2025年夏 ブロック別予想 Hブロック

2025年

勝ち抜き予想…明豊

常連校、伝統校、優勝経験校、お久しぶりなどなど、多士済々の顔ぶれが揃った1回戦最終ブロック。明豊のチーム力を推したが、正直最も予想が難しいブロックである。

青藍泰斗vs佐賀北

優勝経験のある佐賀北と葛生時代の1990年以来の出場となる青藍泰斗の対戦。佐賀北の右腕・稲富は殆どのイニングを一人で投げぬいた絶対的エース。多彩な変化球で打たせて取るのが武器であり、相手にリズムを与えない堅い守りも光った。対する青藍泰斗打線は、攻撃型の2番佐川、チーム首位打者の6番伊藤と、相手にとっては嫌な打順に好調な打者が座る。下位まで切れ目がないため、相手投手からすると、なかなか息つくところがないのが特徴だ。

一方、青藍泰斗の投手陣も、エース永井を筆頭に安定感がある。決勝では常連校の作新学院に無死満塁と攻め込まれながらも、どっしりとした守りで同点を許さなかった。昨年からのメンバーが多い分、落ち着きがある。対する佐賀北打線は、佐賀大会で好調を維持。6番片淵、8番稲富、9番松尾がいずれも打率4割越えと下位打線が当たっているのが特徴だ。上位陣に当たりが戻れば、怖い打線となる。両者とも投手力が高いため、点が入っても3~4点の勝負か。そこを超えることがあると、青藍泰斗が有利なように思う。

市立船橋vs明豊

ともに平成の甲子園を何度も沸かせてきた名門校同士の好カードだ。明豊の投手陣は、昨年に春夏の甲子園を経験した左腕・寺本が軸。緩急自在の投球を見せ、同じく左腕の大堀と2枚看板を形成する。大堀は要所で三振を取ることができ、寺本とはタイプの異なる本格派だ。対する市立船橋打線は、3番捕手の花嶋が軸になり、下位まで4割打者が並んで切れ目がない。千葉大会決勝の八千代松陰戦のタイブレークで4点差をひっくり返したように粘りがあり、この打線相手にセーフティリードはないと言えそうだ。

一方、市立船橋の投手陣は、諸岡・島田の両右腕が軸。左腕・清水健は要所で三振を取れるのが魅力で有り、継投で流れを変えるキーマンになれるか。対する明豊打線は、今年も破壊力抜群。岡田・加納の中軸をには一発の魅力があり、下位にも好調な打者が並ぶ。5試合で24四死球を選んだように選球眼も良く、相手が隙を見せると、一気に畳みかける。投手力の差でやや明豊有利にも見えるが、実力伯仲の好勝負になりそう。明豊としては、3年前に専大松戸に敗れており、千葉勢へのリベンジマッチでもある。

県岐阜商vs日大山形

岐阜県・山形県を代表するチーム同士、伝統校同士のしぶい一騎打ちとなりそうだ。

日大山形の投手陣は、小林・本田の両右腕が軸となる。二人とも打たせて取る投球が持ち味で、実戦派の好投手だ。目立つボールはないが、丁寧にコースを突いていき、確実にアウトを取る。対する県岐阜商打線は、打線は岐阜大会6試合で8ホームランとパンチ力のある打者が居並ぶ。スタメンの計6人が一発を放っており、どこからでも長打で崩せる。センターから逆方向を意識を強く持っているのも特徴だ。決勝では帝京大可児の好投手も序盤で攻略しており、全国区の好投手攻略にも自信を持つ。

県岐阜商の投手陣は、岐阜大会で6試合を投げて8失点。2年生エースの柴田は、制球が安定しており、ほとんど相手につけ入るスキを与えず。28イニングを投げて失点1の安定感は特筆ものだ。対する日大山形打線は、昨年鶴岡東の好左腕・桜井の前に打線が封じ込まれて敗退したが、今年は打力を磨きなおしてきた。特に下位打線が当たっているのが大きく、6番岩下・7番阿部・8番林の3人が大事な場面で仕事を果たす。リードを奪われても慌てない粘り強さも強みだ。

総合力では県岐阜商が上回るが、伝統校同士の戦いだけに一つのミスが大きく左右しそうだ。

北海vs東海大熊本星翔

2023年の夏の甲子園でともに浜松開誠館と対戦した両校。あの時と同じ、再び1回戦最終ブロックに入った。北海の投手陣は、変則左腕・浅水を中心に多彩な陣容を誇る投手陣を擁する。浅水は決勝を3安打で完封。25イニングで与えた四死球は3と抜群のコントロールで、試合を作る。右腕・小野も安定しており、失点が計算できる陣容だ。対する東海大熊本星翔の打線は、野仲監督も自信を持つほど強力だ。特に1番福島から始まって、平仲・大賀の中軸につながる上位打線は迫力十分。初回から北海投手陣に圧力をかけたいところだ。

一方、東海大熊本星翔の投手陣は、技巧派右腕・水野が軸。打たせて取る投球が持ち味で、自分から崩れることがない。熊本大会では30イニングを投げてわずか3失点と抜群の安定感を誇った。対する北海の打線は、打率5割をマークした3番桜井が中心。広角に打ち分けるシュアな打撃が光り、チャンスメークも決定打を放つ役割もできる。犠打主体の攻撃でここという場面で一本を出す勝負強さがあり、1点1点相手に圧力をかけるように得点を上げていく。

投打の実力は伯仲しているが、試合巧者ぶりから少し北海が有利か。1回戦ブロック最後の勝者を掴むのはどちらか。

 

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