安定感の誇る好右腕だ。優勝した2017年夏の綱脇、清水のような黄金リレーを見せて、チームを勝利に導きたい。また、守備力も非常に高く、7試合で3失策と堅守が光る。

そして、同校の強みは何といっても強力打線。4番石塚は相手守備陣に一人でプレッシャーを与えられるほどの存在感があり、長打力と勝負強さを兼ね備える強打者だ。斎藤、目黒の1,2番を実に機動力も兼ね備えており、混乱したところを生田目、石塚の中軸がとらえる。リストの強さが売りの強打は健在で有り、7年前と比較しても見劣りしない打線だろう。2度目の全国制覇を目指し、聖地に向かう。

高校野球:関東一、帝京を破り5年ぶり夏の甲子園出場へ…高校 ...

関東一は春夏連続の甲子園出場。選抜では開幕戦で惜敗したが、今回はその雪辱を期す。投手陣は本格派右腕の坂井と技巧派左腕・畠中という理想的な左右の両輪で形成。2人共、自分の持ち味をよく理解しており、いずれも完投能力のある好投手だ。神宮では大阪桐蔭に勝利しているように、強豪相手にも物おじしないピッチングができる。

一方、打線はスラッガー高橋を軸に強力打線を形成。力でねじ伏せる野球も、相手のスキをついてうまく得点する野球も、両方ができるのが強みだ。決勝では帝京との乱打戦を制したが、相手投手陣の四死球や守備の乱れを逃さないそつの無さが光った試合であった。過去夏の甲子園での上位進出率が非常に高いのが同校の特徴であり、今大会でも上位進出を十分に狙えるチームである。

木更津総合がサヨナラ勝ちで甲子園へ!タイブレークの激闘を制し ...

木更津総合は選抜4強の中央学院をコールドで下し、決勝では2年前の代表校の市立船橋にサヨナラ勝ち。県内のライバル校を下し、力強い戦いぶりを見せた。投手陣は千葉、石沢を中心に4人の右腕で形成するが、とにかく制球力が高いのが強み。7試合でわずか8つの四死球しか与えておらず、無駄なランナーを出さないのが強みだ。石毛は右サイドからの癖球が光り、決勝では本格派の千葉が市船のエース工藤と緊迫した投手戦で投げ勝った。

また、打線は中央学院の投手陣を崩したことから分かるように破壊力は十分だ。特に2番山口、3番羽のホットラインは強力。初回から相手投手陣に圧力をかけ、自軍には攻撃のリズムをもたらす。終盤の勝負強さにも定評があり、接戦にも自信を見せる。意外にも夏は6年ぶりの代表となるが、安定して勝ち上がっている印象の強い木更津総合。当然、優勝争いには絡んでくるだろう。

センバツ2024 報徳、2年連続の夢舞台 粘りの野球で頂点へ /兵庫 ...

報徳学園は2年連続で選抜準優勝中だが、夏は6年ぶりの出場となる。投手陣は言わずと知れた今朝丸・間木の右腕2枚看板が健在。特に今朝丸はストレートの力と角度は大会出場校の投手の中でも3本の指に入る存在だろう。本調子なら、なかなか前にはじき返すのも難しいボールだ。また、伊藤、今堀ら他の投手陣も成長を見せており、投手力ではトップクラスに位置するだろう。

一方、打線は好投手揃いの兵庫大会だけあって終盤はやや苦労した印象が強い。しかし、そんな中でも主砲・斎藤、好調の山岡らコンタクト能力の高い左打者が結果を残した。中でも、3点ビハインドを追いついてひっくり返した準決勝の社戦は、チームに大きな自信を与えただろう。ディフェンス主体の野球になるのは間違いないが、自分たちのスタイルに徹する強さを持つ、今年の報徳。久々の夏の全国制覇へ向けて、準備は整った。

高校野球:智弁和歌山、2年ぶり夏の甲子園へ…高校野球和歌山 ...

智辯和歌山は2年ぶりの甲子園出場。ここ2年間ほどは苦戦が続いたが、復活の出場を果たした。投手陣はプロ経験のある中谷監督の指導のもと、充実した陣容を形成。準決勝まですべての試合を無失点で勝ち抜き、安定感抜群であった。安定感のある渡辺、松倉の両右腕に197㎝の長身からの角度が光る中西と右腕ばかりではあるが、いずれも試合を壊さない安定感のある投手が揃った。

また、打線は春季県大会でホームランを量産した主砲・花田を中心にパワフルな智辯和歌山が帰ってきた印象だ。1年生ながら7番を務める松本まで長打力のある選手がずらり。特に花田はツボにはまったらあっという間にスタンドまでボールを運ぶパワーを持っている。打って打って打ちまくる伝統の強力打線が、近年の不振を吹き飛ばす活躍を見せてくれそうだ。4度目の優勝へ向け、腕を撫している。

優勝戦線かき回すか、常連校・伝統校

優勝争いにおいて最も侮れないのは甲子園をよく知る強豪・常連なのは言うまでもない。V候補を食ってやろうと、虎視眈々狙っているチームが多く存在する。

感謝の思いを胸に~2024聖光学院硬式野球部 甲子園応援 ...

聖光学院は3年連続の甲子園出場。一昨年夏は同校最高成績の4強入りを果たすなど、近年の躍進は著しい。エース右腕・高野は大会中に苦しんだ時期もあったが、決勝では選抜出場校の学法石川を1失点で完投。武器のスライダーが決まれば、そうそう打たれない投手だ。打線は、犠打・盗塁を絡めた細かい攻撃が出来るのが強み。伸び盛りの2年生菊池を3番に据え、打線のつながりが増した。5番志田は打率6割超えと絶好調。この2人にチャンスで回し、勝負強い聖光の野球で勝利をつかみ取りたい。

北陸が敦賀気比を破り2連覇、5度目の夏甲子園切符 夏の高校野球 ...

北陸は2年連続の夏舞台。ここ2年間で春も合わせると3度目の出場となる。エース右腕・竹田海はすでに昨夏のマウンドを経験しており、140キロ台中盤の速球を武器に力であいてをねじ伏せることができる。その竹田海より多いイニングを投げた右腕・井黒はカーブやカットボールと変化球にきれがあり、こちらも奪三振力が高い。打線は、上位から下位まで切れ目なくつながり、細かい攻撃ができるのが強み。ベンチ入りメンバーまで含めて層が厚い。昨年は春夏とも強豪相手に初戦敗退に終わっており、その悔しさを晴らすべく、再び聖地へと帰ってくる。

滋賀学園が15年ぶり夏甲子園出場!脇本が2安打完封の快投【2024 ...

滋賀学園は15年ぶり2回目の甲子園出場。近年は近江の独占状態だったが、今年は久しぶりに栄冠をつかんだ。本格派右腕の脇本と技巧派左腕の高橋侠の2人が軸の投手陣は、5試合で失点はわずか5と安定感抜群。多胡と岩井の二遊間を中心に徹底的に鍛え上げた守備力が支える。打線は、多胡・国仲・岩井と昨年からスタメンを経験した面々が並び、下位打線まで満遍なく打点を稼いでいるように切れ目がないのも強みだ。強豪の牙城を崩した勢いそのままに、上位進出を狙う。

高校野球:智弁学園、2年連続の22度目の夏の甲子園へ…高校 ...

智辯学園は2年連続の甲子園出場となる。昨年を経験した主将・知花を中心に、県大会では天理・奈良大付といったライバル校を競り落としてきた。打線は、数字こそチーム打率2割7分台だが、強豪との対戦が続いたこともあり、破壊力は全国でもトップクラスだ。特に勝負所で長打が出るのは、相手にとって脅威だろう。エース田近は低めの変化球の切れが光り、ボールを振らせるのがうまい好左腕だ。昨夏は8強を目前にあと一歩及ばなかったが、今年はそこを乗り越え、さらに勝ち進む力を秘めている。

高校野球:南陽工が14年ぶり夏の甲子園へ、高校野球山口大会 ...

南陽工は県大会決勝でV候補の下関国際に見事な逆転勝ちを収めて、14年ぶりの代表切符を奪取。投打でスター選手がいるわけではないが、驚異的な粘り強さを見せるのが今年のチームの特徴だ。本格派右腕の阿部と技巧派左腕の阿砂の2人で試合を作り、ミートに徹した打線が終盤に底力を発揮。3回戦では3点を勝ち越されたタイブレークで、その裏に4点を跳ね返して勝利をつかみ取った。どこか選抜で8強入りした2009年を思い起こさせる好チーム。本大会で波乱を呼ぶか。

英明、2年連続甲子園 | 2024全国高校野球選手権香川大会 | 高校 ...

英明は2年連続の甲子園出場。昨年から経験豊富な3番百々を中心に、近年高松商と並んで県内有数の強豪として君臨している。その高松商との決勝戦では相手より少ないヒット数ながら、チャンスを確実にものにして4-3と勝利。1番鈴木、4番丸與と上位にはパンチ力のある選手が並んでおり、打たせて取るタイプのエース左腕・清家の踏ん張り次第で十分に上位進出の可能性のあるチームだ。まずは昨夏のサヨナラ負けの悔しさを晴らす1勝を上げたい。

明徳義塾 | 代表8校紹介 2024春季四国地区高校野球大会 | 高校 ...

明徳義塾は県大会決勝でライバル高知に競り勝ち、2年ぶりの代表切符を獲得。高知の辻井、平という全国でも屈指の好右腕を攻略すべく牙を研いできた打線は、全国でもその威力を発揮しそうだ。1番松井、3番藤森とカギになる打順の打者が絶好調なのも心強い。エース左腕・池崎はボールの切れが光る好左腕。近年、代木・吉村(いずれも巨人)と好左腕を輩出してきたその系譜に恥じない実力の持ち主だ。試合巧者・明徳が2年ぶりの大舞台で、暴れまわりそうだ。

高校野球:熊本工が3年ぶり23度目の夏の甲子園、熊本国府を ...

熊本工は決勝で秋の九州王者の熊本国府を圧倒して3年ぶりの出場権を獲得。伝統校の貫禄を示した。今年も持ち前の打力は健在で有り、チーム打率こそ2割台だが、一度つながりだすと止まらないのが熊工打線の強みだ。3番上田、4番菊山の好調コンビを中心に、試合中盤以降、一気に試合の流れを強奪する。2年生エース山本は球速こそ130キロ台だが、非常にコントロールがよく、心身のタフネスさも併せ持つ好右腕だ。サンライズのリズムに乗って、火の国の強豪が甲子園で暴れだす。

高校野球:創成館、2年連続4度目の夏の甲子園へ…高校野球長崎 ...

創成館は2年連続の夏切符。今年も高い投手力をベースにスキのない野球で全国切符をつかんだ。昨夏の星稜戦ですでに全国を経験済みの右腕・村田は速球とスライダーを武器に三振の取れる好右腕。決勝では清峰打線をわずか2安打で完封し、エースの貫禄を示した。打線は例年通り、派手さはないものの、相手の四死球やミスをうまく得点に結びつける。ある意味、身の丈に合った野球をナインが理解しているとも言え、こういうチームを相手に戦うには実にやりにくいだろう。まずは過去最高の8強入りを目指す。

高校野球2024年夏の甲子園・出場校【興南(沖縄・私立)】 | web ...

興南は2年ぶりの甲子園出場。決勝では新鋭校のエナジックに試合の流れを渡さず、常連校らしいしたたかな野球を見せた。エース左腕・田崎は最速149キロを記録する本格派左腕。本格派にありがちなもろさはなく、四死球も1試合平均3個以下と安定している。このエースの投球でリズムを作り、犠打も絡めてコツコツつないで得点を重ねるのが興南の勝ちパターンだ。我喜屋監督の指導の下、私生活からスキのない興南の選手たちが、甲子園でも自分たちの野球で上位進出を狙う。

打力で活路見出す

夏の戦いにおいて、より重要になってくるのが打力!強打を武器にV戦線をかき回すか。

高校野球】南北海道・札幌日大 夏の聖地一番乗り“4度目の正直”で ...

札幌日大は過去3度決勝の舞台で涙を飲んできたが、ついに夏の初出場権をGET!念願の甲子園へ降り立つ。原動力は準々決勝まで5試合連続のコールド勝ちを収めた強力打線。主砲に成長した2年生・窪田を中心に上位打線は活発。ボール球を振らない選球眼にも長けており、上位陣でまずは突破の足掛かりを作る。エース左腕・小熊は打線が唯一封じられた準決勝の北照戦で完封勝利を達成。しなかやさのある頼れるエースだ。まずは全国での初勝利を目指すが、それ以上まで十分狙えるチームだ。

高校野球】宮城は聖和学園が甲子園初出場!斎藤佑樹の力投で春夏 ...

聖和学園は県大会決勝で仙台育英の強力投手陣から19安打で8得点を奪取。サッカーの強豪校で知られる同校が、夏の初出場を力強くつかみ取った。三浦、中善寺の1,2番はともに4割を超す打率で試合開始と同時に襲い掛かる。4番の2年生佐藤はチーム最多の8打点をマークしたように、勝負強さが光り、打線全体で速いボールにも力負けしない強さを持つ。斎藤佑はサイドからのコーナーワークが光る好投手で、決勝では仙台育英の強力打線をしのいで見せた。初出場と侮ると痛い目を見る、実力校だ。

高校野球:鶴岡東、2年ぶり8度目の夏の甲子園決定…小林優星 ...

鶴岡東は2年ぶり8回目の甲子園。初戦で山形中央との強豪対決となったこともあり、自慢の強打が不発だったが、大会が進むにつれて調子を上げてきた。主砲・桜井、何でもできる2番松下を中心に上位打線は特に強力。準決勝では連続出場を狙っていた日大山形の投手陣から日下の2ランなどで6点をもぎ取った。エース左腕・桜井は最速140キロを超す本格派左腕。彼が本調子で、打線とうまくかみ合えば、過去最高となる8強入りも見えてくる。

石橋 創立100周年ミラクル初甲子園 公立進学校が国学院栃木を5 ...

石橋は昨年の春に21世紀枠として初の甲子園出場を達成。その経験を活かして着実にチーム力を高め、県大会では作新学院・国学院栃木といった強豪を倒してきた。準決勝では昨秋関東王者の作新投手陣を攻略し、決勝では初回の5点ビハインドをものともせずに逆転勝利!強豪私学を相手にしても、工夫した練習とスキを逃さない野球で十分に渡り合えることを証明して見せた。入江→柳田の投手陣が最少失点で抑えられれば、台風の目になる可能性は十分だ。

日本航空 3年ぶり甲子園へ【スポーツ/山梨】 | さんにちEye ...

日本航空は近年甲子園を沸かせていた山梨学院が優勝候補に挙がる中、混戦の山梨大会をしたたかに勝ち上がった。県大会では準々決勝の帝京三戦で、何度も土俵際まで追い込まれながら奇跡的なサヨナラ勝ちをつかみ取り、一気に波に乗った。金子優、小林ら上位にはいずれも高打率の打者が並び、終盤の勝負強さも光る。高木、柳沢の左右の両輪がしっかりリズムを作り、打線の援護を待つ展開で、勝機を見出せるか。全国の上位の力を持つのは間違いないチームと言えるだろう。

早稲田実は「甲子園1年目」も「100年周年」も出場する唯一の ...

早稲田実は清宮幸太郎(日本ハム)を擁した2015年以来の夏の甲子園出場を達成。決勝では日大三とのすさまじい打撃戦を制し、リードを許しても決してあきらめないタフネスさもあるのが強みだ。2番に強打者の宇野を置き、初回から大量点を狙える打線を形成。大物うちがいるわけではないが、切れ目なくつながり、足も絡めて気づけば大量点を上げているのが今年の早稲田実のパターンだ。2年生左腕・中村を中心とした投手陣が整備されれば、一気に上まで勝ち上がる可能性が高い。どこか2015年の時と似た雰囲気を感じ、4強入りしたその時に並ぶ結果を残せるか。

ダークホース岐阜城北が県立岐阜商業を倒し 9年ぶり4度目の ...

岐阜城北は夏は9年ぶり4度目となる甲子園出場。県大会では大垣日大、県岐阜商といった県内常連校との死闘を制し、代表の座をつかんだ。特に決勝の県岐阜商戦では、一度タイブレークで追いつかれながらも再び突き放す粘り強さを発揮。2回戦の関商工戦もサヨナラ2ランで制しており、終盤勝負で無類の強さを発揮した。エース中本は打たれ強さのある好右腕であり、彼が踏ん張っている間に4番太田を中心とした強力打線が援護していく。気づけば試合の流れを掴んでいるという、接戦に強いチームだ。1998年以来となる夏の勝利へ向け、着々と準備を進めている。

高校野球:富山商が2年連続18度目の夏の甲子園、富山北部を ...

富山商は2年連続の出場。サヨナラ負けを喫した昨年のリベンジに燃える。今年も強力打線を誇り、決勝では5点のビハインドを跳ね返す見事な逆転勝ち。このチームを相手にセーフティリードは考えない方がいいだろう。昨年を経験した面々も多く、少々のことでは動じない強さがある。4番福田は昨夏の甲子園で3安打をマーク。チームの軸となる頼れる主砲だ。投手陣のカギはリリーバーの右腕・森。県大会失点0の彼にいかに繋いでいけるか、右腕・山本、左腕・宝泉の2人がカギを握る。

意識を切り替え、勝利をめざす 鳥取城北が甲子園で練習、汗流す ...

鳥取城北は県大会で奇跡的な逆転サヨナラ勝ちを演じ、6年ぶりに代表の座に返り咲いた。土壇場で勝負強さを見せた打線は、準々決勝で一気呵成の攻めでコールド勝ちを見せたように、一人が打ち出すと他も打つという、つながりの良さを持つ。また、打つだけでなく四死球、犠打、走塁とつなぎの部分でも良さを持っており、相手にすると嫌らしい打線になっているだろう。計7人の投手を起用した投手陣の中で、本戦で軸になる投手が出てくれば、面白い存在になりそうだ。

高校野球:岡山学芸館、5年ぶり3度目の夏の甲子園へ…高校野球 ...

岡山学芸館は5年ぶり3度目の甲子園出場。前回出場時は広島商との隣県対決を制し、記念すべき初勝利を挙げている。今大会は持ち前の打力を武器に、県予選を突破。3回戦で選抜出場の創志学園の好投手を打ち崩し、一気に波に乗った感があった。攻撃的な姿勢が際立ち、監督・ベンチを含めて積極策で活路を見出す。投手陣は沖田・丹羽の両右腕が安定しており、ディフェンス面でも大きな不安はない。同校初の1大会2勝を目指し、まずは初戦の戦いに臨む。

聖カタリナ学園が強くなった絆で夏初出場!! 夏の甲子園49代表が ...

聖カタリナは夏は初めての甲子園出場。強打を武器に本命不在と言われた愛媛大会を勝ち抜いた。4番河野を中心に触れている打者が多く、足を絡めて攻略するしたたかさもある。終盤4試合の平均得点はなんと10点。赤いユニフォームが所狭しとばかりにダイヤモンドを駆け抜けた。190㎝と長身のエース有馬は決勝の終盤こそマウンドを一時譲ったものの、角度のあるボールを武器に、チームを力強くけん引した。昨秋までは試合経験もほとんどなかった右腕が、最後の夏に大きな成長を遂げた。まずは同校初の甲子園勝利を狙う。

鳴門渦潮主将、勝って涙 秋以降「公式戦全敗」からつかんだ ...

鳴門渦潮は県大会決勝で選抜8強の阿南光・吉岡を攻略し、逆転サヨナラで徳島大会を制覇。質の高いボールを投じる相手に対しても、試合の中で攻略法を見出す強さを見せた。特に3番森高、4番岡田の2人は長打力も併せ持つ好打者であり、彼らの打棒が躍進のカギを握る。投手陣の柱は絶対的エースの右腕・岡田。力のある速球とスプリットを武器に、勝負所で三振を奪える投手だ。近年は鳴門高校に主役を奪われてきたが、この夏、存在感を放つ活躍を見せたい。

苦しい場面こそ笑顔を…西日本短大付、甲子園引き寄せたエースの ...

西日本短大付は激戦の福岡大会を強打で制し、3年ぶりの夏の甲子園へ挑む。福岡大会では初戦から4試合連続でコールド勝ち。1番奥、4番高峰、5番村上の3人は大会7試合で2桁のヒットを放っており、この3人で多くの得点を生み出してきた。決勝では8番の山下が勝ち越し3ランを放ったように、下位までパンチ力があるのも特徴だ。コントロールのいい右腕・村上がエースを務める投手陣も安定感があり、完封負けで姿を消した3年前のリベンジに燃える。

好投手擁し、V争いへ

野球の勝敗を最も左右するのは投手力だろう。好投手を擁し、V争いにどう加わってくるか。

わずか10人の「谷間の世代」 最後の夏につかんだ甲子園 白樺学園 ...

白樺学園は9年ぶり4度目の出場。チームの軸となるのは本格派右腕の半沢だ。188㎝の長身から繰り出すボールは非常に角度があり、初見で攻略するのはなかなか難しい。道大会では、イニング数以上の三振を奪取しており、フォークも交えると打者のバットはクルクルと空振りした。2年生がスタメンに6人並ぶ打線がいかにエースを援護できるかだが、鵡川出身の亀田監督の強気のタクトに応えられれば、勝利がぐっと近づきそうだ。

夏の高校野球2024]あの「金農旋風」再び?秋田・金足農業が ...

金足農は準優勝した2018年のエース吉田輝(オリックス)の弟の吉田大輝がエースに君臨。兄と同様、本格派の2年生右腕は、140キロ台の速球と兄以上の精度を誇る変化球を駆使し、相手打者に真っ向勝負を挑む。このエースの投球に打線も応え、持ち前の犠打を駆使した攻撃で活路を見出してきた。金農旋風に沸いたあの夏から6年が経過したが、あの輝きはいまだに色あせていない。再び甲子園を紫の旋風で染め上げられるか、注目の戦いが幕を開ける。

小松大谷 悲願「星稜超え」果たし3年ぶり甲子園 エース西川は ...

小松大谷は県大会決勝で神宮王者の星稜に5-0と堂々の完封勝ち。エース西川は安定感抜群の投球で、勝負強い星稜打線につけ入るスキを与えず、6安打に封じ込めた。さらに準決勝で日本航空石川打線を1失点完投した2年生右腕・竹本も控えており、投手力は大会でもトップクラスだろう。打線も星稜の道本、佐宗の2枚看板を攻略したように、得点力は高い。機動力も絡めてそつなく得点を取ることができるのが強みだ。王者を下した自信を胸に、大舞台へ挑む。

2024年長野県高校野球大会 » 長野日本大学高校

長野日大は6試合で失点僅か2の盤石の投手陣で長野大会を制した。左横手投げのエース山田は、独特の球筋から繰り出す癖球を武器に、内野ゴロの山を築いて、相手打線に持ち味を出させなかった。山田以外にも安定感のある右腕・中島がおり、この左右の両輪を崩すのは容易ではない。前・中原監督時代に、「新・長野の攻めだるま」と言わしめた打線はも破壊力は十分。攻撃型2番・小田切を中心に経験豊富な選手が並ぶ。3回戦まで進んだ2009年に続く活躍を見せたい。

高校野球】1901年設立の静岡県立の進学校・掛川西が26年ぶり夏の ...

掛川西は26年ぶりの甲子園出場。あの松坂世代の年以来の夏の甲子園となる。投手陣を引っ張るのは右サイドのエース高橋。内外を丁寧に突くコーナーワークで打たせて取り、防御率は1点台。投手陣全体で与えた四死球は6試合でわずか9であり、無駄なランナーを出さない強みがある。打線は犠打を駆使した堅実さが持ち味。しっかり得点圏に進め、タイムリーに繋げていく。前回出場時は初戦敗退に終わっており、今大会はまず初戦突破を目指す。

高校野球:菰野、16年ぶり3度目の夏の甲子園…高校野球三重 ...

菰野は16年ぶり3度目の出場。県大会5試合でわずか失点4という抜群の投手力で三重大会を制した。エース栄田は140キロ台の速球とスライダーを武器に、33イニング余りを投げて失点は2。テンポとコントロールが良く、相手を見て投げれるクレバーさも光る。このエースを中心に非常に2年生が多いのが特徴であり、勢いに乗った時の強さは侮れない。打線は上位から下位までパンチ力のある打者が並んでおり、エースを強力に援護する。

旋風期待のダークホース

霞ケ浦の選手が甲子園で練習 夢の舞台で「落ち着いたプレー ...

霞ケ浦は2019年以来となる甲子園出場。前回大会は優勝した履正社の強力打線の前に初戦で散ったが、今大会は初勝利を挙げるべく、再び甲子園に乗り込む。長身のエース左腕・中村は角度のあるボールを武器に、防御率は1点台をマーク。3年生右腕・真中も安定感があり、投手陣は安定している。打線は2番森田、7番片見とつなぐ打順に高打率の打者が並び、県大会では終盤に大量点をたたき出す試合が目立った。常総が本命と言われる中、したたかに勝ち抜いた今年の霞ケ浦。初勝利からの上位進出へ期待が高まる。

夏の高校野球2024・新潟]新潟産大付が初優勝! 新潟産大付VS ...

新潟産大付は春夏通じて初の甲子園出場。日本文理・中越・帝京長岡と県内の強豪をなぎ倒しての堂々の甲子園だ。投手陣は絶対的エースは不在だが、宮田・田中・小平の3人の右腕をうまくつなぎ、相手の目先をかわす。打線は集中打が持ち味で、一度つながりだすと止まらない。チーム内での狙い球の指示などが徹底されている証拠だろう。1番戸嶋、4番多田、6番中村と高打率の打者が並んでおり、得点力は高い。初出場での1勝を目指し、まずは初戦の戦いに挑む。

高校野球:大社、32年ぶり9度目の夏の甲子園出場決める…高校 ...

大社は今大会出場校中、最長の32年のブランクを経ての出場となる。左腕エースの馬庭を中心に高い投手力を誇り、県大会の失点は1試合平均1点にも満たない。攻撃は手堅さが持ち味で、俊足で出塁率の高い1番藤原を得点圏に進め、中軸が返すのが得点パターンだ。先行逃げ切りの得意の展開に持ち込むためにも、序盤をうまく入れれば。高校野球草創期からの伝統校が存在感を放つ。

高校野球】2年ぶり甲子園の有田工 梅崎監督は昨夏コールド負け ...

有田工は春夏連続出場を果たした2022年以来の甲子園。伝統の守りの野球は今年も健在だ。佐賀大会ではいきなり初戦で早稲田佐賀との強豪対決となり、タイブレークの末に辛勝。しかし、この勝利で勢いに乗り、決勝では昨夏代表の鳥栖工との投手戦を制した。左腕・石永はスライダーの切れが光る好投手で有り、彼を中心に作った守りのリズムに乗って、少ないチャンスを得点に結びつけるのが勝ちパターンだ。

宮崎商が3年ぶり甲子園 25日に36歳になった橋口監督へ「誕生日 ...

宮崎商はコロナで無念の出場辞退となった2021年以来の出場となる。その大会を見ていた中学3年生が主力となった代が再び聖地への切符をつかみ取った。投手陣は小野、上山、中村の3人の右投手をうまくつなぎ、昨夏代表の宮崎学園や宮崎日大、日南学園といった強豪をいずれも1失点に封じて見せた。打線はチーム打率こそ2割5分に満たないものの、長打力があるのが売り。接戦に強いのも特徴で、粘り強い野球で聖地1勝を目指す。

コメント

  1. 大竹良平 より:

    初戦から好カードがあり、今年も楽しみですね!

    • kosien より:

      そうですね!めっちゃ楽しみです!
      あと、無双の東北バージョンまだ書いてなくてすみません💦
      夏休み使って書こうと思います❗

  2. 大竹良平 より:

    全然大丈夫ですよ〜!
    楽しみにしてます👍👍

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