激戦ブロック

1999年夏は松坂世代から一年経過し、どうしても一つ上の怪物たちと比べられる雰囲気があった。しかし、そんな雰囲気の中でどうしてどうしてこの年は好投手が目白押しで、前年に負けない魅力的な年であった。複数投手制が声高に叫ばれていた中、上位校がほ...

2003年選抜は本命不在の大会と言われ、優勝候補に挙がるチームが2桁を超えた大会であった。組み合わせの結果、そのうちの8チームがA,Bブロックに集中する結果になり、特にBブロックは優勝候補が固まった激戦区となった。 優勝候補に挙がって...

報徳学園が前年秋の公式戦を無敗で通過し、V候補の大本命と目されていた2002年の選抜大会。しかし、そんな報徳学園が初戦で昨夏優勝の日大三との対戦を引くなど、強豪ぞろいの死のブロックへと叩き込まれ、優勝戦線は混とんを極めた。 ...

エース島袋（ソフトバンク）を軸に興南が、春夏連覇を成し遂げた2010年の高校野球。しかし、そんな興南も2009年の甲子園では春夏ともに惜敗を喫していた。2010年の選抜で、まずは1勝を期して臨んだ興南を待ち構えていたのは、実力校がひしめき合...

智辯和歌山が強打で日本一を勝ち取った2000年夏の甲子園。香月（近鉄）を擁した柳川との死闘や決勝の東海大浦安戦のシーソーゲームなど数多くの好ゲームが展開されたが、この大会は抽選会の段階でかなり波乱含みの展開であった。V候補筆頭の智辯和歌山の...

大会開催直前の3月11日に未曽有の大災害が東北を襲った2011年。頑張ろう日本の合言葉を掲げて始まった選抜大会は、神宮大会優勝の日大三を中心に回ると予想された。そんな中で打倒日大三の有力校がこぞって集結したのが、最終組のDブロック。初戦から...

常葉菊川と横浜の2強といわれた2008年の選抜だったが、ダントツで厳しいブロックだったのがこのBブロックだろう。地区大会優勝校が5校入り、そのほかにも千葉経済大付、北大津、今治西と実力校がひしめいていた。まさに激戦区であった。 ...

今回紹介するのは2004年春の選抜大会のＣブロックである。済美高校が初出場初優勝した大会であるが、今まで見てきた中で最高の死のブロックなのではないかと思うブロックである。まず、このブロックに入った出場校を紹介する。   広陵（中...

東北・ダルビッシュや横浜・涌井などスター選手が登場し、またPL学園・明徳義塾・中京大中京など全国制覇経験校も数多く顔をそろえた2004年の選手権大会。その中で強豪が集ったブロックが横浜の勝ち抜いたブロックだろう。強豪校が集った結果、このブロ...