2026年選手権3回戦予想 天理vs高川学園

2026年

2026年選手権2回戦

天理vs高川学園

51%   49%

〇7-2  福山  〇7-1  高岡商

ともに初戦を快勝で勝ち上がったチーム同士の対戦。互いに打撃好調であり、相手エースをどう攻略するかがカギとなる。

高川学園の木下は、3季連続の甲子園出場だったが、前の試合でようやく本来の実力を発揮して白星をつかみ取った。140キロ台の速球とスライダーはともに一級品のボールであり、強打の高岡商打線から8三振を奪取。昨夏も今春も実力はありながらも、試合の中でリズムが単調になったところを捉えられてしまったが、この夏はその課題も修正されてきている。右腕・宮崎も県大会決勝で好投しており、実績があるが、試合を決める大事な場面でマウンドに立っているのは木下になりそうだ。

対する天理打線は、初戦で中盤以降に打線がつながり、7得点で快勝。久々に同校の攻撃がしっかりはまった試合を見たような気がした。永井、金本、関村の中軸は強力だが、初戦で先発全員安打を記録したように、今は上位から下位まで全員が調子がいい。何より県内のライバルである智辯学園には杉本、奈良大付には新城と左右の本格派投手がおり、彼らを想定して練習に励んできたため、強い真っすぐにはある程度耐性がある。実際、県決勝では中軸の3人が8安打8打点を挙げており、速球主体で甘く入ったら、初戦とはまた違う強打の顔を見せそうである。

一方、天理の初戦はエース長尾が2失点で完投し、エースとしての役目を果たした。13三振を奪ったものの、本来三振を多くとるタイプではなく、低めを丹念について打たせて取るのが持ち味。藤原監督が標榜する「守り勝つ野球」を体現する、中心人物である。しかし、初戦で長尾が完投したことで、左腕・橋本などを温存することに成功しており、次戦は橋本が先発の可能性もあると踏んでいる。昨春の県大会でノーヒットノーランを達成した実力者であり、そのベールを脱ぐ時が来るかもしれない。

対する高川学園打線は、山口県らしい機動力野球を使うチームだったが、山口大会ではあまりその機動力を使わずに勝ち上がってきた。チームカラーが変わったのかとも思ったが、初戦は4盗塁でガンガン相手守備陣を脅かしており、これは先を見据えて手札を隠していた可能性もあると思っている。3季連続で大舞台を踏んでおり、若藤・衛藤など打撃面でも実力のある選手が並ぶ。特に、県大会で不振だった4番衛藤にマルチヒットが出たのは大きいだろう。天理の投手起用がどうなるかはわからないが、いずれにせよ、初戦と同様に自分たちから仕掛けていって、主導権を握りたいところだ。

両チームの間にそう大きな力の差はないが、相性という意味で少し天理に分があるか。互いに手の内を隠さずに出す総力戦になる予感がする。

主なOB

天理…門田博光(南海)、鈴木康友(巨人)、関本賢太郎(阪神)、中村奨吾(ロッテ)、太田椋(オリックス)

高川学園…高木豊(大洋)、山野太一(ヤクルト)、椋木蓮(オリックス)、立石正広(阪神)

 

奈良  山口

春  3勝  1勝

夏  1勝  1勝

計  4勝  2勝

春は3勝1敗で奈良勢がリード。夏は1勝1敗のタイだ。

1974年は、準々決勝で防府商と郡山が対戦。ここまで粘り強い戦いで終盤勝負を制してきた郡山であったが、この日は5回裏に防府商打線の集中打を浴びて逆転を許す展開に。エース井神の好投で郡山打線の反撃をしのぎ切った防府商が6-3で郡山を下し、ベスト4進出を決めた。ちなみに、この次の試合ではあの定岡正二(巨人)を擁する鹿児島実にもサヨナラ勝ち。けん制悪送球がサヨナラに繋がるという劇的な幕切れで、初の決勝進出を果たすこととなった。

一方、2012年の選抜では智辯学園と早鞆が対戦。青山-中道(ともにオリックス)の甲子園経験バッテリーを擁する近畿王者の智辯学園に対し、早鞆は過去に選手権準優勝の経験はあるものの、かなり大舞台から遠ざかっていた。しかし、仙台育英で甲子園準優勝投手に輝いた経歴のある大越基が監督に就任し、着々とチームを強化。この試合では本来のエースである間津に代わって先発した堀田が好投し、智辯学園と中盤まで互角に渡り合った。5回裏に、相手中軸の青山・小野に痛打を浴びて5失点し、敗退に終わったものの、久々の大舞台で強豪相手に素晴らしい戦いを見せた。

逆転ゲームが多い両県の戦い。今回はどちらに軍配があがるのか…

 

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