曲自体は2000年にセンチメンタルパスがリリースしていたが、済美高校がこの曲を使用して躍進を遂げたことによって一気に代名詞の応援歌となった。校歌の「やればできるば魔法の合言葉」もそうだが、絶望的な状況でも済美なら何かやってくれるのではないかと思わせる明るい曲調であり、沈んだ空気を一掃する力があった。
2004年の選抜では2回戦から4試合連続で1点差ゲームを制して、初出場初優勝を達成。磨いてきた打力を武器に力技で難局を乗り切るゲームスタイルは、上甲監督が作り上げた「攻撃的野球」の真骨頂であった。その後も安楽投手(楽天)を擁して準優勝を飾るなど、出るたびに上位へ勝ち進む済美。上甲監督亡き後の2018年夏にも星稜戦で史上初の逆転サヨナラ満塁弾で勝利を挙げるなど、今も「ミラクル済美」の姿は色あせていない。
コメント