【好投手列伝】岡山県篇記憶に残る平成の名投手 2/3

平成の名投手

【好投手列伝】岡山県篇記憶に残る平成の名投手 1/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

【好投手列伝】岡山県篇記憶に残る平成の名投手 3/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

早藤祐介(岡山理大付)

岡山県勢初の決勝進出を果たした理大付のエース。初戦で学法石川をサヨナラで下して波に乗ると、3回戦では選抜準優勝の水戸商打線を3安打完封。準々決勝以降は足首の故障にも耐えながら、滝川第二・智辯和歌山と地元近畿の強豪を連破し、ファイナルの舞台まで勝ち上がった。巨漢捕手・森田の強気のリードに応え、満身創痍の状態で踏ん張った粘りのエースだった。

’99夏甲子園 岡山理大付vs滝川二 – YouTube

宮本賢(関西→日本ハム)

第74回大会の開会式で選手宣誓をす…:センバツPhotoスタジアム ...

2001年、2002年と2年連続で選抜出場を果たした関西のエース。左投手特有のクロスファイヤーとスライダーを武器に初戦から強打の智辯和歌山、機動力の九州学院、3季連続出場中の尽誠学園と強豪ばかりを相手に3試合連続の完投した。名だたる強打者たちも宮本の老獪かつ繊細な投球の前になすすべがなかった。

また、主将として選手宣誓もつとめ、打撃でも中軸を担うなど、まさにチームの中心として仕事を果たした。最後は、鳴門工のスクイズ攻勢の前に力尽きたが、大会の主役の一人だったことは間違いない。

2002年選抜 智弁和歌山対関西 – YouTube

陶山大介(倉敷工)

今治西3-4倉敷工/倉敷工が競り勝つ | スポーツニュース | 四国新聞社

2003年の夏の甲子園でダークホース的な存在として輝いた倉敷工のエース。キレのあるスライダーを武器とした中国地区屈指の好投手だったが、初戦の駒大苫小牧戦はそのスライダーが甘く入って4回8失点を喫する。しかし、降雨ノーゲームの幸運で再試合は別人のような投球を披露。結果、5-2と勝利を収め、一気に波に乗った。2回戦は春季四国大会を制した今治西の強力打線を3失点完投で下し、2勝目。3回戦で光星学院・桑鶴との投げ合いに敗れたが、記憶に残る好投手だった。

倉敷工 2003夏 – YouTube

出原雅浩(岡山城東)

作新学院0-3岡山城東(23日)/出原が無四球完封 | 喜ぶ岡山城東 ...

2004年の選抜に出場した岡山城東のエース。抜群の制球力を武器に岡山大会、中国大会を勝ち上がり、中国大会では上本(阪神)らを擁する広陵に3-4とサヨナラ負けしたものの、注目の好投手として乗り込んだ。初戦の相手は栃木の名門・作新学院。序盤3回はパーフェクトピッチングを見せると、4回以降は毎回1安打を打たれるも、決定打を許さずに6安打で完封勝利を収めた。内外、高低を丁寧に投げ分ける投球が光った。

2004年 岡山城東×作新学院 – YouTube

ダース・ローマシュ・匡(関西→日本ハム)

岡山のダルビッシュとして注目された長身右腕。4季連続で出場し、その全てが劇的な負け方だったことが注目されがちだが、実力は高校生の中でもトップレベルだった。長身から繰り出すストレートには威力があり、大型投手にありがちな制球に不安もなかった。3年選抜では肩を痛めた状態の中で早稲田実戦にリリーフで登板。中盤に得点を奪われるも、終盤以降は無失点投球で斎藤佑樹(日本ハム)と互角に投げ合った。

慶應戦の雨中のサヨナラ負け、京都外大西戦の6点差逆転負け、早稲田実との引き分け再試合での9回逆転負け、文星芸大付戦の9回3点差の逆転サヨナラ負けと2005~2006年の2年間は厳しい負け方が続いたが、この舞台まで勝ち上がり続けたこともまた関西高校とダースの力を証明している。

【4季連続逆転負け】甲子園に潜む魔物の怖さを知る男ダース・ローマシュ匡・関西高校 – YouTube

中村将貴(関西)

ダースとの2本柱で2年生時から甲子園のマウンドを経験していた技巧派右腕。変化球で安定してカウントを取ることができ、強力打線相手でも自分の投球を見失わない冷静さが光る好投手だった。最終学年はエースとして選抜に出場。初戦は神宮優勝の高知が相手だったが、中村が序盤の2失点のみで踏ん張って、逆転勝ちを収めた。この大会でベスト8まで進出。一昨年、昨年の「悲運の関西」のイメージを払拭した。

第79回選抜高校野球大会 1回戦 関西 対 高知 1/5 – YouTube

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