2026年選抜2回戦
大垣日大vs山梨学院
51% 49%
〇2-0 近江 〇5-3 長崎日大
ともに、初戦は終盤にもつれる接戦を制した常連校同士。ただ、戦前ならば、山梨学院の有利を予想したが、昨夏の甲子園4強入りを支えた菰田・檜垣がコンディション不良で出場困難となった。大垣日大もエース竹岡の疲労は気になるところではあるが、全体的なコンディションを考えると、大垣日大に有利に働きそうだ。
大垣日大の竹岡は初戦で188球の熱投を見せ、延長10回を1失点で完投。中2日でのマウンドとなり、疲労は心配されるが、本調子ならキレのある速球、ブレーキの効いたスライダーはともに攻略困難なボールだ。特にストライクゾーンからボールゾーンに消えると相手打者にとっては目の前で消える感覚になるだろう。実力者揃いの近江打線をもってしても、なかなかとらえることはできなかった。また、1年生の秋にエース格だった谷之口が控えているのは強み。次戦は、彼の先発が考えられるが、変化球の精度が高く、実績・実力とも十分な投手だ。
対する山梨学院打線は、初戦は1回に長崎日大の好投手・古賀のカーブを狙い打ちして一気に5点を奪取。ここと決めた時に狙い球を外さずに一気に畳みかける攻撃は、昨夏の甲子園でも見られたように、破壊力抜群だ。ただ、その攻撃の軸であった2番菰田が出場は難しくなってしまった。打順の組み換えを求められるとともに、2回以降は散発5安打に抑え込まれた点もやや気になるところだ。菰田という大砲のいない状況では、より一層打線のつながりが必要となるだけに、左腕王国の大垣日大投手陣からどのボールを狙っていくのか、意識を徹底したい。
一方、山梨学院の投手陣は、おそらく大会前に吉田監督が予想していた陣容と大きく異なってしまったのは否めない。昨夏の甲子園のマウンドを守った菰田・檜垣はおらず、左腕・渡部、右スリークオーターの竹下、変則左腕・木田の3人の継投でしのがなくてはならない。2番手の竹下はタイミングを合わされていたこともあり、もしかしたら起用はしづらいかもしれない。そうなると、左腕二人でのリレーになるが、初戦の投球を見ると、3番手で登板した木田の先発も面白いかもしれない。長崎日大の各打者がタイミングがあっておらず、彼の投球次第では山梨学院の優位を取り戻せる可能性はある。
対する大垣日大打線は、近江の好投手・上田に対して苦しんだが、最後は代打・高橋の一振りで試合を決める結果となった。10回を戦って7安打となかなかヒットは出なかったが、各打者のミート力は高く、特に、竹島、竹岡の中軸二人は打撃センス◎の印象だ。また、大垣日大らしく機動力を絡めた攻撃も次戦では見せたいところだろう。左腕投手相手だけに左打者の出来がカギを握りそうだが、センターから逆方向、主にショートの頭上当たりを狙った打撃で攻略したい。相手の継投を後手に回すような展開に持ち込めればおのずと勝機は広がってくる。
両チームの攻撃力は、菰田が抜けたことでほぼ互角となったか。こうなると、投手陣の出来がカギを握るが、わずかに大垣日大が
主なOB
大垣日大…曽我部直樹(阪神)、阿知羅拓馬(中日)、沼田拓巳(ヤクルト)、滝野要(中日)、橋本侑樹(中日)
山梨学院…中込陽翔(楽天)、宮崎一樹(日本ハム)、垣越建伸(中日)、内村賢介(楽天)、松本哲也(巨人)
岐阜 山梨
春 0勝 0勝
夏 1勝 0勝
計 1勝 0勝
対戦は2009年夏の1度のみ。
初戦となった2回戦で県岐阜商と山梨学院大付が対戦。県岐阜商は名将・藤田監督のもと、名門復活をかけて臨んでいた。その初回、鮮やかな先制攻撃を見せる。1番松田が四球で出塁すると、巧打の2番藤田がヒットでつなぐ。そこから、重盗あり、2ランスクイズあり、エース山田の2ランありと硬軟織り交ぜた攻撃を展開。野球における攻撃のバリエーションをすべて見せつけるかのような猛攻で7点を奪い、あっという間に試合を決めてしまった。エース山田も140キロ台の速球を武器に7回を2失点の力投。14-6と大差で3回戦へコマを進めた。
なお、この時の山梨学院大付の監督は須田さん。社会人野球の名門・東芝で腕を鳴らした左腕であり、本格派の右サイドの銭場との左右2枚看板は、他チームの脅威であった。その後、数年を経て清峰で優勝経験のある吉田監督が就任。さらなる強化を加え、現在の黄金時代に至っている。


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