比叡山 河合拓巳

大会3日目第3試合
2015年夏1回戦
大阪偕星学園
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
| 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 |
| 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
比叡山
大阪偕星学園 光田
比叡山 山崎→大原→西村→中島
試合前予想
昭和時代、滋賀の高校野球を語るうえで欠かすことのできない名門だった比叡山。しかし、1999年にエース村西(横浜)で春夏連続出場を果たして以来、甲子園の舞台からは遠ざかっていた(そう、春は沖縄尚学、夏は桐生第一といずれも初戦で優勝校に敗れた、あの年である)。
近江、滋賀学園、北大津などに押され気味だったが、2015年は技巧派右腕・山崎を中心とした分厚い投手陣と切れ目のない打線で快進撃。決勝では好投手・小川を擁して3季連続の甲子園を狙う近江を5-0と圧倒し、久々に聖地へ姿を現した。
迎えた甲子園初戦の相手は出場ながら地力の高い大阪偕星学園。大阪大会準々決勝では、前年夏の覇者の大阪桐蔭を下し、激戦区の大阪を力強く勝ち上がってきた。好左腕・光田、上位から下位まで好打者の並ぶ強力打線が支え、投打にパワフルなチームが比叡山の前に立ちはだかった。
展開
試合は序盤から激しい攻防に。1回表、大阪偕星学園が5番岸の2点タイムリーで先制すれば、比叡山も、2回裏にエース山崎のタイムリー、3回には上位打線の連打で同点に追いつく。ともに活発な打線が相手エースを激しく攻め立て、譲らない展開となる。
大阪偕成学園は6回表に、9番的場のタイムリーで1点を勝ち越すが、比叡山の右腕・山崎は丁寧な投球で7回を3失点と大阪偕成学園打線をよく抑え込んだ。なんとか反撃したい打線は、1回から毎回安打を放って光田に追いすがるが、激戦区・大阪を勝ち抜いたタフネス左腕は、土壇場でコーナーにスライダーを決め、反撃をかわしていく。3-2と大阪偕星学園が1点のリードを保ち、9回裏へと投入していった。
そして、代打へ
土壇場まで追い込まれた比叡山。しかし、1アウトから7番山本が初球攻撃でセンターへヒットを放ち、望みをつなぐ。これで9回まで毎回安打と打線は活発だ。ここで比叡山ベンチは代打攻勢に。代打・古橋が見事に犠打を決め、2アウト覚悟でランナーをスコアリングポジションに進める。続く打席には、これまでチームを支えてきた主将・河合。光田のインサイドのボールを迷わず引っ張ると、打球は三遊間を抜けてレフトへと運ぶ同点タイムリー!勝負所で見せた主将の一打がチームを救う形となった。
その後、10回表に大阪偕成学園が2アウトから6連打を放ち、比叡山は力尽きる形となった。しかし、力で上回る相手に対し、見事な粘り腰を見せた名門の戦いぶりは、観衆の心をつかんで離さず、大きな感動を呼んだ。


コメント