秋優勝…小松大谷
春優勝…星稜
ここ数年の石川の高校球界を牽引してきた星稜、小松大谷、日本航空石川を中心に、今年も回って行けそうだ。
星稜は、この春、小中と全国を席巻した逸材が入学。1年生で二刀流の才能を見せる服部が打っても投げても活躍を見せ、決勝では日本航空石川を完封するという衝撃的なデビューを飾った。このニューヒーローの活躍によって、上級生もいい刺激を受け、チーム全体の競争も活性化している。投げては2年生左腕の小路が春の県大会で柱として投げぬき、打ってはプロ野球選手を父に持つ、同じく1年生の西が台頭。下級生の活躍でで、チームを底上げした星稜が3年ぶりの選手権出場を果たす。
対抗馬になるのは、石川勢として1989年~1992年の星稜以来となる3連覇を狙う小松大谷。今年も同校らしいディフェンシブな野球は健在であり、エース高橋を中心に坂根、北と安定感のある投手が揃う。打線は、秋春と投手陣をもう一つ援護しきれなかったが、春以降、三ツ井、寺坂と新2年生の成長が著しい。何より、ここ2年間、夏の覇権を握ってきたチームだけあって、今最も勝ち方を知っている存在だ。得意の先行逃げ切りの形に持ち込み、3連覇へ突き進みたい。
その他、昨年の選抜経験者を多く擁する日本航空石川も長身右腕・保西を中心に充実の戦力を擁する。投手層が厚い伝統校・金沢、打力に自信を持つ遊学館も絡み、例年以上に混戦の様相だ。
2021年代表…小松大谷 初戦敗退
2022年代表…星稜 初戦敗退
2023年代表…星稜 初戦敗退
2024年代表…小松大谷 3回戦進出
2025年代表…小松大谷 初戦敗退
近年は小松大谷と星稜の2強体制となっている石川県。初戦突破が2024年の小松大谷だけというのは意外な結果だが、星稜が2022年選抜でベスト8、2024年選抜でベスト4と結果を残しており、戦いぶりから見ても、低迷しているような感じは見受けられない。そんな中、唯一初戦を突破した2024年の小松大谷の戦いぶりは見事の一言。明豊、大阪桐蔭と強打を誇る常連校を相手に、エース西川の力投とスラッガー田西を中心とした打線がかみ合い、堂々の寄り切り勝ちを見せた。石川の高校野球も令和になって新たなフェーズに入ったと言えるだろう。


コメント