秋優勝…帝京
春優勝…関東一
センバツ出場の帝京と春優勝の関東一。平成中盤以降、ライバル関係にあったこの2校が今年の東東京の2強となりそうだ。
帝京は、久々の甲子園出場を果たし、選抜でも1勝をマーク。それも、夏春連覇を狙う沖縄尚学・末吉を攻略しての1勝だっただけに、感慨もひとしおであった。続く2回戦の中京大中京戦でも4点のビハインドを追いつき、タイブレークに及ぶ熱戦を展開。大会前から注目されていた安藤、目代の二人以外の打者も粘りを見せ、金田監督も手ごたえを得ただろう。また、投手陣に関しては軟投派左腕・仁禮や右腕・岡田が奮闘を見せたが、やはり夏に向けては、秋までのエース安藤が戻ってきてほしいところ。2011年以来15年ぶりとなる夏へ整備を進めている。
一方、3年連続の出場を目指す関東一は、春季東京大会を制し、関東大会でも2勝を挙げて4強へ進出。こちらは投手陣を含めてディフェンスが非常に充実しており、エース左腕・石井、2年生右腕・高橋はいずれも最速140キロを超して奪三振率も高い。内外野の堅守も相変わらず東京随一の安定感を誇っており、守りから崩れる心配は一切ないだろう。打線もパンチ力があって俊足の井口を筆頭に走れる選手が多く、この夏の成長次第だが、準優勝した2年前に劣らないポテンシャルを秘める。かつて何度も煮え湯を飲まされたライバル帝京を倒すべく、腕を撫す。
そのほか、ノーシードながら昨年の選抜経験者を多く擁す二松学舎大付、佐藤-川村の好バッテリーを擁する岩倉、強力打線を引っ提げる修徳も、優勝圏内に入ってくるだろう。
2021年代表…二松学舎大付 3回戦進出
2022年代表…二松学舎大付 3回戦進出
2023年代表…共栄学園 初戦敗退
2024年代表…関東一 準優勝
2025年代表…関東一 ベスト8
二松学舎大付と関東一の2強体制が2010年代から続いていたが、この2年間で関東一が一段抜け出した印象だ。特に2024年は、前評判は決して高くなかったものの、坂井(ロッテ)、畠中の左右2枚看板を堅守と機動力野球で支え、明徳義塾・東海大相模・神村学園といった強豪との激闘を3試合連続で1点差勝ちし、初の選手権準優勝に輝いた。守備と走塁を徹底的に鍛え上げ、「相手に隙を見せずに相手の隙をつく」、米澤野球の真骨頂であった。昨夏もエース坂本を中心に8強入りしており、しばらく関東一時代が続きそうだ。


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