【好投手列伝】福岡県篇記憶に残る平成の名投手 3/3

平成の名投手

【好投手列伝】福岡県篇記憶に残る平成の名投手 1/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

【好投手列伝】福岡県篇記憶に残る平成の名投手 2/3 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

梅野無我(福岡工大城東)

専大北上0-4福岡工大城東/梅野が5安打完封 | スポーツニュース ...

強豪ひしめく福岡大会で1試合2点以上を失うことなく代表の座をつかんだ右サイドハンド。安定したコントロールによる内外角のコーナーワークとが光り、甲子園で初戦で専大北上打線を5安打完封。上々のスタートを切った。迎えた3回戦はV候補・帝京との対戦。2回に集中打で4点を失ったが、それ以降は無失点で踏ん張り、8回には自らタイムリーを放って同点に追いついた。延長の末に惜敗したが、強豪を苦しめた投球は見事だった。

帝京vs福岡工大城東 2006年夏 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2006【熱闘】SB中村晃 帝京VS福岡工大城東 – YouTube

納富秀平(九州国際大付)

八幡大付から校名変更して初の甲子園に導いた左腕エース。小林、国枝、榎本(楽天)らを擁した社会人野球張りの強力打線に目が活きがちだったが、好投手・納富の存在がチームの強さの証であった。2009年夏は開幕戦で常総学院の足技に苦しむも、中盤以降は立ち直って4失点完投。緊張の取れた2回戦の樟南戦は好リリーフで無失点に抑えた。

3回戦で帝京との強豪対決に敗れたが、この試合も7回まで強力打線を1失点に抑える好投を披露。V候補のエースとして最後までマウンドに立ち続けた。

帝京vs九州国際大付 2009年夏 – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

帝京 九州国際大付 – YouTube

小野剛貴(自由ヶ丘)

柳川を率いて甲子園を幾度も経験した名将・末次監督に率いられ、2010年の選抜で初出場を果たした自由ヶ丘。初戦の相手はエース一二三(阪神)を擁する東海大相模だった。優勝候補の筆頭に挙げられた関東王者に対して、エース左腕・小野が好投を見せた。

しなやかなフォームから繰り出す切れのあるストレートを武器に、再三ピンチを招きながらも踏ん張り続けた。8回に外野の満塁からの走者一掃打で3点を勝ち越すと、最終回の相模の反撃を1点に失うも9安打2失点で完投勝ち。2010年選抜での最大のジャイアントキリングが完結した。

自由ヶ丘 2010春 – YouTube

森達也(西日本短大付)

西日本短大付属を2004年夏以来6年ぶりの出場に導いた2年生左腕。その武器は本人曰く、「遅いストレート」。スピード全盛の時代にあって、遅くともキレのあるボールとコントロール、そして緩急で抑えるというこだわりを持ち、日川戦、新潟明訓戦と2試合を投げて失った点数はわずか3。速さを求めがちな野球界に対して、一石を投じるかのような好投手であった。

西日本短大付 森投手 – YouTube

三好匠(九州国際大付→楽天)

関西vs九州国際大付 2011年夏 – 世界一の甲子園ブログ

2011年の選抜で5試合すべてに登板し、準優勝を飾ったエース。好捕手・高城(DeNA)との黄金バッテリーが息の合った投球で、若生監督を2003年夏以来の決勝の舞台まで連れて行った。

特にV候補筆頭だった日大三との試合は三好が投打に大活躍。初回に好投手・吉永から先制2ランを放つと、投げては球持ちのいいフォームから繰り出す切れのあるストレートで日大三打線を詰まらせ、わずか2失点で完投勝利を収めた。腕が長いうえにボールを前で放すため、スピード以上に打ちにくいボールであった。

波乱!番狂わせ!日大三×九州国際大付 2011年 春のセンバツ 高校野球 – YouTube

三浦銀二(福岡大大濠)

2017年の選抜大会に登場した投手の中で圧倒的に総合力No.1だったのは福岡大大濠の三浦銀二であった。ストレートのスピード、球威、変化球の多彩さに投げ分けられる制球力、好捕手・古賀との卓越した配球、延長再試合を投げぬいたスタミナにフィールディングも含め、投手の能力を五角形の図にしたらすべてが満点になるような投手であった。選抜では滋賀学園と再試合になったため、準々決勝で登板回避の末に敗れたが、優勝投手になる力は十二分に持っていた。

その三浦銀二の長所をあえて一つ上げるとすれば、コントロールへの絶対的な自信だろう。2ボールから平気でボール球になる変化球を誘い玉で投じることができるのは、3ボールから相手に狙われても打てないコースでストライクが取れるという自信に他ならない。捕手・古賀も分かったうえでそのサインを出しており、なにか同じ高校生同士の土俵にはじめから乗っていないかのような印象を抱かせるバッテリーであった。

2017年選抜1回戦 福岡大大濠vs創志学園(3日目第1試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

2017春の甲子園 福岡大大濠・三浦銀二投手 196球の熱投!対滋賀学園 – YouTube

安田大将(東海大福岡)

右サイドハンドから抜群のコントロールとコーナーワークで選抜8強を勝ち取ったエース。神戸国際大付、早稲田実と強力打線を誇る2チームを封じ込めたことも価値が高い。特に神戸国際大付戦は安田の真骨頂の打たせて取る投球が光り、内外・高低・緩急を使って強打線にポップフライを打たせ続けた。2回戦の早稲田実戦も8失点は喫したものの、清宮(日本ハム)率いる優勝候補を退け、見事な番狂わせを演じた。

2017年選抜2回戦 東海大福岡vs早稲田実(8日目第2試合) – 世界一の甲子園ブログ (kosien.jp)

東海大福岡(福岡) vs. 神戸国際大付(兵庫)ダイジェスト – YouTube

コメント

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